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2007年03月29日

ビジネスモデルの価値はコンテンツで決まる

MySpace

YouTube

Facebook

Second Life

この4つの名前を全部知っている方は、かなりのIT情報通です。

このブログに何度も登場していますのでそれぞれの説明は割愛します。(でもFacebookは初めてでした。脚注をご参照ください)

3月初旬、ロンドンビジネススクールで行われた経営戦略ゲームで、この4つのサービスのうち、どのビジネスモデルが最も成功を収めるだろうかというシミュレーションが行われました。

審査では、MySpaceと YouTubeについては違法行為や好ましくないコンテンツを標的とした訴訟や政府の規制を受けやすいと結論づけています。

また、著作権権侵害訴訟は、この2つのサービスを少なくとも大きく妨害し、場合によっては土台そのものを揺るがすものだとしています。

にも関わらず。。。

MySpaceチームの学生は、MySpaceが数あるソーシャルネットワーキングサイトの中で最も有効なビジネス戦略を持っていると主張し、審査員を務める専門家たちを見事に納得させたのです。

MySpaceチームは、かなりの大差でこのゲームに勝ちました。彼らは“コンテンツ”こそ最大の価値だとする、非常に説得力のある主張を展開したそうです。

YouTubeチームとFacebookチームは、ほぼ同ポイント。

仮想コミュニティのSecond Lifeチームは最下位に終わりました。(意外!)

審査員によると、YouTubeは利益を生む戦略を考える必要があり、Facebookは利用者の年齢が上がって次々と大学から卒業してしまうという「成長に伴う危機」に直面するおそれがあるといいます。

また、Second Lifeは今のところユーザー数が比較的少なく大規模サービスに成長することはおそらく難しいだろうとのこと。

ところで、こうした経営戦略ゲームは単なる頭の体操ではないらしい。

2005年に行われた検索エンジンの覇者を予測する戦略ゲームではグーグルが勝者となったし、アップルが「iTV」を発表すると予測した戦略ゲームもあった。(これは的中!)

多いに参考になります。

※Facebookについて
北米の大学生向けに特化したことで高い人気を獲得したソーシャルネットワーキングサービス。登録ユーザ数は2006年時点で900万人となっている。
創設者のMark Zuckerberg氏は、ハーバード大学在学中の2004年、ハーバード大学の学生向けのSNSとしてFacebookの運営を開始。 運用開始後数週間でハーバード大学の学部生の半数以上を獲得し、その後全米の大学に対してサービスを拡大していく。
Facebookは大学生限定のSNSとして急成長し、かなりの割合の割合の学生が加入し、社会現象として話題となる。学生の情報共有やコミュニケーション、人脈を維持・拡張するためのツールとして学習や研究、就職活動など学生生活のあらゆる面に活用されている。

q.f. CNET Japan

投稿者 messiah : 2007年03月29日 07:44

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