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2006年10月09日
またも笑い炸裂のイグ・ノーベル賞
「おろかなノーベル賞」の意味を持ち、人々を笑わせてくれるイグ・ノーベル賞の授賞者が発表されました。
第16回になる授賞式は、10/5米ハーバード大学サンダース・シアターで開催されました。今年の全授賞者は以下の通り。
区分 | 内容 | 授賞者 |
---|---|---|
生物学賞 | マラリアを媒介するガンビアハマダラカが、ベルギー産のチーズ「リンブルガー」と人間の足のにおいの両方に、まったく同じように惹き付けられることを示した。 | オランダ・ワーヘニンゲン農業大学のバート・クノールズ氏とルルド・デ・ジョン氏 |
化学賞 | 「温度影響を受けるチェダーチーズの超音波速度」についての研究。 | スペイン・バレンシア大学のアントニオ・ミュレ氏、ホセ・ハビエル・ベネディート氏、ホセ・ボン氏、スペイン・マジョルカ島バレアレス大学のカルメン・ロッセロ氏 |
物理学賞 | 乾燥スパゲティを曲げると、しばしば2つ以上の部分に折れてしまうのはなぜかを調べた。 | 仏ピエール・マリー・キュリー大学のバジル・オードリー氏とセバスティアン・ヌーキルシュ氏 |
医学賞 | 「直腸刺激による、しつこく続くしゃっくりの停止」の研究。急性すい炎を発症して経鼻チューブを挿入された60歳男性が、経鼻チューブがきっかけでしゃっくりが止まらなくなった。しつこいしゃっくりは、チューブを外したり薬物を投与しても止まらなかったが、直腸刺激によって止めることに成功。数時間後に再びしゃっくりが始まった際も、同様に止めることができたという。 | 米テネシー大学医学部のフランシス・M・フェスマイア氏と、イスラエル・ハイファにあるブナイシオン医療センターのマジェド・オデー氏、ハリー・バッサン氏、アリエ・オリベン氏 |
文学賞 | 「必要性に関係なく用いられる学問的専門用語がもたらす影響について--不必要に長い単語の使用における問題」の研究。同氏の研究報告書の題が、不必要に長い単語を用いている。 | プリンストン大学のダニエル・オッペンハイマー氏 |
数学賞 | 「グループ写真を撮る際、目を閉じた人が1人もいない写真を撮るためには、何枚撮影する必要があるか」を計算した。 | オーストラリア国立科学技術研究機構のニック・スベンソン氏とピアース・バーンズ氏 |
音響学賞 | 爪で黒板をひっかいた時に発生する音が嫌われる理由についての研究。 | 米ノースウェスタン大学のD・リン・ハルパーン氏とラドルフ・ブレイク氏、ジェイムズ・ヒレンブランド氏 |
平和賞 | 高周波雑音発生装置「モスキート」を発明。年寄りには聞こえず、若者だけに聞こえる高周波の雑音を利用した「若者よけ」の装置だったが、若者がこの機能を逆に利用。授業中の教室内でも教師に知られない携帯電話の着信メロディとして、欧米で大流行した。 | 英国ウェールズのハワード・ステープルトン氏 |
栄養学賞 | フンコロガシの食嗜好についての研究。フンコロガシが肉食動物よりも草食動物の糞を好み、草食動物の中でも、馬が一番で、続いて羊、ラクダの糞の順に好みがあることを突き止めた。 | クウェート大学のワスミア・アルフティ氏と、クウェート環境公衆局のファテン・アルムッサーラム氏 |
鳥類学賞 | 「頭を振り続けるキツツキはなぜ頭痛に見舞われないのか」の研究 | 米カリフォルニア大学デイビス校のアイバン・R・シュワブ氏とカリフォルニア大学ロサンゼルス校のフィリップ・R・A・メイ氏 |
アホすぎるものもありますが、研究者は大真面目なんでしょうね。
q.f. CNN.co.jp |
投稿者 messiah : 2006年10月09日 07:55
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