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2006年04月08日

「新しいものを求める」最初で最後のチャンス

人材派遣のパソナは、「団塊の世代」を対象に、定年退職後の団塊世代の“セカンドライフ”と“セカンドキャリア”に関する意識調査の結果を発表しました。

調査によると、定年後のプランを「持っている」という回答は50.4%。「まだ考えていない」が27.4%、「これから考える」が15.9%と続きました。

プランを持っているという人に、具体的な内容を尋ねたところ「仕事を続ける」が30.3%で最も多く、「社会貢献活動・地域貢献活動」(20.8%)、「趣味や旅行を楽しむ」(15.5%)と続きました。

仕事を続けるという人に、再雇用などで今の職場で働きたいかを尋ねたところ、53.2%の人が「いいえ」と答え、34.0%は「どちらともいえない」と答え、「はい」と答えた割合は12.8%にとどまりました。

「改正高齢者雇用安定法」の施行で、企業には2006年度から段階的に最大65歳までの雇用延長が義務付けられるようになりましたが、「定年後も引き続き同じ会社で働きたいと考える人は少ない」(パソナ)といいます。

なぜ同じ会社で働きたくないのか理由を尋ねたところ、「新しいことにチャレンジしたい」「後進に道を譲りたい」などの意見が多かったようです。

定年後に希望する就業形態は「契約社員」(25.0%)、「フリーランス・個人事業主」(23.5%)、「独立/起業」(18.4%)と続き、「正社員」という答えは13.2%にとどまりました。

人の遺伝子(DNA)には、「新しいものを求める」因子があると聞きます。(強い・弱いはありますが)

社会に出た大人たちは、やがて組織の中の歯車の1つとなっていき、いつの間にか「新しいものを求める」因子を外向きではなく、内に求めて生きるようになります。

ところが、「新しいものを求める」因子を外に向けて実現したい、という欲望は、人の中にいつまでも残って消えないのではないかと思います。

サラリーマンにとって「定年」は、“生き方”のスイッチを切り換える、人生で最も大きな節目です。

それは、「新しいものを求める」因子を外に向けて実現できる、最初で最後のチャンスとなるでしょう。

“新しいことをやりたい気持ち”と“いつまでも現役でありたい気持ち”を優先したセカンドライフを望む人が多いのも、そう考えれば頷(うなず)けます。

q.f. nikkeibp.jp

投稿者 messiah : 2006年04月08日 09:50

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