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2007年12月06日

喪中はがき

高校時代に仲の良かったM君。

もう25年以上も会っていなかったが、毎年の年賀状のやりとりは続いていた。

彼の特技は計算。

西暦○年○月○日は何曜日かを数秒で当てる。(もちろん出たら目ではない)

手芸も得意であった。といっても、編物とかではなく、両手の指を使って互いをボクサーに見立ててボクシングをするのである。

最後に会った時に(もう社会人になっていたが)私は学生時代に器械体操で鍛えた腕っ節に自信があったのだが、なんと腕相撲で彼にあっさり負けた。

何回やっても勝てない。

「お前なあ。どこで何して鍛えてるんや」

彼は笑って答えなかった。

そんな面白い男であったが11月に永眠した。

彼のお母さんからの喪中はがきでわかった。

しばし...声も出なかった。

投稿者 messiah : 2007年12月06日 19:33

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