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2007年09月17日

男性の美肌ブームは平和の証(あかし)

美肌を意識する男性が増加して、その種の男性化粧品がよく売れています。

男性用化粧品の平成18年の市場規模は、過去5年間で最高の333億円にのぼりました。(マーケティングリサーチ「インテージ」の調査結果)

この“男の美肌”ブームですが、時を遡っていくと江戸時代にも起こっていたようです。

江戸初期の屏風絵などには、もみあげを伸ばし口ひげを生やした男性が多く描かれていますが、江戸中期になると、もみあげも口ひげも生やさず、体毛もない男性が登場するようになります。

江戸中期には、男性も脱毛などの肌の手入れをするのが一般的で、女装した少年「若衆」や、肌の手入れが行き届いた力士、化粧した歌舞伎役者が人気を集めていました。

こうした変化の原因として、戦(いくさ)のない時代が長く続き、身体的な逞しさよりも、女性の価値観を理解する女らしさ、つまり美肌が尊ばれるようになったのではないか、と分析している研究家がいます。

江戸時代中期に起こったこのブームも、明治維新で再び強靭な男性を理想とする時代に置き換わっていきます。

それは、男が戦で忙しくなった時代でした。

そう言えば、現代でも、戦渦にある国々の男は皆一様に美肌に気を使ってはいない。

男が美肌にいそしむのは好きではないが、それが平和の証というなら、世界中の男性が美肌にいそしんでもらっても結構じゃあないか。

...と思ったりしますね。

q.f. Sankei Web

投稿者 messiah : 2007年09月17日 14:58

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