« 世界で毎秒1件の割合で生まれています | HOME | 夏風邪には就寝前の水分コントロールが大切 »

2005年08月08日

「団塊の世代」定年後の生き方 BEST20

帝塚山学院大学人間文化学部人間学科教授の香山リカ氏の「団塊世代、『ケータイ』が死活問題に?」というコラムから。。。

by IT-PLUS

「団塊の世代」はハイテクオンチが多いのでしょうか?

日本の高度経済成長を牽引した立役者たちが、「定年」という人生の節目に接近しています。彼らが栄光の過去を振り返り、再び前に向かって歩き出した時、その足音が大きな地鳴りとなって響く日が来るかも知れない。

「団塊の世代」が会社を定年退職した後は、どんな生き方を望み、また実行していくのでしょうか?

以下は、筆者の独断と偏見で描いた「団塊の世代」の定年退職後の生き方です。

「団塊の世代」の定年退職後の生き方
No.ポイント説明
1心をふるわせる格好良いのにずっこける、といった見かけと内面のギャップに親みを感じ、安心感を引き出して感動に変換してしまう、という少しひねくれたところがある。
2若さを演出する高齢化社会とは、自分が人よりも若いと思っている社会のことである。誰もが自分は若いと信じ、若さを保つことに意欲を燃やす。
3若さを維持する血糖値やコレステロール値の問題ではない。太ることを嫌いスリムな体型の維持に努めることが若さを維持することと信じている。
4知的好奇心を満足させる多くの人が最高学府を出て知的志向が強い。学びへの意欲は衰えず、定年後の人生を充実させる目的で資格取得に向かわせる。
5心に栄養を与える子供の独立は夫婦二人きりになることを意味する。子供との絆が深い世代だけに子供がいなくなる寂しさは大きい。その穴を埋めてくれるものを求める。
6心身にくつろぎを与える定年後の会社人間からの脱却は家庭を一番くつろげる場所として再設計し直すことを意味する。
7一卵性母娘の世界子育てを卒業した母親は父親よりも一足先に自由になり、余った時間を娘と共通の関心事に費やす。
8付き合いを維持するクラブ、趣味サークル、同窓会、町会など付き合いの幅が広がって、それを維持するための消費も大きくなる。孫へのお祝い、プレゼントの金額も大きくなる。
9厳選されたものにこだわる身体に優しく安全で美味しい食材、厳選された良い材料は多少価格が高くてもこだわりをもって求める。
10ひと回り小さいサイズを買う子供が独立して夫婦二人きりになるとあらゆる面で生活の規模が縮小し、買い替え需要が起こる。
11熟成したものに価値を見る工業技術を信奉して育った世代が工業技術だけではどうにもならない、じっくりと時間をかけることでもたらされる効果に価値を見出す。
12メカ大好きの夢を追う若い頃は高額で買えなかったものがある。彼らは昔憧れた高級メカを青春の日々の懐かしさをかみしめて購入する。
13ワンラックアップの贅沢モノを見る目が確かな消費のプロたちに子供だましのサービスは通用しない。お金に余裕のできた彼らはいいモノにしか反応しない。
14新しいもの好き定年後、メカ好きの彼らはかつて凝ったカメラをデジタルカメラに置き換えて、旅行写真のアルバム作りや孫の運動会のビデオ編集に、あり余る時間を費やす。
15昔のコレクションをもう一度時間とお金の余裕が生まれる中で、誰もが一歩ずつ豊かさを実感でき、中流を意識したハイティーンの頃を思い出して、その頃の趣味を再び楽しもうとする。
16少年時代の夢にときめく時間とお金に余裕が生まれた今、何をしようかと考えた時に、昔の憧れ、豊かさの象徴であった夢の商品を自分のものにしたいと思い始める。
17昔できなかったことへの挑戦時間とお金に余裕が出てきた今、自分がかつて出来なかった、長年の思いがこもる習い事を始めて、青春時代にやり残したものを取り返そうとする。
18変身へのあこがれ実直なサラリーマンという自分を捨てて、ちょっと不良な新しい自分に生まれ変わりたい。今までの自分ではない自分を楽しむ変身志向が生まれる。
19欲しい時に手に入れる自分の自由にならないとすぐに不機嫌になる。そんなわがままな世代にとって、欲しい時に即、手に入るオンデマンドサービスは満足感を満たしてくれる。
20安全をヘッジする価格よりも安全性を優先する。安全は豊かな老後を目指す世代にとって必要経費ともいえる消費である。

10個以上、心当りのある方は、立派な「団塊の世代」パーソンです。

投稿者 messiah : 2005年08月08日 08:22

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://go1by1.com/mt/cgi-bin/mt-tb.cgi/244

このリストは、次のエントリーを参照しています: 「団塊の世代」定年後の生き方 BEST20:

» リタイアからのリタイア、日本のシニアたち from TIME ガイダンス-choibiki's BLOG-ホンモノで学ぶ、英語を学ぶきっかけ探し
Living it up ・・・タイムの記事へ    パッとやったろうや。(Let¥'s live it up.) 熟年... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年10月20日 10:13

コメント

コメントしてください




保存しますか?


▲TOP   ■HOME