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2007年02月16日
オンライン百科事典の運営 赤信号か?
オンライン百科事典Wikipedia(ウィキペディア)を運営する非営利団体ウィキメディア財団理事長フロランス・デヴォアール氏が先日衝撃的な発表をしました。
現在Wikipediaは運営コストを広告収入ではなく、ユーザーの寄付に依存しています。
しかし、このまま寄付が順調に伸びなかった場合、あと3ヶ月から4ヶ月以内に資金不足からサーバーが維持できなくなり、Wikipediaは閉鎖するかもしれないというのです。
筆者も毎日利用していて、なくてはならない道具となっているので「それは困る」のですが。。。
気になる運営コストですが、少なくとも3ヶ月で87万5000ドル(約1億円)を集めなくてはならず、6ヶ月では165万ドル(約2億円)を集めなくてはならないそうです。
広告に頼らない中立性の高い貴重なビジネスモデルだし、集合知の権化のようなコンテンツが消えてしまうのは惜しい。
どこかで活路を見い出してほしい。閉鎖しないように願っています。(それより、寄付しなけりゃ)
投稿者 messiah : 2007年02月16日 07:30
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コメント
>中立性の高い貴重なビジネスモデル...、集合知の権化のようなコンテンツ
ウイキペディアでは、「どなたでも記事を投稿したり編集したりすることが出来ます」。
多くの人が、かかわって記事ができることで、中立性、集合知が維持できていくことを、期待しています。
しかし、ここには残念ながら、ときに、一部の集合知で出来上がっているような記事も見受けられます。そのために被害をこうむっている人たちも…
ちゃんと反論の投稿をすればいいのでしょうが、そんな紙面になると、なんとかちゃんねるのようなものになるんでしょうね。
ウイキペディアのような大それたことは考えていませんが、私もいずれ、でたとこさんのように、自分の思いをささやかに発信できるようになりたいと思っています。
投稿者 yosuke : 2007年02月18日 03:01
yosukeさん 有難うございます。
Wikipediaが財政危機に陥り閉鎖するかもしれないというニュースがあちこちで話題になり、多くの意見として「遅かれ早かれ広告を載せるしかないだろう」と言われています。
しかし現状では広告が掲載される予定はないそうです。今まで通り、寄付に頼ることになっています。
その理由は、中立性を保つためとかいろいろありますが、Wikipediaの創設者が広告掲載に反対しているためです。ポリシーがあるんでしょうね。
よく考えると、GoogleもSNSも...「広告収入」はネットビジネスの王道のようになっています。
これに対して、“脱”広告を実現できるかどうかが実験的に行われています。その1つがWikipediaです。
他にも1つありますが、それは近々ご紹介しますのでお楽しみに。
yosukeさんが「ご自分の思い」を発信される日を心待ちにしております。
投稿者 でたとこ : 2007年02月18日 15:44