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2005年09月11日
インターネット選挙運動の解禁 意外な速さで進展か?
劇場型選挙と言われています。
小泉首相はオペラ鑑賞が好きなので、彼一流の手法でこの選挙を劇場化してしまったのかも知れません。
「郵政民営化賛成派」、「反対派」、「刺客」、「くノ一」、「新党」...”戦い”の舞台に登場したキャストたちはそれぞれの役割を忠実に守ってこの選挙劇を盛り上げました。
間もなく、暑い中で繰り広げられた熱い”選挙劇”の結果が出ます。
さて、公職選挙法の解釈が原因で、選挙公示後はインターネット(ブログやホームページなど)からの情報発信ができない点について多くの批判がネットを駆け巡りました。
筆者もこの問題を9/4付エントリーに投稿したところ、数多くのトラックバックが寄せられました。
トラックバック元を訪問すると、この問題でコメント、トラックバックが溢れかえったサイトを多々発見しました。
それだけ、選挙に対する関心度が高いということでしょう。
そんな9/9、自民党は、「選挙におけるインターネット利用に関する小委員会」(仮称)の設置を発表しました。
公職選挙法で制限を受けている現状のインターネット選挙運動を見直し、法改正も視野に入れて議論をしていく、とのこと。
これは、意外に速い動きでした。
その背景には、自民党が、「民主党は公示後も、ホームページに選挙情報を流していた」ことを公職選挙法違反として総務省に通報したり、逆に民主党が、「自民党が都議選期間中にホームページに選挙記事を掲載していた」と反論したり...
こうしたインターネットの利用に関する丁丁発止(ちょうちょうはっし)の議論が起きて、それがトリガーになったようです。
さらに、ブログの底知れぬパワーを感じて、多くの政治家がブロガーの声を意識しだし、公職選挙法に対する批判の多いことに危機感を感じて、先手を打ったという見方もできます。
まあ、プロセスはどうでもいいですが、インターネットを利用した選挙運動の解禁という方向は(賛成、反対という議論の前に)世の自然の流れと受け止めて、粛々と進めていってほしいと思います。
by 朝日朝刊9/10 |
投稿者 messiah : 2005年09月11日 08:00
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トラックバック時刻: 2005年09月11日 15:20
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コメント
インターネット投票には僕も賛成です。今回、
ほりえもんのおかげでといっても過言ではないと
思っています。残念ながら落選はしましたが、
少なくともなんらかの影響を与えたことでしょう。
当の本人は自社での活動等、一切行いませんでした。
機密性などの問題点も今の技術を駆使すれば可能でしょうし・・・
携帯電話等でもできれば確実に投票率は上がるでしょう。
投稿者 らいむ : 2005年09月12日 02:48
らいむさん コメントどうもです。
選挙を完全に電子化するには解決しなければいけない問題がまだありそうですが、いづれ在宅あるいは出先から携帯電話での投票が可能になるでしょう。次の選挙の時はどうなっているでしょうか。
「未来伝心」も拝見しました。これからアクセスがどんどん上がることを期待しています。
投稿者 でたとこ : 2005年09月13日 08:28