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2007年01月20日

世界終末時計の針が2分進む

オンライン百科事典「ウィキペディア」によると、核戦争による地球(人類)の滅亡を「世の終わり」(終末)になぞらえて、その終末(午前零時に設定)までの残り時間を象徴的に示す時計“世界終末時計”(Doomsday Clock)というのがあるそうです。

この時計、原爆投下から2年後の1947年にアメリカの科学誌「原子力科学者会報」の表紙に初めて掲載されたもので実物はシカゴ大学にあり、同誌によって管理されています(何分前を指しているかが新年号の表紙に掲載される)。

1950年代のころの冷戦時と異なり、必ずしも核からの脅威のみで時計の針の動きが決められているわけではなく、世界の様々な紛争状況が考慮されて針が決定されるとのことです。

さて、その世界終末時計を管理する科学者が1/17、時計の針を2分進め、深夜、つまり人類の終わりまであと5分に近づけたそうです。

あと5分を切るところまで進められたのは、過去に4回しかなく、アメリカとソ連が水爆実験に成功した1953年(あと2分)、ソ連が核実験に成功した1949年(あと3分)、軍拡競争が始まった1981年(あと4分)、米ソ間の軍拡競争が激化した1984年(あと 3分)だけです。

では今回、何がここまで時計を進めさせたのかということですが、核の脅威の再燃、気候変動(地球温暖化)、そして一方では人間に大きな利益をもたらすかもしれないが、破滅的結果をもたらすかもしれない新興技術の脅威をあげています。

願わくば、こんな時計はなくなって欲しい。少なくとも針が未来永劫に停止したままでいてほしいものです。

q.f. 農業情報研究所

投稿者 messiah : 2007年01月20日 13:55

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