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2005年10月20日
2007年だけではない 他にもある20XX年問題
面白いコラムを発見しました。
コラムを執筆したのは、北海道大学大学院情報科学研究科の「やまもと・つよし」氏です。
彼の未来予測には、説得力があります。
おそらく、一般にはあまり知られていない話ですが、将来非常に重要な意味をもつ可能性があるような気がします。
2000年問題というのがありました。説明の必要はないと思うし、もう過去のことなので省略します。
2007年問題というのがあります。ご存知ですよね。(こちらを参照)
ところで、2006年問題、2010年問題はご存知でしょうか?
そんな問題あるの?(筆者も初耳でした)
「何でもかんでも、20XX年問題と名付ければ、箔がつくと思ってるんでは」
いえいえ、そうではありません。
大学業界では2006年問題という話題があり、関係者は今この対応に追われているそうです。
大学の2006年問題とは、2003年春に始まった文部科学省の新指導要領、いわゆる「ゆとり教育」で教育された高校生が大学に入るのが2006年4月であることを指しています。
それが何で問題かといえば、大学でこれまで想定していた高卒レベルの基本学力の前提が変わるため、それに対する対応を求められるからということなのです。
この「ゆとり教育」世代は、インターネットの匿名掲示板やワープロの裏技には詳しいかも知れないが、はたして数学や理科の常識がどのレベルにあるかということについて、大学側には想像がつかない事が問題なのです。
そして、彼らが大学を卒業する4年後の2010年3月は、「ゆとり教育」世代が大学卒として初めて社会に出る年となります。
「ゆとり教育」世代が社会に出るのと、団塊世代の技術者が一斉退職していなくなるのが共に2010年と一致していることに何か不安を感じざるを得ない。
オリジナルを是非お読みください。
q.f. 移り気な情報工学 |
投稿者 messiah : 2005年10月20日 08:53
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