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2007年08月14日

平和と友好の祭典が単なる儀式に終わる

来年の北京五輪に出場するソフトボール女子日本代表は、北京の深刻な大気汚染などを懸念し、当初予定していた現地での直前合宿を取りやめるようです。(開幕直前まで国内で調整し、現地に入る予定)

日本ソフトボール協会によると「時差(1時間)も少ないし大気汚染や食事などを考えると今回は現地合宿は必要ないと判断した。欧州の出場国も日本で直前合宿する」と説明しています。

日本水泳連盟も中国での食の安全性への不安から、競泳陣の直前合宿を韓国の済州島で実施することを決めています。

中国に近い日本や韓国でぎりぎりまで最終調整して本番に臨む競技団体が今後増えそうです。

本来は“平和と友好の祭典”であるべきものが、形式だけのイベントに成り下がる怖れが大・・・、そんな異常な状況の下で、日本産の米が中国で飛ぶように売れています。

中国への輸出が約4年ぶりに再開された日本産の米ですが、その第1便のうち、北京で7月下旬から販売された新潟県産コシヒカリと宮城県産ひとめぼれの計約4000袋(1袋=2Kg)余りが約半月でほぼ完売しました。

中国産の普通の米と比べて約20倍の価格にも関わらず、高級志向の消費者に受け入れられたようですが、中国の市場開放主義導入によって突如出現した富裕層が買いあさったのではないかと思います。

安全が買えるのは一部の金持ちだけ。

矛盾を抱えて、次々と現われる綻びをその場その場で繕いながら、北京五輪への行進が続いていきます。

ところで日本産の米は、上海でも順調な売れ行きのため、日本側は第2便の輸出に向けた協議を中国側と早期に進めたい考えですが、おそらくここで政治的圧力がかかりそうですね。

q.f. Sankei Web

投稿者 messiah : 2007年08月14日 08:59

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