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2007年03月10日

子供の教育の基本は“家庭”にある

知り合いに変なオジサンがいて、その人から最近聞いて驚いた話があります。

子供が病気で学校を休んだ。その親が学校に対して「休んだ日数分だけ給食代を返せ」と言ったとか。

そのオジサンは話を誇張するような人物ではないので、事実です。

この話には、現代を象徴する2つのポイントがあります。

  1. 日本古来の伝統である“恥の文化”を親から教わらなかった人種が存在する。そういう人種が今、子を持つ親の時代になっていること。
  2. 勝ちか負けか、1つのパイを獲ったり奪われたりするゼロサムゲーム(こちらをご参照)で育った子供は大きくなった時、何事も自分中心でしか考えられなくなる。

このような親がごく少数の特殊ケースであることを願いたいが、おそらくそうでもないのでしょう。

上記2つに共通するのが「親の躾(しつけ)」の大切さです。

ところが、愕然とする調査結果が出てきました。

財団法人「日本青少年研究所」は昨年10~11月、東京・北京・ソウルの3都市の小学4~6年生を対象に、各学校で書面形式で生活習慣を調査し計5,249人から回答を得ました。

その中の“親の躾に関する設問”で、23項目中21項目で日本は最もレベルが低いことが判りました。

次のような常識レベルのことを日本の親は子供に教えていないのです。

ある学者はこう分析しています。「親から躾をきちんと受けていない“団塊の世代ジュニア”が親になり、子供に何を伝えればいいのかが分からなくなっているのではないか」

「学力は重視するが、人格形成はおろそかになっている。子供のうちにきちんと躾をしないと、将来の自立を妨げることになりかねない。親だけでなく、社会全体でしつけていく視点も必要だ」

筆者は、子供の教育の基本は“家庭にある”という考えです。

学校が、教育委員会が、文部科学省が、国が...どれだけ頑張ろうが、家庭教育ぬきの改革は絵空事です。

社会の一員としてはたすべき義務や責任を教え込むのは、子供が幼い時が絶好機であり、それはまた子を持つ親の責任でもあるのです。

投稿者 messiah : 2007年03月10日 12:42

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