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2005年07月18日
ブラウザのシェアでマイクロソフト社のIEが巻き返す
ブラウザのデータ収集活動を行っている米Janco Associates社の調査によると、6月のブラウザ市場のシェアは、第2の勢力となるかと目されていたFirefoxが勢いを失ったとのことです。
同社によるブラウザのシェアで全米ベスト7の変遷は次の通り。
順位 | ブラウザ名 | 2005.1 | 2005.4 | 2005.6 |
1位 | Internet Explorer | 84.85% | 79.49% | 85.07% |
2位 | Firefox | 4.23% | 12.77% | 8.83% |
3位 | Mozilla | 4.48% | 4.46% | 3.31% |
4位 | AOL | 2.20% | 0.77% | 0.81% |
5位 | Netscape | 3.03% | 0.78% | 0.75% |
6位 | MSN | 0.58% | 0.64% | 0.62% |
7位 | Opera | 0.34% | 0.56% | 0.59% |
今年4月の調査では、「Firefox」の快進撃が報じられ、IEに対抗しうるブラウザへの成長を期待させたが、今回はIEが巻き返しに成功しています。
Janco Associates社によると、「FireFoxの(シェアの)伸張は、セキュリティ問題が見つかるとともに鈍くなった。まだNo.2ではあるが、勢いを失ったように思われる」と言っています。
また「Netscape 8のリリースはさっぱり期待はずれの出来事だった。私たちのデータによると、Netscapeはさらにシェアを失い続けている」とも述べています。
しかし、ブラウザのシェア低下に危機感をつのらせたマイクロソフト社が予定よりも前倒しにしてタブブラウザ対応IEをリリースするなどの攻勢があったことも付け加えておかねばならないでしょう。
このマイクロソフト社の攻勢は、その一方で、時間を切り詰めたソフト開発が常にもたらすバグを秘めています。
タブブラウザに対応した現在のIEは(感覚的には)決してサクサクと快適に動作する状況ではありません。
改善のための細かいアップグレードは今後も続くでしょうし、それに伴うセキュリティなどの脆弱性が発生する可能性も高い。
今回の6月の調査結果も方向性を示すものではなく、Firefoxがそれだけユーザーが増えた結果、それをターゲットにするハッカーも増えた。
それがセキュリティ問題となってシェアの伸びを鈍化させた、と見た方いいかも知れません。
Janco Associates社は、今年の第3四半期の終わりに、引き続きシェアを調査すると予告しています。
その頃には、IEの独り勝ちになるのかどうか?その他の勢力が挽回するのか?多少の方向性が見えてくるかも知れません。
投稿者 messiah : 2005年07月18日 12:04
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» IEの巻き返しでFireFoxがシェア減少に from 【ぷ〜ログ】 だらだら日記
itmediaによると
月例の米ブラウザ市場調査で今年順調にシェアを伸ばしていたFirefoxが初めて減少。IEとSafariがわずかずつ伸びた。
... [続きを読む]
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