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2007年02月25日

龍虎激突のゴングが鳴った

時価総額18兆円企業が、時価総額30兆円企業に満を持して宣戦布告しました。

前者は"いま"飛ぶ鳥を落とすグーグル、後者は"かつて"飛ぶ鳥を落としたマイクロソフトのことです。

新旧交代を賭けた龍虎激突のゴングが鳴りました。

グーグルとマイクロソフトはこれまで互いにぶつかり合う場面もありましたが、正面衝突は避けて互いに様子を見合ってきました。(ジャブの出し合い)

仕掛けるとすればグーグルが先であることは明らかでしたが、マイクロソフトの巨大な財力やPCへの影響力に対しては、グーグルといえども完全なコンディションで挑む必要がありました。

そして"その条件"が整ったのでしょう。ついに仕掛けました。ストレートパンチを繰り出したのです。

グーグルは、マイクロソフトのドル箱であるMicrosoft Officeに対して刺客を送り込みました。

グーグルは家庭から企業まであらゆるユーザー向けに、Google Docs and Spreadsheets、Google Calendar、Gmail、Google Talk、Webページ作成ツールのGoogle Page Creator、Start Pageの各アプリケーションをひとまとめにしたセット製品「Google apps」をリリースします。

例えば、Google Docs and Spreadsheetsは基本的なワープロと表計算機能を組み合わせ、複数のユーザーが1つの文書を作成できるようになっています。これはMicrosoft Word、Excelへの刺客です。

GmailとGoogle Calendarは、Microsoft Outlookの機能をほとんどカバーしたものです。

しかし、Google AppsにはMicrosoft Officeのようなフル機能はありません。

特にPowerPointに対応する機能はないのです。しかしそれ以外は、基本的な日常業務をこなす上で、Google Appsはほとんどのユーザーに必要な機能を提供しています。

Google Appsは1アカウント当たり年間50ドル。

一方、Microsoft Office Professional 2007にアップグレードすれば最低でも329.95ドルかかります。

この強烈な先制パンチに対して、マイクロソフトは顔面をガードできるのでしょうか?

q.f. @IT

投稿者 messiah : 2007年02月25日 20:29

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