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2007年09月03日

ユーザーニーズ=シンプル+エレガント

「ボタンは製品を複雑にし、外観を損なう」と、アップルのCEOスティーブ・ジョブズ氏は頑なに主張しています。

確かにその言葉通り、アップル製品はパソコンもマウスもiPodもどれもこれもシンプルなユーザーインターフェイス(操作性)になっています。

それがジョブズ氏のポリシーです。

先日発売された携帯電話iPhoneに至っては、物理的なボタンがどこにも付いていません。

iPodだって、電源スイッチがどこにあるのか、パッと見ただけでは分からないくらいです。(これには後日談があって、iPodを投入した時、最も多かったテクニカルサポートへの質問は電源の入れ方についてのものでした)

さらにジョブズ氏が主張するのは“エレガント”でないといけない、というこだわりです。

彼には独特の審美眼があって、その感性のおもむくままにアップルのスタイルを築いてきました。

筆者は行ったことがありませんが、東京のAppleストアのエレベータには階数ボタンがないのです。

このエレベータは4階あるフロアすべてに止まるように作られているので階数ボタンは省略されているのです。(はじめは目的の階まですぐに行かないのでイライラした人もいたようですが、慣れると何の問題もないそうです。もっとも、4階しかないからということも関係ありますが)

ユーザーが使いもしない、覚えきれない機能や操作をテンコ盛りにしたのが現在のリモコンです。

一体、その中で常に使うボタンはいくつあるかを考えると、メーカーがユーザー本位で設計していないlことがよく分かります。

アップルは、その無意味なことにコストをかける製品作りのスキーム(枠組み)を撤廃した数少ない企業の1つで、それはジョブズ氏の信念が岩を貫いた結果と言えるでしょう。

その信念が多くのユーザーから評価されたことで、ますます自信を深めたアップルが今月、新しいiPodを市場に投入するようです。楽しみです。

投稿者 messiah : 2007年09月03日 06:00

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