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2004年11月30日
[5] 自宅サーバー構築、最大の山場!ルーター設定
ネットワーク設定の次はルーター設定です。ルーターに接続されたパソコンをサーバーとして機能させるためには、そのルーターに特別な設定をする必要があります。その設定をしていないルーターに接続されたパソコンはインターネットにアクセスできるだけの単なるパソコンに過ぎません。コンピュータ(パソコン)はインターネット(または外部のコンピュータ)からアクセスを受けて始めてサーバーと呼べるのです。それでは何故、一般のパソコンはインターネットにアクセスはできても、逆にインターネット(または外部のコンピュータ)からアクセスされることはないのでしょうか?自宅サーバーの場合、その鍵はルーターが握っています。
一般のパソコンがルーター経由でインターネットにアクセスする場合を考えてみましょう。この時ルーターは、アクセスしたパソコン⇒ルーター⇒アクセスされたサーバーのそれぞれのIPアドレスとポート番号(※)がどのように対応しているかという情報(対応表)を記憶しています。これはデータが返ってくる逆方向(アクセスされたサーバー⇒ルーター⇒アクセスしたパソコン)の経路を確保しアクセスするポート(データの出入り口)を確定するためです。

しかし、この対応表はパソコンからサーバーにアクセスした時のみにしか作成されません。その逆方向のサーバー(または外部のコンピュータ)からパソコンにアクセスする場合には対応表がないのでアクセスできないのです。これが、一般のパソコンがインターネット(外部のコンピュータ)からアクセスされることがない理由です。
ところが、逆方向のアクセスに必要なIPアドレスやポート番号の対応表を作成して予めルーターに定義しておけば、外部のコンピュータからパソコンへのアクセスが可能になります。ルーター設定とは、単なるパソコンをサーバーに変身させるための基礎作りなのです。(この後にパソコンにWWWサーバーソフトをインストールすると、パソコンがWWWサーバーへと変身します)
※ ポート番号とは、データの出入り口を通信規約(プロトコル)別に識別するための番号
(例:WWWサーバーで使うhttpプロトコルはTCPのポート80番)
参考書(全部フリーソフトで作る 自宅サーバー for Windows)にはルーターの機種別の設定方法が記載されています。私の持っているルーターの機種は載っていなかったのですが比較的近いのがあったのでそれを参考にしながら設定を行いました。機種によってかなり操作が違うので参考書に記載がない場合は、インターネットやマニュアル等での調査が必要になってきます。少し苦労するかも知れませんが、この山場を乗り越えればゴールはもう直ぐそこ!ネバーギブアップです。
私の持っているルーター(NEC Aterm DR304)での設定を紹介します。この操作はルーターに接続されているパソコンならばどれでも可能です。
(1) ブラウザ(Internet Explorerなど)からルーターに直接アクセス
(アクセス方法はルーターを設置した時に読んだ説明書に記載されているはず。機種によって操作方法は異なる)
(2) 接続が勝手に切られないように設定
自動切断を使用しない設定にする。
(私のルーターは初期設定で勝手に切られないようになっていたので確認しただけ)

(3) ポートマッピング設定
変換対象プロトコルにTCP、変換対象ポートにwww、宛先アドレスにサーバーに割り当てたIPアドレス([4]項で
設定した)を設定する。

一番上の行の設定に注目(2行目以下は他のサーバーの設定)

(4) パケットフィルタ設定
フィルタ種別に通過、送信元IPアドレスに*、宛先IPアドレスにサーバーに割り当てたIPアドレス([4]項で設定した)、
プロトコル種別にTCP、送信元ポートに*、宛先ポートにwww、方向に両方向を設定する。
このルーターの場合、*記号はインターネットに接続する度に毎回変化するプロバイダーから割り当てられる
グローバルIPアドレスの代用となる。*を入力しておけばルーターが自動的に現在のグローバルIPアドレスを代入して
処理してくれる。(機種によって指定方法は異なる)

一番上の行の設定に注目(2行目以下は他のサーバーの設定)

市販またはレンタルされているほとんどのルーターは上記のような、逆方向のアクセスに必要なIPアドレス、ポート番号の対応表を作成して予めルーターに定義する機能を持っています。(この対応表をNATテーブル、対応表を定義することを静的NATといいます)
但し、一般的にルーターは自宅サーバー構築といった用途は想定していないので操作方法が公開されていない場合が多いと思われます。その場合は参考書が頼りです。多少の試行錯誤が必要になる場合もあるでしょう。
以上でルーター設定は完了です。
【 続 く 】
投稿者 messiah : 2004年11月30日 00:00
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