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2007年12月07日

自分も損し、相手も損する

今日は遅めの昼食を牛丼の吉野家で食べたのですが、ふと昨日のあの事件の事がよぎって、「まさか、この店じゃないだろうな」とちょっぴり不安に。

どちらかと言うとネットの方で大騒ぎになっているのですが、「テラ豚丼」事件です。

キロの1000倍がギガ。ギガの1000倍がテラという単位。とてつもなく大きい概念を指します。

吉野家のアルバイト店員が「テラ豚丼」と称して、豚肉を極限まで積み重ねた超大盛り豚丼を店内で作る様子を撮影して「ニコニコ動画」で公開した事件です。

吉野家は、動画撮影が同社の店内で行われたことを確認。客に対し「大変不安、不快な思いをさせてしまった」とウェブサイト等で謝罪するはめになりました。

また、ケンタッキーフライドチキンでは、元アルバイト店員が「店内でゴキブリを揚げた」とmixi日記に告白。

そこに批判コメントが殺到して「炎上」状態になったほか、掲示板やブログなどに転載されて騒ぎは広がりました。

ケンタッキーはウェブサイト等で、「お客様には、御不安・御心配をおかけしておりますが、この書き込みは事実無根のイタズラです」と突っぱねています。

少し前ですが、現役警官が捜査情報をmixiで公開して厳重注意を受けたことがありました。

三洋電機の子会社・鳥取三洋電機の工場で携帯電話の検査を担当する派遣社員が「欠陥品をそのまま流している」とmixi日記に書きこむ事件もありました。

どうしてこうも軽軽しく、あることないこと書いてしまうのか?

ネットには音声による会話がない。(スカイプというインターネット電話は別として)

基本は文字を書き、文字を読む。(参照するための画像を提示することもあるが、基本的には文字情報ありきの話)

その文字の集まりが話(ストーリー)。

つまり、話のネタが命となるわけです。面白いネタなら多くの人が読んでくれる。読んで欲しい!

そこにネットの匿名性というベールを利用した、無責任で反社会的な行為を許してしまう土壌があります。

ネットの世界でも、現実世界と同じように振舞えとは言いません。(そんなことしたら、ネットの自由という良さが失われる)

しかし、必要最低限のモラルをもっていないと自分も損し、相手も損することになるのです。

投稿者 messiah : 2007年12月07日 20:08

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