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2007年04月11日

情報化社会の孤島に運命のビラは届くか

太平洋戦争の終盤、アメリカは日本本土を空襲した際に、日本国民に"降伏"を促す目的で大量のビラを空からまきました。「あなたがたはもう降伏するしかない」ということを直接市民に訴えたのです。

インターネットが世界を駆け巡る時代になっても情報の伝達手段としてビラや号外を空からまくのは、即効性はうすいが繰り返し行うことで、長期的に見ると効果があがるかも知れません。

そんなことを思ったのは、4/10日本から北朝鮮に大型の風船が飛ばされたニュースからです。

北朝鮮による拉致被害者を調べている「特定失踪(しっそう)者問題調査会」は昨日、韓国の市民団体と協力して、南北の軍事境界線に近い江原道鉄原で、同会のビラ1万枚を9個の大型風船に入れて北朝鮮側へ飛ばしたのです。

ビラはビニール製で大きさは十数センチ四方。

片面には北朝鮮に拉致された人々へのメッセージを印刷、同会が北朝鮮に向けて毎日1時間、短波ラジオ放送「しおかぜ」を行っていることを伝え、聴取を呼びかけています。

裏面には、北朝鮮の人々や幹部への訴えが印刷され、拉致被害者に関する情報の提供に対して1000ドル(約11万9000円)、情報の価値によっては1万ドル以上を支払うとして同会の連絡先を記しています。

同会の荒木代表は「北朝鮮脱出者(脱北者)の中には北朝鮮でビラを見たという人もおり、北朝鮮から韓国側に抗議もきている。今後も「しおかぜ」とビラで訴えを続けたい」と語っています。

この試みは素晴らしいが、継続できるかという点がポイントです。

風の方向などの自然条件に大きく左右され忍耐が必要になりますが、頑張ってほしいと思います。

q.f. Sankei Web

投稿者 messiah : 2007年04月11日 06:57

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