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2007年01月12日

エチゼンクラゲが「海の恵み」に変身?

日本海沿岸で漁業を営む人にとっては悪魔の代名詞になったのが、昨年大量発生して、あちこちの漁場(りょうば)に被害をもたらしたエチゼンクラゲ。

越前地方(福井県)の人には迷惑なクラゲです。ヤツのおかげで越前はイメージダウンしかねない。(なんでも、エチゼンクラゲの"エチゼン"を別の名称にしてほしいと嘆願したとか)

しかし、そのエチゼンクラゲにも取り得があるそうです。

エチゼンクラゲは傘の直径が約1メートルにもなる巨大クラゲで、近年夏から秋にかけ、本州の日本海沿岸を中心に大量に漂着するようになっています。

定置網が破られたり、流されたりと深刻な被害が相次ぎ、漁業関係者を悩ませていますが、食用に加工するにも大きな設備投資がかかり、これまで相手にされていなかったのです。

こうした中、独立行政法人「水産大学校」(山口県下関市)は、「大量に家庭で消費され、資源生物になれば、駆除の問題は解決し、漁業関係者が利益を生み出すことも可能」と考え、研究会を設立して新たな食材としての可能性を探ることにしたそうです。

つまり、「災い転じて福と成す」ではないが、「エチゼンクラゲ転じて食材と成す」という可能性を探ろうという話です。

同大学校の教授によると、「エチゼンクラゲは水分が多く、匂いが強いが、低カロリーで美肌効果があるとされるコラーゲンを含む。血圧を下げる効果もあるため、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策にも有効で、まさに現代人向けの健康食材」とのこと。

日本に漂着するのは年間約5億匹といわれ、加工すれば食用となる量は約100万トンになり、中国料理の食材として輸入されているクラゲ加工品の約100倍の量ということです。

同大学校の研究会では今後3年間かけ、一般家庭の食卓にどんなクラゲ料理が並んでいるかをマーケティング調査。日本人向けの料理法や流通経路の研究を進めるそうです。

しかし、あまりにも大量(5億匹?!)すぎて、その数を聞いただけでもう、満腹。ごちそうさん...

q.f. Sankei Web

投稿者 messiah : 2007年01月12日 06:42

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