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2006年02月02日

さらば? 「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」

太陽系第10惑星
左から「第10惑星」、冥王星とその衛星、
月、地球の大きさの比較
q.f. アサヒ・コム
米カリフォルニア工科大のマイケル・ブラウン教授らが2003年10月に発見し、2005年7月に発表した、太陽系の第10番目(?)惑星の全貌が明らかになりつつあります。

発見当初から、惑星として認めるか否か喧喧諤諤(けんけんがくがく)の議論があります。

しかし、詳しい調査の結果、「第10惑星」は直径約3,000Kmで、冥王星(直径約2,300Km)より確実に大きいことが独・ボン大学などの観測で確かめられたそうです。

スペインにある直径30mの電波望遠鏡と、高感度熱検知器を使い、「第10惑星」から届く波長1.2mmの電波を精密観測しました。

この波長の電波の強さは惑星の表面温度と大きさで決まることから、太陽からの距離から表面温度を求め、大きさを算出しました。測定誤差は400Km程度で、最も小さく見積もっても「冥王星より大きいことは疑いの余地がないそうです。

あらまあ!というかんじ。

これまで、太陽の周りを回っていても小さな天体は惑星とは認められず、この第10番目の☆を惑星と認めるかどうかは、今夏の国際天文学連合で議論される予定です。

研究グループは、「この☆に惑星の地位を与えなければ、冥王星を惑星と呼ぶ正当な理由がなくなる」としています。(2/2付、英科学誌ネイチャーに論文が掲載される予定)

太陽系に新規参入しようとするこの☆は、太陽から56億~145億キロ離れた楕円軌道を、約560年の周期で回っているそうです。

子供の頃に、太陽系の惑星の並び順を憶える時のおきまりフレーズだった「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」というパラダイムが崩壊する時が近づいているのかも知れません。

q.f. アサヒ・コム

投稿者 messiah : 2006年02月02日 09:54

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「水金地火木土天海冥」 誰もが、一度は中学時代あたりに、耳にしたことがある言葉でしょう。 もちろんこれは、太陽系の惑星の並び順。 水星、... [続きを読む]

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» 10番目の惑星 from とりとめのないこと
読売新聞の記事 米カリフォルニア工大チームが昨年7月、「太陽系10番目の惑星」として発表した冥王星の外側の軌道を周回する天体について、独仏の天文チームが... [続きを読む]

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