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2007年09月28日

「ネットカフェ難民」の言葉が及ぼした影響

難民という言葉がよく使われるご時世です。

本来の意味は、戦争・宗教や民族対立などの理由だけでなく天災や貧困、飢餓などの理由で住む場所を追われた人々を指すようです。

日本では難民なるものは存在しません。

ところが、この言葉をある例えのために使ったばかりにちょっとした騒動が起きています。

インターネットカフェなどで寝泊まりしている人を「ネットカフェ難民」と呼ぶのですが、ネットカフェ業界では、「難民」という言葉が利用客にマイナスイメージを与え、女性客らを遠のかせていると怒ってします。

「ネットカフェ難民」という言葉は一般的に、家がなくてネットカフェを泊まり歩きながら日払いの仕事を続けている人を指し、この言葉は今年1月に放送されたテレビ番組で初めて使わました。

利用客に「難民」という言葉がついたことで、言葉のイメージが悪いことから、客層拡大のため呼び込みに力をいれていた女性客の足が遠のいたとの報告が7月ごろから増加。

そこに追い打ちをかけたのが、8月末に厚生労働省が発表した「住居喪失不安定就労者などの実態に関する調査」。

この調査は6~7月に実施され、対象はネットカフェで寝泊まりしている人に絞られていたのです。

「私たちは大切なお客さまを『難民』と呼びません」

今月、東京都内のホテルで開かれた全国のネットカフェや漫画喫茶約1400店が加盟する「日本複合カフェ協会」の総会で緊急声明が読み上げられました。

確かに「難民」の使い方は適切ではなかったように思います。

投稿者 messiah : 2007年09月28日 10:02

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