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2007年03月31日
勝負の世界に生きる者しかわからない
長い間、クラブを握っていません。だから、選手の名前もよく知りません。ましてや、外国人選手は...
なのに、この話を知ったとき、エントリーとして取り上げたくなりました。不思議な話なんです。
プロゴルファーのポール・ブロードハースト選手(英)が、欧州ツアー史上6人目の記録に挑もうとしています。
3/29に開幕した欧州ツアー「07EPGA ポルトガル・オープン」に、大会3連覇をかけて参戦しているブロードハースト選手ですが、これまで同一大会3連覇を達成した選手は同ツアーでは5人しかいません。
それもアーニー・エルス(南ア)、ニック・ファルド(英)、タイガー・ウッズ(米)、イアン・ウーズナム(ウェールズ)といったメジャータイトル保持者4人と、欧州ツアー賞金王を8回経験しているコリン・モンゴメリー(スコットランド)というそうそうたるメンバーです。
ツアー通算6勝のブロードハースト選手がこれに肩を並べれば、大きな自信になることは間違いない。それだけに、重圧と戦いながら偉業に立ち向かっています。
そして、不思議な話というのは今から2年前のことです。
ブロードハースト選手はポルトガル・オープンで、最終日序盤でつまづき首位争いから脱落したように見えました。
ところが、11番で見知らぬ老人から一言かけられた直後からバーディラッシュの猛チャージが始まり、2位と1打差でタイトルをものにしました。
その老人は、11番のティーで落ち込んで広告の看板を眺めていたブロードハースト選手に近づいてきてこう言いました。
『あなたは優勝できる』と。
「あの時、私は首位と4打差だった。だからとても勝てるなんて思ってなかった。でも老人は『信じなさい。あなたは優勝する』と言ったんだ」
「私が優勝すると、彼は近づいてきてこう叫んだ。『そう言ったでしょう、そう言ったでしょう』」
3連覇に挑むブロードハースト選手は、「だからあの人を探しているんだ。また11番に立っているんじゃないかと思ってね」
ブロードハースト選手は、なぜそれほどまで老人に会いたいのか。
それは、勝負の世界に生きる者でしかわからない。
投稿者 messiah : 2007年03月31日 11:14
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コメント
>それは、勝負の世界に生きる者でしかわからない
まさにそうですね。勝負の中の孤独感、自信を維持することのむずかしさは、
外から眺めていても見えるものではありません。
故にそのひとことを自分自身が求めているのかもしれません。
…『あなたは優勝できる』、とのひとことを。
私も、そう自分に言い聞かせていきたいと思います。
「あなたは必ず成功する。今すぐには無理だろうけど、
5年後10年後には、必ずあなたの仕事を必要としている人が現れてくるはずだ。
あなたが今の仕事を信じて続けてさえいれば…」
こんなんこと誰かに言われたら、いやがうえにも張り切ろうってもんです。
だれも言ってくれないもんねー(T_T)
でたとこさん、良い話をありがとうございました。
投稿者 yosuke : 2007年04月01日 10:53
「君なら出来るよ」
部下が仕事で失敗したときに、上司はその場その場の状況に応じて叱ったり慰めたりしなければいけません。
未熟な考えで行動したのであればその問題点を指摘して納得させるしか次につながる道はないでしょう。
その時、上司が「君なら出来るよ」と最後に言うとします。
この一言だけで、本当に出来てしまう場合が多いと聞いています。
期待されていると知った部下は期待以上の努力をするからです。
人間の力は不思議ですね。
いったい何%の力を発揮して生きているのでしょうか。
秘められた力をみなそれぞれの中に眠らせているように思います。
秘められた力に、出番をあたえてあげられたらいいですね。
yosukeさん、今回もとても参考になるコメントを有難うございました。
投稿者 でたとこ : 2007年04月02日 06:51