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2005年06月18日
「もったいない」が05年版環境白書の看板に...
日本政府は、「もったいない」の精神の重要性を「環境白書」と「循環型社会白書」の2005年版に盛り込む方針を決め、両白書とも6月17日に閣議決定したとのことです。
ケニアの副環境相でノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイ氏が、日本独特の概念である「もったいない」の心を、「MOTTAINAI」というフレーズで世界に広めようとする運動が進んでいます。(5/31、6/3のエントリーをご参照)
今回の白書は、この「もったいない」の精神とキャッチフレーズを前面に掲げた白書になっています。
「環境白書」では、この「もったいない」を「物の値打ちを余すことなく使い切ること」と定義して、エネルギーの無駄をなくし、京都議定書の目標を達成することの重要性を説いています。
「循環型社会白書」では、この「もったいない」を世界地域に広げて、排出抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)の3Rを推進して、ごみ減量の世界的な取り組みの必要性を訴えています。
ところで、環境白書とは?
(1) 前年度の環境の状況に関する年次報告
(2) 今年度において講じようとする環境の保全に関する施策
この2つを政府が国会に提出したものです。
また、循環型社会白書とは?
循環型社会の構築に向け、廃棄物、リサイクルの現状や、廃棄物を減らす手段などをまとめたものです。
(※ 循環型社会とは、長期間使える製品を大切に使用することや、不要になった製品をリサイクルすることなどにより、処分されるごみが少ない社会)
「もったいない」、「MOTTAINAI」のマインドを世界各国の老若男女でシェア(共有)できる日は来るでしょうか?
投稿者 messiah : 2005年06月18日 08:45
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