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2007年01月18日

SNSはターニングポイントを通過中

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のmixi(ミクシィ)で、昨年末からコミュニティの名前や内容が突然、以前とはまったく関係ないものに変わり混乱が起こっているそうです。

悪意あるユーザーがいて、はじめにコミュニティの掲示板に罵詈雑言や管理人の悪口などを書き込んで荒らします。

管理人が管理に疲れると、荒らしたユーザーの仲間と見られる別の悪意あるユーザーが「管理人を交代してあげる」などと持ちかけて管理人権限を取得。コミュニティ名や内容を、従来とはまったく関係ないものに変えてしまったり、掲示板を削除してしまったり、コミュニティそのものを削除してしまうようなのです。

乗っ取られたコミュニティの参加者は、掲示板で「前の姿に戻してほしい」と訴えたり、新しい管理人を責めるなどして抵抗しているほか、コミュニティを退会したり、別のコミュニティを作ってそこに避難したりしています。

mixiはこうした事態について「管理人が、悪意を持ってタイトルを変えたり、コミュニティを全く別のものに作り替えてしまう事実があることを確認していて、ユーザー同士で解決できない場合は、管理人がコミュニティの設立意図を継承してもらえるユーザーに管理権を渡すことができるように現在検討中」とコメントしています。

SNSはわずか2年で急速にユーザー数を拡大しました。

しかし、大きくなった集団には現実世界の法律のようなものが必要になってきています。

それにしても次から次へと。。。悪いヤツは後を絶ちません。

運営側も新しいサービスを提供するのと変わらないくらいの時間と労力を、一部の悪意あるユーザー対策のために費やしているのではないでしょうか。

縛りや制約がないと人は集まりやすい。されど、多く集まった後には、その中に含まれる規律を乱す者のために、本来不要な(不便な)ルールを作って規制しなければならない。

そうなると、集団内での自由度も下がり魅力も薄くなってきて、かつてのように人も集まりにくくなる。

今、SNSは、他の産業がたどった道を猛烈なスピードでトレースしているような気がします。

成長過程を経て早くも成熟期に入ったようにも見えます。

後から振り返ると、2007年がそのターニングポイントになっているかも知れません。

q.f. iza

投稿者 messiah : 2007年01月18日 07:10

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