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2006年12月08日

「ヒルズ族」なる幻影が引越していくヒルズ

2003年4月に開業。初年度の来場者が約4,400万人に達して、一大観光名所になると同時に、勝ち組IT企業の拠点としても注目されてきた六本木ヒルズ(東京都港区)に波乱が起きています。

ライブドア・村上ファンド事件以後、“引っ越し騒動”で揺れているのです。

今年1月に38階のライブドアが、6月には20階の村上ファンドが、相次いで証券取引法違反事件で東京地検の家宅捜索を受け、ブランドイメージに傷がつきました。

ネット業界では、「本業を軽視する企業の拠点というイメージが強い。会議にも使いたくない」(ネットベンチャー社長)との声まで出ているそうです。

そんな状況を受けてか、どうかはわかりませんが。。。

楽天は、来年7月に「品川シーサイドフォレスト」(品川区)に新たな事業拠点を設け、移転作業を始めることを明らかにしました。

また、ヤフーも来春に同じ港区に開業する「東京ミッドタウン」に本社機能を移転することを決めています。

楽天は「事業拡大にともなう増床」、ヤフーは「人員増に対応するための措置」と説明しています。

ただ、ヒルズから徒歩で10分程度の「東京ミッドタウン」には、ネット動画配信のUSENも本社を移転させる計画を進めており、ヒルズに代わる新たなIT拠点に躍り出る勢いです。

ブランドイメージはネット企業の生命線とも言えます。

「ヒルズ族」なるものが幻影と化した後に残るのは何か?

少し前なら、「将来は自分もヒルズに入れるような企業を立ち上げるぞ!」と意気込んでいたベンチャーも多かったはず。今は、その目標もシフトしなければならない。

あまりにも移り変わりのサイクルが短いこの時代に何を目標にすればいいのか?

悩みますね...

q.f. iza

投稿者 messiah : 2006年12月08日 08:43

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