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2005年06月03日

MOTTAINAI(もったいない)Tシャツ 売れています

5/31付エントリー「世界は無駄な不節制を意識する必要がある:マータイ」で日本独自の概念である「もったいない」について述べました。

それに関連して毎日新聞社は、ノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイ氏(ケニア共和国副環境相)の提唱する「もったいない」運動を応援し、あわせてグリーンベルト活動を支援するため、マータイ氏が発案したオリジナルTシャツ(サトー仁氏デザイン)を販売しています。

 

◆素材:綿100%
◆表面:マータイ氏のサイン入り
◆サイズ:L、M、S、youth M(子供用)
  ※ L、Sサイズは売り切れです。
◆価格:1,700円(税込)、送料:420円(税込)

販売価格のうち、300円がマ-タイ氏への募金となります。寄せられた募金は、毎日新聞社が責任をもってマータイ氏のグリーンベルト運動へ送り届けるとのことです。(詳細はこちらまで)

グリーンベルト運動とは
ケニアの環境活動家、ワンガリ・マータイ氏が環境保護と住民の生活向上を目的に、1977年から非政府組織(NPO)として始めた運動。先進国のみならず途上国においても、年々進行する地球温暖化や開発による森林破壊に対する環境保護運動は、身の周りの森林や土壌を守る力として広がっている。マータイ氏の始めたグリーンベルト運動はそのなかでも先駆的なもので、ケニアにおける森林破壊による砂漠化を防止するための植林に、貧困に苦しんでいる女性を動員した。最初は7本の木を植えることから始まったこの運動は、現在までに3000万本もの木を植えている。植林活動に貧困の女性を動員するなかで、彼女たちに資金や技術、教育、家族計画の知識を提供し、女性たちが何のために生きるのかを考えるきっかけを与えた。この運動はケニア国内にとどまらず、タンザニアやウガンダなど約20か国にも広まっている。この運動により、マータイ氏の2004年度ノーベル平和賞受賞が決定した。ノーベル賞委員会はノーベル賞100周年の 01年、従来の紛争解決や人権保護への貢献にとどまらず、平和賞の対象分野を広げる考えを表明。環境分野において草の根の植林運動を育てた彼女の功績を評価し、今回の受賞となった。アフリカ女性としては初めてのノーベル賞受賞である。
by Yahoo!辞書

グリーンベルト運動が、植林のために貧困な女性を活用する発想は、雑誌の販売にホームレスを活用する「ビッグイシュー」と共通する部分があります。

どちらの場合も、恵まれない人たちの生活を支援し、同時に社会活動にもつながる、という実によく考えられた一石二鳥策。

仕事に携わる人たちが「社会活動に参加している」という達成感や幸福感を味わうこともできる、という意味では”三鳥”くらいの価値があります。

こうした社会活動型ビジネスモデルが、様々な人のアイデアと協力によって創造・実行されて行けば、今より少しは住みやすい世界になるでしょう。(期待を込めて)

投稿者 messiah : 2005年06月03日 07:12

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