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2007年08月08日

サイレント・マジョリティの“正義の声”

昨晩、新聞で、タイ警察が遅刻などの規律を乱した警察官への罰則としてサンリオの「ハローキティ」の刺繍が入ったピンク色の腕章を付けることになったという記事がありました。

口頭で注意したり、文書を提出させたりしても規律を守らない警官が多いことに業を煮やした犯罪捜査局が、こんな腕章を付けたら恥ずかしくて二度と規律を破らないだろうと考えて実施したものです。

この記事を読んだ時に、著作権のことについて触れられていなかったので、その問題は解決済みなのかなあ、と思っていましたが甘かった。(筆者が)

規律を守らせるために、当のタイ警察が著作権を無視してキャラクターをパクッていたというお粗末な話です。(国際的規律を先に破っていた)

ところが一夜明けた今日のニュースの中で、タイ警察の犯罪捜査局は「ハローキティ」の腕章使用を中止することを決めたと。

犯罪捜査局などによると、腕章について新聞で報道されたことで、7日朝から「著作権の侵害ではないか」との問い合わせが相次ぎました。

同局では「局内の限定使用で問題はない」としていましたが、「警察が著作権侵害を疑われては都合が悪い」と、デザインを元に戻すことにしました。

知的所有権に対す感度というか、認識というか...アジアの国々は(日本を除いて)極端に低い。というか“ない”と言い切れる。

日本も十分ではないが、その比ではないですね。

しかし、マスコミやインターネットで報道されると、わずか1日で一国の公的組織の方向を転換させるほどのパワーがあるのはすごいこと。

サイレント・マジョリティの“正義の声”と言えるかもしれません。

※サイレント・マジョリティ(Silent Majority)とは...
「物言わぬ多数派」という意味で、積極的な発言行為をしない大多数の勢力のこと。

追伸ですが、規律を守らない警察官を大勢作り出した当局に問題があることを思い出したので...

q.f. YOMIURI ONLINE

投稿者 messiah : 2007年08月08日 12:52

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