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2007年04月25日

甘い香りの漂うパドック

コロッケなどを揚げて売っているお店が、長年変えていなかった商品価格を値上げせざるを得ない状況に追い込まれ、どんどん値上げに踏み切っているそうです。(NHKの番組から)

原因は油の高騰。コロッケ屋さんだけでなく油を使う商売は全部同じ状況に立たされています。

そして驚いたのが、人間が食する油は減り、それが自動車の燃料に回されつつあるという事実です。

「バイオエタノール」というヤツです。これを扱うビジネスが大変な急成長を遂げています。

バイオエタノールは、サトウキビや大麦、トウモロコシ、大豆などの植物資源からグルコースなどを発酵させて作られたエタノールのことで、地球温暖化対策の切り札として現在最も注目されています。(エタノールはアルコールの一種でエチルアルコールとも呼ばれている)

バイオエタノールを自動車の燃料に利用すれば、有害な二酸化炭素などの排出量削減が期待できるところから、その材料となるサトウキビ、菜種などが大量に必要となっているのです。

自動車に食わせる油のために、人間の食う油が減り庶民の台所を直撃です。

一方、「燃料の無駄遣い」とやり玉に挙がっているモータースポーツ界でも、環境保護対策が進んでいるようです。

4/21に行なわれた米国最高峰のレース、インディカーシリーズ。

そのパドックは、これまでの排ガスの臭いから、カルメラ焼きのような甘い香りがほんのりただよう臭いに変わったそうです。

これも環境保護対策。

一昨年までは100%メタノールを使用していましたが、昨年はメタノール90%・バイオエタノール10%の混合燃料に移行。

そして、今季は100%バイオエタノール(実際には、誤飲防止のためガソリンを2%混合)となったそうです。

甘い香りの漂うパドックにずっといると辛いものがたべたくなりそう。。。

q.f. iza

投稿者 messiah : 2007年04月25日 06:15

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