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2007年02月06日

仮想商店街 群雄割拠の時代へ

インターネット書籍販売最大手のアマゾン・ドットコムが、サイト上で小売店などに場所を貸して商品を販売する「仮想商店街」事業に参入することが判明したのが昨年7月。(こちらのエントリーをご参照)

当初は年内に実施するとのことでしたが(少し遅れたとは言え)ほぼ予定通りに動き出しました。

日本の仮想商店街事業では、楽天やヤフーが先行していますが、ネットショッピング市場は今後も急速な成長が期待されており、アマゾンは高いブランド力を武器に新規参入し、市場を開拓しようとしています。

但し、どのようなビジネスモデルになるかに注目が集まっています。

楽天やヤフーの場合は、ネット上に出店した企業が商品を販売します。

楽天やヤフーは場所を貸し出すだけで、自らが商品を仕入れる必要はないのです。彼らは出店企業から店舗開設費用や販売手数料を受け取ることで収益を得ています。

自ら在庫を抱えるリスクがなく、食品など鮮度が重視される商品でも取り扱えるなどのメリットがあります。

これに対してアマゾンは、現在ネット上で書籍以外にCDや家電など幅広い商品を販売していますが、基本的には商品を自社で購入して(仕入れて)、ネットで販売するビジネスモデルを採用しています。

このモデルが継承されるのでしょうか?

ロングテール、ワンストップショップ、ウェブサービスなどを駆使して「Web2.0」企業の旗頭になったアマゾンですが、この世界では後発だけに他社とは違う何か仕掛けを用意しているような気がします。

ネットビジネスの中核となる“仮想商店街”は群雄割拠の時代に突入します。

q.f. iza

投稿者 messiah : 2007年02月06日 07:35

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