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2006年07月24日

バブル崩壊後5年 ネット株価低迷

TOPIX1999年から2000年にかけてアメリカを中心に「ネットバブル」という現象が起きたのを憶えておられますか?

インターネットが普及して、ネコもシャクシもインターネットビジネスを始めた。しかし、実力のない名ばかりの企業も多く紛れ込んでいて、2001年になると淘汰が始まります。

実力のある企業が厳しい環境の中でも何とか生き残り、見掛け倒しの企業は次々に崩壊していきます。これが「ネットバブルの崩壊」です。

その後、生き残った企業の中で実力のある者は、バブル崩壊の氷河期を乗り越えて発展していきます。

これらの企業に共通する特徴を分析したアメリカの出版社チームが、次世代インターネットビジネスのモデルとして「Web 2.0」という概念を提唱しました。

さて、日本でもアメリカにやや遅れる形でネットバブルが崩壊したのですが、その時代を生き抜いて、現在繁栄を極めているインターネット企業に最近イマイチ元気がありません。と言っても業績が悪いからではありません。

東京株式市場でインターネット関連企業の株価低迷が際立っています。

代表格のヤフーが、7/21に発表した平成18年度第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高・経常利益ともに過去最高だったのですが、株価は低迷。業績と株価が連動してきません。

市場全体も低迷しています。東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)の年初来高値から7/21までの下落率は15.1%ですが、ヤフー株はその市場平均を超える26.7%の下落率です。

ところが、それでもヤフーはまだ「まし」な方らしい。

TBSとの提携交渉が暗礁に乗り上げた楽天はほぼ半値の49.5%の値下がり。

巨額の資金を投じた携帯電話事業の将来性に疑問符をつけられているソフトバンクは60.8%の下げ。

ライブドア買収に名乗りを上げたUSENや、第3四半期(9~5月期)が減益決算となったインデックス・ホールディングスは7割以上も下落。

これは、第2次ネットバブル崩壊の前兆か?

株価の振れ幅の大きさは、売買の大半を個人投資家が占めているためと言われています。

大和総研のアナリストによると、「業績の推移よりも、株価が上がったら買う、下がったら売るという投資家が多く、極端に動きやすい」とのこと。

大きさ自慢の親蛙が、子蛙に牛と比較されて対抗心を燃やし、自分の体をどんどん膨らませていって、ついにお腹が破裂してしまう童話がありました。

期待と意地だけで規模を大きくしていくその先にどんな将来があるのか...

間違っても第2次ネットバブルだけは牽引しないでほしいですね。

q.f. iza

投稿者 messiah : 2006年07月24日 07:47

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