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2007年01月24日

“もののけ姫”の山神の如く

サッカーのスーパースター、ロナウド選手(レアル・マドリード)の元妻が、スペインのビーチで恋人と抱き合っている映像が昨年9月頃から動画投稿サイト・YouTube(ユーチューブ)に投稿され、元妻はYouTubeを相手取り、映像の削除と損害賠償を求めて提訴していました。

この元妻はブラジルのスーパーモデルです。

1日に1億本もの閲覧があるYouTubeの影響力を考えると、そこで盗撮映像を見せるのは著しい人権侵害だとする判決が下されたのですが。。。

何と!

あっけなく、くつがえってしまいました。

覆したのはYouTubeユーザーです。

サンパウロ州最高裁は、YouTubeとブラジル国内のプロバイダーに、映像が完全に削除されるまではブラジル国内で映像にアクセスできなくするように命じたのです。そして、プロバイダー各社はYouTubeへのアクセスを止める措置を講じました。(これが勇み足となった)

判決では、問題の映像へのアクセスだけを止めるよう求めていましたが、技術的に特定の画像だけをブロックすることは困難なので、実際にはYouTube全体へのアクセスが停止してしまったのです。

これに対して、利用者からの抗議がプロバイダー各社に殺到。さらに、国際的にも批判が上がり始め、裁判所は決定変更に追い込まれ、先日、閲覧禁止措置を解除しました。

YouTubeの影響力は、司法の力にも勝った(まさった)?!

宮崎駿監督の“もののけ姫”に出てくる巨大な山神みたいに、企業の枠やコントロールを超えて、それ自体が一人歩きしているかに見えます。

ところで。。。どこに行くのだろう.....?

q.f. iza

投稿者 messiah : 2007年01月24日 07:21

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