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2006年11月29日

我慢することを経験していない親たち

サントリー次世代研究所(大阪市)が現代の子供と親の意識や動向を把握しようと、首都圏の小学4年生から中学3年生までの子供がいる615家庭を対象に、小遣いやお金の使い道、ファッションやおしゃれへの関心、メディアやコミュニケーションについて、親子それぞれにアンケートを行いました。

この中で現代の世相を反映した調査結果がありました。

高額なものが欲しいときには、「両親に頼んで買ってもらう」が54.1%で、次いで「小遣いをためたり、貯金を下ろす」が46.1%、「あきらめて買わない」が41.7%、「祖父母らに頼んで買ってもらう」が26.9%という順でした。

一方、それに対して母親の回答は、「必要であれば買う」が19%、「誕生日やクリスマスなどのプレゼントとして買う」が56.9%で、買い与える親が8割近く占めました。

「とりあわない」(0.7%)、「買わない理由を話しあきらめさせる」(4.9%)など、断固買わないという家庭は少数でした。

化粧については、小学女子の30.5%、中学女子の39.8%が「した、しようとしたことがある」と答えています。

髪染めもそれぞれ12.8%、16.3%という結果。

子供が化粧や髪染めをしようとしたとき、親の対処として目立ったのは、「学校が休みのときだけならいい」という回答。

化粧では34.8%、髪染めでは21.7%を占めていました。

「絶対だめとしかった」という親は、それぞれ2.2%、4.3%と少数派でした。

同研究所によると、実際に調査してみて、親子が“横並び”だということを実感したそうです。

「化粧や髪染めなども、『絶対だめ』と自信を持って言い切る親は少なく、携帯電話も『みんな持っている』といわれると、なんと答えていいのかわからない」

「現代の親たちは、子供の前にはだかる『壁』になることを避け、子供の話によく耳を傾ける、理解ある親を志向しているように思う」と分析しています。

なるほど。。。

人生で最も重要なことの1つである「我慢する」を子供に教えるのを忘れている、もしくは自分が経験していないので理解できない親たちが増殖していった結果、子供が我慢を知らないまま大きくなっていく構図が読み取れます。(子供に罪はないのに)

ちょっと...寒~い気がしますね。

q.f. iza

投稿者 messiah : 2006年11月29日 13:22

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