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2005年08月20日
政治家のブログ開設急増は真夏の異変か、怪か?
あれほど書きたくないと言っていたのに...
続々と入ってくる情報に書かざるを得ない心境になり、三度(みたび)性懲りもなく「総選挙」の話題を...(またか、と思われる方には申し訳ないですが)
朝日夕刊(8/19)に「真夏の異変」というタイトルで、ホームページより簡単、素早く更新できるブログで政策・活動をPRする立候補予定者が急増しているという記事がありました。(ブログ絡みなのでご容赦を)
ブログが武器と大きな見出し文字が躍っていました。
新聞によると、「今回の総選挙から、使い勝手のいい『新兵器』として、インターネット上で写真や文章を手軽に公表できる『ブログ』が注目されている。ホームページよりも簡単に開設でき、素早く更新できるため、ブログで政策や活動を紹介する立候補予定者が急増している。知名度不足の新顔が活動ぶりを毎日紹介したり、刻一刻と変る政局への思いを有権者に伝えたりする道具になっている」とのことです。
記事の内容を要約すると次表のようになります。
立候補予定者 | 政党 | 選挙区 | 状況 | ブログ名 |
---|---|---|---|---|
玉木雄一郎氏 | 民主新 | 香川2区 | 衆議院解散の日にブログを開設。選挙区が昨年大ヒットした映画「世界の中心で愛をさけぶ」のロケ地になったことからブログ名を考えた。 「急な選挙で時間も金もない僕にとって、大勢の人にメッセージを発信できるブログは唯一の武器」とのこと。 | 世界の中心で政策をさけぶ 玉木雄一郎の挑戦記 |
川上義博氏 | 自民前 | 鳥取2区 | 郵政民営化に反対し、自民党から対立候補を擁立され、無所属で立候補予定。政見放送に出れない、ビラの枚数も少ないというハンデを、ブログで出来る限りカバーしようとしている。 | 改革保守は考える! - 川上義博 |
吉田治氏 | 民主前 | 大阪4区 | 衆議院解散の翌日にブログを開設。短期決戦で直接会えない人にも訴えを伝えたいと考えている。但し、選挙区内で一体、何人が読んでくれているのかつかめず、得票に結びつけられるかという不安もある。 | それいけ!おさむ!改革日記~吉田おさむの活動報告~ |
立候補予定のブロガーの皆さん、お暑いところをご苦労様です。
政治関連のブログとしてはこの他に、テーマにそって政治家が意見を綴り、有権者が比較できることを目指す政治家ブログサイト「ele-log (エレログ)」があり、国会議員などの35人分のブログが紹介されています。
このサイトの運営会社(日栄インテック、イーハイブ・コミュニケーションの共同運営)には、衆議院解散後に毎日のように、立候補予定者からブログに関する問い合わせがあるといいます。
「ブログで情報を発信していないと、遅れをとるのではないか」という不安が立候補予定者にあるのでしょうか?
しかし、ブログは毎日更新できなくても(週1回でも月1回でも)定期的に長く継続して発信していくことで購読者が集まるものです。
選挙のためだけに利用するという浅い気持ちであってはならないでしょう。上記の立候補予定者の方々を含めて、政治家の皆さんはブログを自分のPRと捉えてはいけません。
国政のために、日々「何を考え」、「どんな行動をし」、「何を喜びとし」、「どんなことに悩んでいるのか」...そんな素直な気持ちを、日常の喜怒哀楽の人間臭い部分と合わせて知りたいし、そこに読者は親近感を覚えるのです。
そんなブログなら是非読みたいものです。(政策のことしか語らないステレオタイプのブログは、あんまりね...)
政治家ブロガーの方は、選挙後も変らぬ姿勢で、国民へのメッセージをブログに乗せて運んでくださるようにお願いします。
<あれ?何か偉そうなことを書いてしまいましたね>
<どうも、すみません>
投稿者 messiah : 2005年08月20日 08:49
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