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2005年10月17日
本家が見失ってしまっている日本伝統の心
グリーンベルト運動などの功績によりノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイ氏が、日本独自の「もったいない」という言葉を”MOTTAINAI”という表記で国際語として世界に広めようとしています。
(※ その経緯については、5/31、6/3、6/18、7/2、7/8のエントリーをご参照)
ところが、当の日本人が「もったいない」の心をどこかに置き去りにしているという統計が出ています。(厚生労働省の国民健康・栄養調査、農林水産省の食料需給表から:朝日朝刊10/16)
食料自給率は先進国で最も低いにも関わらず、大量の食料を無駄にしているというのです。
家庭や工場に送られた食品量から計算した国民一人当たりの1日の供給カロリーと、実際に摂取しているカロリーとの間に3割もの差があるそうです。
つまり、供給(10)-摂取(7)=無駄(3)ということです。
無駄の(3)は、捨てられているわけです。その格差は、40年前に比べて2倍強にまで広がっています。
お役所は、「外食、弁当などが増えたことが原因ではないか?」と言っていますが、04年度食品ロス統計によると、家庭の食べ残し・廃棄は4.2%で、外食の食べ残しが3.3%。合わせても7.5%にしか過ぎない。
実際にはその4倍(30%)のロスがあるのですから、本当の原因は何?
答え...そんなに難しく考える事はありません。
日本人の誇りである日本伝統のものを大切にする心を忘れてしまったから。(いつの頃からか、世代から世代への伝承が急激に薄まった)
ものを大切にする心には、「命の尊厳」が根底に存在しているので、なおさら危機的状況と言えます。
現代日本人は、また1つ、先人から渡された大切なバトンを落としてしまうのか。
投稿者 messiah : 2005年10月17日 08:31
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