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2005年09月19日

マイクロソフトが独り負け?という奇怪な現象

「ブラウザのシェアでマイクロソフトが独り負け」

といっても、8月だけの話ですが、それでも最近の動きを見ると、ブラウザ戦線異常ありと言っていいでしょう。

ウェブサイト分析業者の米ネットアプリケーションズ社は、同社の顧客サイト40,000件以上を調べて、2005年8月のブラウザの世界シェアを発表しました。

それによると、首位の「インターネット・エクスプローラ(IE)」は86.31%と、前月に比べて0.89%減少しました。(前月は87.20%)

一方、2位の「ファイアフォックス(Firefox)」は8.27%(前月8.07%)で、他のマイクロソフト社のライバルメーカーも軒並み増加したため、IEは「独り負け」となったのです。

順位は次の通りです。

ブラウザの世界シェア(%)
順位ブラウザ名7月8月
1インターネット・エクスプローラ87.2086.31
2ファイアフォックス8.078.27
3サファリ2.132.20
4ネットスケープ1.502.02
5オペラ0.490.62

わずか1%にも満たないシェアの低下ですが、マイクロソフト社はブラウザのシェア低下に神経を尖らせています。

IEは、2004年10月時点でシェアは(何と!)92.31%あったのです。

その後、2005年6月まで8ヶ月連続でシェアを落とし、7月はわずかながら増加に転じましたが、8月になって再び減少したのです。(7月の増加についてはこちらを参照)

これとは対照的に、ファイアフォックスは2004年10月時点ではシェア2.69%でしたが、8ヶ月連続で増加し、7月は少し減少しましたが再び増加に転じています。

減少を続けていたネットスケープもバージョンアップ(バージョン8)の効果が出てきたのか増加しました。

アップル社のサファリは10ヶ月連続で増加し、ペースは緩やかながらも徐々にシェアを増やしています。

オペラはファイアフォックスの人気に押されているためか、一進一退の推移を示していますが、8月は増加しました。

そして...

IEだけが独り、シェアを落としたわけです。(1%落とすと1,000,000人という規模になる)

原因?

それがわかればマイクロソフト社がとっくに対策を打っていることでしょう。

タブブラウズ機能の対応を怠ってきたことや、セキュリティ面で常にハッカーの標的となっていること(開発のブレーキ)などがありますが...

マイクロソフトとIEに飽きてきたユーザーたちが、そろそろ、新天地を求めて大移動しているという見方もできます。

by Hot Wired

投稿者 messiah : 2005年09月19日 09:03

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