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2006年11月12日
黒船になれなかった? MySpaceの日本上陸
SNSの世界最大手MySpace(マイスペ-ス)が、海外市場への進出を目論んでいます。
これまで米、英、豪、アイルランドといった英語圏でのみのサービスでしたが、この9月に独・仏の市場でそれぞれテスト版の運用を開始。
ドイツ市場では月間約250万のユニークユーザーを集め、またフランス市場でも約110万のユニークユーザーを集めることに成功しました。
そして、余勢を駆って日本市場にも殴りこんできました。(ソフトバンクとの業務提携という形で)
しかし、ドイツなどでは「MySpaceのデザインはひどい」という意見も多くあり、評価はまちまち。
その証拠に、ドイツではStudivz.net、フランスではSkyblogsといった、日本でいうmixiのような地元SNSがあり、それぞれ一歩も引いていないからです。(例えば、フランス市場で先行するSkyblogsは、8月のユニークユーザー数が約590万と、今のところMySpaceの約5~6倍の規模)
あのGoogleでさえ、アジア市場では苦戦していることを思えば、異文化の壁のようなものを越えるのは難しいような気がしますね。
アップルのiTunesが日本に進出した時は、黒船の来襲と言われて、既存の旧態依然とした仕組みをぶっ壊す期待と危機感がありました。(そして現に、いろんな旧態依然が壊れていった)
しかし、今回は黒船のような騒ぎはかけらもなく、ニュース性にすら乏しい状況です。
まあ、国内のSNS各社も、あわてずに静観していて大丈夫のような気がします。それこそ、マイペースで。
q.f. CNET Japan |
投稿者 messiah : 2006年11月12日 13:25
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