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2005年09月02日

「カトリーナ」の救援活動でも活躍する第3のメディア

大型ハリケーン「カトリーナ(Katrina)」で壊滅的な被害を受けたルイジアナ州ニューオーリンズのネーギン市長は8/31、死者は同市内だけで数千人に上る恐れがあるとの見方を示しました。

そして、「カトリーナ」がフロリダ州内を抜け、メキシコ湾沿岸に接近した8/28から、ハリケーン情報や緊急情報を求める人々が天気情報サイトやニュース・サイトに殺到し、複数の天気情報サイトがアクセス不可能な状態になったことが明らかになりました。

知りたい情報を求めて一時に集中する需要(アクセス)に、有名ポータルサイトは為す術もなく、またもや要求を遮断してしまいました。

さて、ブログを使って世の中のトレンドを分析している米Intelliseek社は「カトリーナ」を取り上げたブログに関する調査結果を発表しました。

それによると、電力・インターネット接続・電話などのインフラが壊滅状態にある被災地で、ブログ運営者(ブロガー)が救援活動を支援する有用な情報を提供しているといいます。

Intelliseek社が1,560万件のブログを対象に投稿記事を分析したところ、「カトリーナ」に関する情報源としてはCNN.comが最も多かったとのこと。

以下Yahoo! News、MSNBC、Washington Post、BBC News、The New York Times、Fox News、USAToday.comと続きます。

Intelliseek社によると、「2004年にインド洋で起きた津波のときと同じく、ブロガーは「カトリーナ」についても、他では取り上げられなかったり、必要度が極めて高かったりする情報を提供している。こうした情報は、特に交通や通信が大きな影響を受けた地域にとって貴重だ。救援活動や復旧作業にも役立つ情報を取り上げている」と強調しています。

筆者には、既存メディアや有名ポータルサイトへの皮肉にも聞こえます。

世界を震撼させたニューヨーク同時多発テロ(9.11)以後の大事件・大災害において、既存メディアにない機能を存分に発揮して、情報社会の穴を埋めた感のある「第3のメディア」の進化はこれからも続いていくでしょう。

by nikkeibp.jp

投稿者 messiah : 2005年09月02日 08:29

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» ニューオーリンズは沈まない November 27, 2005 追記3 from ”Mind Resolve”
Nice to meet you.                                    地震も津波もハリケーンも森林火災も ... [続きを読む]

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