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2005年08月23日

驚きのビジネスアイデアはアメリカならでは産物か

日本人は世界で最も優秀な民族の1つだと思うのですが、どうしてもアメリカ人には叶わないと思うことがあります。

「よくあんなことを考えるもんだ...」 「どんな頭をしているんだ」

考えるだけでなく、その突飛な思いつきを真剣になって行動に移す。アメリカ人にはそういうところがあり、この民族を象徴する特性といえます。

日本人が同じことを思いついたとしても、「日本人では絶対に行動に移したりしない」という事例の1つとして、5/26付エントリーでオンラインカジノを運営するゴールデンパレス・コム社が、常識外れの買物をして世間の注目を集めることで広報活動で大きな成果を収めている事を書きました。

今度は別の新手が登場しました。

キャッチフレーズは「おでこ、5000ドルで貸します

マイアミの新興企業Lease Your Body社の創業者アレックス・フィッシャー氏は、自分の身体の一部を貸し出す意志のあるルックスの良い人材と、何とかして関心を集めたいと考える広告主とを引き合わせて、大儲けしようと考えています。

タトゥーを額にいれた女性「これほど人々の関心を集められる方法はないと思う。『いったい何でおでこにタトゥーをしているんだ』といった顔でみんなが私を見る。でも、私の説明を聞いた後では、だれもが面白いアイデアだと思ってくれる」と語るのはLease Your Body社の広報担当者。(彼女は実際におでこにタトゥーをいれてウェイトレスとして働いている)

フィッシャー氏は、自分の額に本物のタトゥーを入れる権利をオークションにかけた女性のニュースを目にして、このアイデアを思いついたといいます。(因みにこの権利は、前述のゴールデンパレス・コム社が1万ドルで落札した)

3月に設立されたLease Your Body社には、これまでに2,500人以上が登録しています。

登録者は首、額、上腕、前腕、手、おなか、腰の後ろのうちから1ヶ所を貸し出します。フィッシャー氏によると、各人の取り分は100ドルから最高で5,000ドルになるとのこと。

「5,000ドルを手に入れるには、いくつか条件がある。ルックスが良いこともあるが、さらに社交的な性格で、活動範囲と時間がマッチしている必要がある」

タトゥーは後で消せないじゃないか!と思っていたら、使用するのはヘナタトゥーという後から消せるタトゥーで、契約が終了すればいつでも消すことができました。(ホッ)

周囲から奇異な目で見られても、ビジネスと割り切れる人や、逆に目立ちたがりはアメリカには大勢いそうです。また、それを活用する企業も少なくないような気がしますので、環境が整ったアメリカでなら商売として十分に成立するかも...

しかし、おそらく我が国では、そんな発想をする者は誰もいないでしょう。

日本人は(最近は失われがちですが)、基本的には「恥じらい」の文化を基盤にしているからで、驚きのビジネスアイデアも遠い異国の話にしか映りません。

(それでいいようで...何かもの足りないような気が...)

そうそう。

アイデアに「古い、新しい」がないように、国境なぞあるはずがない。一見、荒唐無稽なアイデアでも、日本の環境にアレンジして再構築すればいい。

「歩く広告塔」ビジネスにも何かヒントが眠っているかも知れない。

by CNET Japan

投稿者 messiah : 2005年08月23日 10:10

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