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2006年09月27日

黒船で騒ぐ日本人 次はSNSの巨人

MySpaceソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で日本最大手のmixi(ミクシィ)が、9/14東証マザーズに上場した初日は買い注文殺到で値がつかないほどの人気でした。

mixi上場は、マスコミ各社が大きく報道したため、SNSという存在を世間に広く知らしめた記念すべき出来事です。

mixiの会員数は570万人にのぼり、日本では他の追随を許さない一人勝ち状態になっています。

しかし、そんな日本のSNS業界を揺るがす「黒船」が...直ぐそこまで来ているといいます。

アップルのiTunesMusicStoreの日本進出の時も「黒船の来航」と称してメディアは大騒ぎしました。

今度の黒船というのはアメリカのSNS。その名はMySpace(マイスペース)です。

今年4月の会員数はmixiの10倍を超える6,000万人でしたが、9月現在で1億1000万人に急増して、桁違いの怪物となっています。(日本人口がすっぽりと会員になった勘定です)

現在、MySpaceのサイト訪問者数はYahoo!、Googleを抜いて米国一になっています。(おそらくそれは、世界一を意味する)

主に英語圏を中心に急成長してきたMySpaceですが、先日そのトップページが、突如日本語で表示されました。

そこには大きく「MySpace Japan BETA」と書かれていました。しかし、その画面は数時間後、元の英語版に戻りました。

日本語版のテストをしている最中に誤って開発中の画面を出してしまった可能性もあるし、わざと表示して注目を集めようとしている可能性もあります。

MySpaceの海外戦略担当であるトラヴィス・カッツ副社長は、次のように語っています。

「今後1年以内に日本版を正式に開始する。数は明かせないが既に英語版には相当数の日本のユーザーがおり、毎月15~20%の割合で増え続けている。mixiはよく知っているが、ユーザーを奪おうなどと(小さいこと)は考えていない。米国ではわれわれも後発だったが(当時最大手だった)フレンドスターを抜き去った経験が我々にはある」

つまり...日本市場でもトップの座を奪うと堂々宣言しています。

友人からの紹介がないと会員になれないmixiに対して、MySpaceは誰でも利用できるため、急速に利用者を伸ばす可能性を秘めています。

MySpaceでは、自分を「ミュージシャン」として登録すれば、自分のプロフィールコーナーに自作曲を公開することができます。

このためMySpaceには多くのインディーズ・ミュージシャンやアマチュアミュージシャンらが登録し、ファンと交流したり曲を発表したりする本拠地となっており、多くの若い音楽ファンが好きなミュージシャン本人やそのファンと交流を深めています。

これがMySpaceの最大の強みと言われています。(同様に、mixiも音楽ファンの交流の場として会員数を獲得してきた)

強敵現る!

ネット文化の全面的輸入国・日本から見れば、大陸から渡って来るものは全て「黒船」に見えるのは無理ないか...

q.f. NBonline

投稿者 messiah : 2006年09月27日 07:44

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