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2006年12月26日
犯罪捜査は“テレビのチカラ”から“ネットのチカラ”へ
筆者は以前に「奇跡の扉 TVのチカラ」というテレビ朝日の生放送番組をときどき見ていました。
この番組は、日本全国で発生した事件の被害者の家族や、失踪等で行方不明となっている人物の家族が、探して欲しい人を生放送でテレビの力を借りて呼びかけ捜索していく番組です。
事件解決や行方不明者発見の情報の鍵を握っているのはテレビを見ている視聴者の目撃情報であるというのがポイントです。
オンライン百科事典・ウィキペディアによると、番組ではこれまで(2005年3月6日現在)119件の事件・事故やその他の依頼を取り上げ、そのうちのおよそ3分の1にあたる43件を解決に導いたそうです。
そりゃあ、すごいわ。
と思っていたら今度はいつのまにか「ネットの力」が登場しました。
今年11月、カナダ・オンタリオ州ハミルトンの警察当局は、駐車場で男性を刺殺した男の映像をYouTube(ユーチューブ)に投稿しました。
映像には事件直前に駐車場の監視カメラに映った犯人の姿が鮮明にとらえられていました。
この映像にメディアが注目。閲覧回数が30,000回を超え、容疑者の男は逃走をあきらめ出頭してきたそうです。
YouTubeの閲覧数は1日あたり1億回に達しています。
毎日、1億人の目にさらされて、犯罪者も耐えられなかったようです。
大きなコストをかけて番組を制作しなければならないテレビと違って、こっちの方は映像を投稿するだけという手軽さ。
それでいて成果は即効的。とくれば言うことなし。
ネットのチカラ...計り知れません。
投稿者 messiah : 2006年12月26日 08:27
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