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2006年09月07日
ドイツには大学教授の比較サイトがある
ドイツには、大学生が担当教授を採点し、その評価内容を一般公開しているウェブサイトがあるそうです。
このサイトでは、国内24,600人の教授の指導法、公平さ、学生へのサポート、教材の良しあしなどが5段階で評価され、授業のコメントも掲載されています。
8月中旬には200万件のアクセスがあり、機能が一時パンクするほどの人気だそうです。
「授業内容が無味乾燥ではなく興味深い」
「誰にでも推薦できる」
といったふうに、高得点の教授には賛辞が並んでいます。
一方、低得点の教授の場合は悲惨です。
「あの教授の授業に出席するのは悲劇だ」
「肌の色(人種)で学生を差別する」
「給料を返還すべきだ」など...。
評価は、教授の実名とともに公開されているため、低評価を受けた教授たちは猛反発して、サイトの閉鎖を求めているようです。
しかし、どう考えても...そんなことすると益々、評価が下がりそうです。
しかし、行き過ぎた書き込みも見られるようで、政府系データ保護機関はサイト運営者に、ネット上で評価を公開する際に教授の許可を得るなどの条件を受け入れるよう要求しています。
しかし、低い評価をされた教授が許可するはずもなく、この要求もトンチンカンな話です。
ネットのように社会基盤となったインフラを良し悪しで評価するのは無意味です。「良し」もあれば「悪し」もあるのです。
情報操作等で偏った意見の集まりとなっていない限り、そこで(ネットで)評価されたものは多くの場合、最大公約数の評価だと謙虚に受け止め、低評価を受けた一部の教授は、もっと余裕と知恵をもって対応しないと学生の信を得ることはできないでしょう。(おっと、私も気をつけよう^_^;)
q.f. iza |
投稿者 messiah : 2006年09月07日 08:37
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