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2006年07月01日

少子化 高齢化 ともに世界一

日本の老年人口(65歳以上)の割合が21.0%で世界最高になる一方、年少人口(15歳未満)は13.6%で最低となったことが、総務省が公表した2005年国勢調査の抽出速報集計結果で明らかになりました。

高齢化と少子化のダブル受賞ですか、なんともはや...

今回の速報は、昨年の国勢調査から、全体の1%にあたる約50万世帯を抽出して集計したものです。

速報によると、総人口1億2776万人のうち、高齢者人口は2682万人で、高齢化率は前回2000年調査比で3.7ポイント増加した一方、年少人口は1740万人で同1.0ポイント減の13.6%に低下し、過去最低を更新しました。

高齢化の大きいランキング(都道府県別)

  1. 秋田 28.1%
  2. 島根 28.0%
  3. 高知 27.1%

高齢化の小さいランキング(都道府県別)

  1. 埼玉 16.9%
  2. 神奈川 17.3%
  3. 沖縄 17.4%

<沖縄がの高齢化率が低いのが意外>

世界192ヶ国・地域を対象にした国連の人口推計と比較すると、日本の老年人口の割合はイタリア(20.0%)を上回り世界一になりました。(前回調査では、イタリアとスウェーデンを下回っていた)

前回はイタリアとスペインをわずかに上回っていた年少人口も、初めて最低となりました。(今回、2番目に低かったのは、13.8%のブルガリア)

少子高齢化が進んだ結果、一人暮らしの高齢者が急増し、前回より100万人以上増えて405万人となりました。特に女性は、5人に1人が一人暮らしとなっています。

一方、少子化に影響する若年層の未婚率は上昇が続き、女性の25~29歳と30~34歳の未婚率は約6ポイントずつ増え、それぞれ59.9%、32.6%と最高を更新しました。

団塊最後の世代(昭和24年生まれ)が65歳に達する2014年には「国民4人に1人が老人」という超老人大国の誕生が確実となりました。

こうなると、従来の「老人=隠居」という構図では日本経済が逼迫します。

老人年齢の再定義も必要でしょう。定年制の見直しも必要でしょう。ああ、ためいき...

q.f. Sankei WebYOMIURI ON-LINE

投稿者 messiah : 2006年07月01日 07:30

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