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2007年09月08日

それにしても役人は暇なんだなあ?

誰でも自由に執筆・編集ができるオンラインの無料百科事典Wikipedia(ウィキペディア)日本語版で、複数の省庁のコンピュータから、役所に都合のいい修正が行われていた実態が、次々と明らかになってきた。指摘を受けた各省庁は「職員個人の職務外行為」と釈明する一方で、「犯人」を捜し出し「厳重注意」するなど火消しに躍起だ。

こんな記事が朝刊のトップに出ていました。

筆者がちょっと驚いたのは、Wikipediaのようなインターネットサービスが一面トップに登場したことです。

グーグルとか、ヤフーとか...ネットを少しでもやっている人ならその存在は知っているでしょうが、Wikipediaとなると知名度はうんと低くなります。

それを一面トップに持ってきても、ここまで普及したサービスであれば掲載価値はあると判断したのでしょう。(利用者は700万人を超す)

これでWikipediaの知名度が、マスコミ(新聞)によって押し上げられることは確実です。

さて、その記事のポイントについて触れておきましょう。

ネットでの様々な発言は、匿名が基本となっています。

実名で出したくても悪意を持った第三者から予期せぬ攻撃を受けることを避けるため、あるいは逆に欲求不満解消などを目的に見ず知らずの第三者を攻撃しても身元が発覚しないために、匿名が使われます。

Wikipediaも記事を編集するのは匿名で可能です。ところが、そこに落とし穴がありました。

Wikipediaは書き込み日時、変更内容、使用したコンピュータのIPアドレス(ネット上の住所)が自動記録されるようになっているのですが。。。

今年8月のこと、米国の技術者がこの記録を利用して、特定の組織からの書き込みが分かるプログラム「ウィキスキャナー」をネット上で公開していました。

同月末には日本語版も完成。団体名を入力すると、その組織内のコンピュータから、いつ、どんな書き込みが行われたかを一覧表示してくれるのです。

こうして、簡単に身元が判明してしまったのです。

多くの場合、というか...ほぼ100%、自分のセクションに都合の悪い内容を書き換えていたようです。

それにしても役人は暇なんだなあ、という声もあがっています。

投稿者 messiah : 2007年09月08日 08:08

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