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2005年08月17日

次世代メディア「ブログ」で選挙動向を探る様々な試み

昨日に続いて、9.11総選挙の話題を取り上げることにしました。政治ネタは取り上げないつもりでいたが、ブログと関連した新しい試みがちらほらと出てきたので紹介しておきたいと思います。

8/10付の「ブログでどこまでリサーチできるか?解散総選挙の行方」でも述べた通り、ブログ検索サイトを運営するテクノラティジャパンが、選挙に関するブログ記事を集めた特集を組んで、選挙の大勢を把握するのに役立てようという試みを行っています。

また、ファンコミュニケーションズアイビィ・コミュニケーションズの両社が運営するブログ情報ポータルサイト「BlogPeople」では、「BlogPeople トラックバック・ピープル」において「2005総選挙」を特集として設置しました。

「BlogPeople トラックバック・ピープル」は、BlogPeople内に設定された特定の話題にトラックバックを送ることで、その話題に興味がある人とのつながりを作ることができるというサービスです。

このサービスに「2005総選挙」特集を設置することで、総選挙関連の記事が1ヶ所に集約され、さまざまな意見を効率的にまとめて読むことができます。

両社では、「トラックバックという能動的な行為を必要とすることで、検索システムで探した記事に比べ、より深く良質な記事だけが読める」としています。

一方、ブログサービスを運営する「はてな」では、ユーザーの声を開発に生かすサービス「はてなアイデア」で利用している市場予測システムを使って、「総選挙はてな」を始めました。

これは各政党を仮想の株式会社に見立てて、参加者は投資家になったつもりで、株式を購入・売却、配当を目指して保有するなどの取引を行っていきます。

そして、総選挙後に議席数に応じて各政党のポイントを決定し、そこから各政党の時価総額を計算します。

最終的には、「はてな」が参加者に時価総額に応じたアイデアポイントというボーナスを配当する一種のマネーゲームです。

但し、このサービスは、選挙の当選者や政党の人気投票の経過又は結果を公表することを禁じた公職選挙法第138条の3(人気投票の禁止)に抵触するのではないかという指摘がユーザーから上がっているようで、「はてな」では現在顧問弁護士に相談中とのことです。

いづれにせよブログは、今回の選挙のような勝敗を予測するには最適な手段と考えられており、ブログを活用した様々な試みが繰り広げられる中で、どうやら単なる流行では終わらない「次世代メディア」として発展していきそうな気配がします。

by CNET Japan

投稿者 messiah : 2005年08月17日 12:25

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