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2005年04月29日

硬式は飛ばないボール 軟式は逆に飛ぶボールを採用

プロ野球は今シーズンから12球団が揃って「飛ばないボール」を採用しています。

ところが、軟式野球は逆に「飛ぶボール」を来年から採用します。

財団法人全日本軟式野球連盟によると、現在の軟式野球は”投高打低”が続いており、点が入らないままで延長戦に突入する試合が多いとのこと。

そこで連盟が、もっと魅力的な試合ができないかと検討した結果、従来より飛距離が1割ほどアップする「飛ぶボール」の採用ということになりました。(2年前からテスト使用してきた)

現在使用している軟式野球ボールは表面に楕円のくぼみがありますが、これをなくしてソフトボールを小さくしたようなボールになるようです。

飛びすぎるから飛ばないようにする硬式と、飛ばないから飛ぶようにする軟式。同じ野球でも正反対なところがタイミング的に面白い。

全日本軟式野球連盟の公式サイトには次のように記載されています。

昭和20年8月15日の第二次世界大戦の日本の敗戦により、アメリカ軍が日本に駐留することとなり、その最高責任者としてマッカーサー元帥が来日し、司令部(GHQ)が設置された。
当時団体を結成する場合はGHQの許可が必要だったため申請をしたところ、日本で生まれ日本だけで普及した(現在はアジアにも普及)軟式野球について、GHQではRubber Ball(ゴムのボール)を理解できず、野球とはベースボール(硬式)かソフトボールのいずれかであるという見解であった。
そこで、ソフトボールを連盟に受け入れ「ソフトボール部会」とし、「JapanSoftball BaseballAssociation」略称 JSBBとすることで団体としての許可を得た。
現在、JOC等で登録する英文の名称は、ゴムのボールを使う野球という事で直訳的に 「Japan Rubber BaseballAssociation」としている。
連盟のマークとして、記章などはJSBBを図案化したものを中央に配し、回りをJapan Rubber BaseballAssociationとローマ字で囲んだものを使用している。
ちなみにソフトボール部会は昭和24年3月31日、日本ソフトボール協会として創立、分離された。

軟式野球連盟の由来には「ボール」にまつわる因縁があるようで、今回の新しいボールの採用はある意味で、軟式野球史のエポックメーキング 【epoch-making】かも知れません。

投稿者 messiah : 2005年04月29日 11:00

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