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2007年11月07日

会社は誰のものか

政界は一人の政党党首の辞任騒動で大揺れ。

終わってみれば。。。

何だったのか?あの騒ぎ。

体力と時間の浪費以外の何ものでもありませんでした。

筆者はそんな騒ぎには目もくれず、パタゴニア創業者の「社員をサーフィンに行かせよう」を読み返しています。

パタゴニアについては過去のエントリーで紹介しました。

面白い件(くだり)があります。

会社は誰のものか?と雑誌記者が創業者に質問するのです。

経済をテーマにした記事を長年書いてきた記者ですら、「会社は誰のものか」という誰もが行き当たる命題に対する明解な答えをそれまで得ることができていませんでした。

株主のものか、経営者のものか、社員のものか、それとも.....

Googleの創業者はこの質問に対してためらうことなく答えています。

「会社は株主のものである」と。

おそらくシリコンバレーの先端IT企業の経営者は同じ答えを出すでしょう。

ユニークさで群をぬく、あのアップルCEOでも同じ事を言うだろうと思います。

しかし、パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードはこう断言します。(これって、信念をもっていないと言えません)

『創業以来、ずっと企業の責任とは何かという課題と格闘してきた。ビジネスとは実のところ誰に対して責任があるのかということに悩み、それが株主でも、顧客でも、あるいは社員でもないという結論にようやく達した』

じゃあ、会社は誰のものなの?誰に対して責任を負うの?

私のような凡人は、この後の、シュイナードの言葉に衝撃が走るのです。

『ビジネスは(地球)資源に対して責任がある』

『自然保護論者のデイヴィッド・ブラウアーは「死んだ地球からはビジネスは生まれない」と言った。健康な地球がなければ、株主も、顧客も、社員も存在しない』

パタゴニアは、売上高の1%を地球環境保全のために毎年寄付しています。

百年後も存在する企業となるために。

投稿者 messiah : 2007年11月07日 19:16

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