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2006年06月30日
アマゾンの増殖し続ける野望
アメリカのWebvan Groupはかつて、食料品のインターネット販売に世界で初めて乗り出しました。
Webvan社はネット上の大型食品スーパーを目指して、1999年半ばに営業を開始します。(ドットコムバブル時代です)
多品種多品目の品揃えや希望の時間に無料配達するというサービス実現を目指して、10億ドル以上の資金を調達したのです。
そして、ITインフラと配送システムを万全に整えて事業はスタートしましたが、わずか2年後に12億ドルの負債を抱えて倒産します。
その後、このWebvan社の失敗は「ドットコム業界で過去最大の惨事」とか「オンライン小売りへの教訓」などと言われ、業界全体の事業規模と意欲が縮小していくことになります。
ところが今、そのインターネット食品市場に、あのアマゾンドットコムが挑戦しようとしています。
アマゾンと言えば、日本人は「ネット書店」を真っ先に思い浮かべることでしょう。
インターネット草創期の1994年にジェフ・ベゾスによって開業されたインターネット書店Cadabra.comが、後に世界で最大規模の流域面積を持つアマゾン川にちなみAmazon.comと改名されたのが名前の由来です。
アマゾンは米ワシントン州シアトルに本拠を構える世界最大のインターネット書店ですが、インターネット上の商取引の分野で初めて成功した企業の一つで、本以外にもDVDや電化製品など様々な商品を扱っています。
アマゾンは世の中に大量にある小ロットしか売れない書籍を販売し、いわゆるロングテールという実店舗にはまねのできない現象を引き起こしたことで知られています。
また、他に先駆けて「レコメンデーション(自動推奨)」や「書籍の中身検索」といった機能をサイトに導入し、これらによりロングテール部分に埋もれていた書籍が突然売れ出すという現象を起こしました。
さらに、アフィリエイト・サービスでも先駆けとなり、全世界のWebサイトの「支店化」にも成功しています。
その後も、短編文学のデジタル配信サービスや書籍の必要なページ分だけダウンロード購入できるサービスなどを矢継ぎ早やに展開し、最近では書籍のオンデマンド出力サービスも始め、そのロングテール・ビジネスを拡大しようとしています。
こうした的確で・タイムリーで・先駆的な試みが同社の評価を高くしていることは疑いなく、米CNET News.comの「Amazon is not Webvan 2.0」というブログ記事では、アマゾンがWebvanとは明確に違う3つの点を挙げて、アマゾンの新戦略を楽観視しています。
- アマゾンでは生鮮食料品を取り扱っていない。Webvan社は商品の倉庫・保管業務に10億ドルもの巨額を先行投資し生肉や野菜・果物といった生鮮食品を扱っていた。これがWebvan失敗の大きな要因となった。
- アマゾンでは、商品の即配を行うつもりがないようである。即配はWebvan社サービスのウリではあったが、そのことが同社利益圧縮の要因の1つになった。
- アマゾンは過去10年にわたってオンライン小売りの実績があり、今後どこまで拡張すべきか、どこから先が過剰投資になるのか、その判断力を身に付けている。
『最良の、.....そして最悪の時代』
近未来のテクノロジー業界を予測したフラッシュムービー「EPIC2014」では、検索最大手のグーグルとアマゾンが合併して「グーグルゾン(Googlezon)」を作り、全ての覇権を掌握していくストーリーになっています。
二強が結びつく可能性や兆候は今のところ(表面的には)ないのですが、本当にそうなると独占禁止法に触れる可能性もあるほど強大な力になるでしょう。
ただ、今回のアマゾンの「ワンストップ・ショップ戦略(※)」の加速で、IT業界の群雄割拠に拍車がかかることだけは間違いありません。
ワンストップ・ショップとは... 関連する全ての商品やサービスをそろえた総合店舗のこと。1ヶ所で様々な製品をまとめて購入する消費者行動を「ワンストップ・ショッピング」という。 他店との差異化のために「ここに来ればなんでもそろう」という印象を消費者に与え、顧客の囲い込みをはかるためのマーケティングメッセージとしての意味合いが強い。 q.f. e-Words |
q.f. IT Pro |
投稿者 messiah : 07:22 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月29日
ウェブという名のパラダイム破壊者
アメリカのインターネットサイトに、日本のテレビ番組の映像が無許可で大量に投稿され、問題となっています。
筆者もアクセスしてあれこれと見ていると、日本語でテキスト検索した結果の映像がどんどん出てきます。(知らぬ間に、半日ほど見てしまいました)
NHKの教育番組のお絵かき歌、ワールドカップの決定的失敗シーン、有名タレントが教祖に誉められ涙するビデオ、あんな人、こんな人の知られざるカット、カット...カット!
問題となっているのは、登録(無料)すれば誰でも動画を投稿・視聴できるアメリカの動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)です。
同サイトによれば、世界中のユーザー600万人に、毎日約5000万本の動画を提供しているそうです。
1日の閲覧数は2億件に達し、毎日約5万本の動画が投稿されるということです。
Webの世界では、このYouTubeのように、突然現れてあっという間に億単位のアクセスを稼ぐベンチャーが生まれます。
昨年暮れ頃から、日本のバラエティ番組やアニメ、過去の番組、放送事故のシーンなどの投稿が目立ち始めました。(投稿者の大半が日本人で、個人的に録画したものを投稿している)
つまり、日本国内では著作権違反となる行為が、海外のコンテンツ共有サイトを利用すれば、国内にいながら何の制約もなく利用できるという、インターネットの国境を越えた普遍性を逆手にとった行為なのです。
NHKでは4月頃、「紅白歌合戦」や「おかあさんといっしょ」などの映像が投稿されました。NHKはYouTubeに対して削除要請を行ないました。
YouTubeは該当する動画をすぐに削除しましたが、動画は簡単にコピーされ、次から次に投稿されるのできりがありません。
個々の映像ごとに削除要請をせねばならず、サイト全体を監視するのは物理的に不可能、と悲鳴を上げています。
同様に、昨年暮れから数回、削除要請しているフジテレビも「バラエティ番組の1コーナーだけを投稿されるなど、極めて断片的で、それが自分の局のどの番組なのかを特定するのも難しい」とのこと。
日本テレビなども対応を検討中で、各局の間で「個別ではなく、まとまって対処すべきだ」との意見が強まっています。
一方で、投稿された番組が“世界”に意外な影響を及ぼしているそうです。
「伊東家の食卓」(日本テレビ系)で紹介された「Tシャツを一瞬でたたむ裏技」は、海外のユーザーに衝撃を与えたようで、彼らが自ら裏技を試している動画を投稿しています。
また、NHK「ピタゴラスイッチ」の「アルゴリズム体操」をまねして楽しむ若者たちもいます。
最近では、自作で英語字幕をつける日本人投稿者までいるそうです。
放送各局は、「番組はさまざまな権利のかたまりであり、放送局としての権利、著作権者の権利を守っていく必要がある。番組が著作物であることを理解してほしい」と訴えています。
ウェブ...
時としてそれは、パラダイムに牙を剥く恐るべき破壊者なのです。
q.f. iza |
投稿者 messiah : 07:45 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月28日
クライマックス 「ハリー・ポッター」
世界的なヒットとなった人気ファンタジー小説「ハリー・ポッター」の第7巻の最終章が完成し、その結末の一端が明かにされました。
「ハリー・ポッター」は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングによる子ども向けのファンタジー小説シリーズで、映画化(第1~4作)もされています。(筆者もわりと好きです)
映画では、ハリー・ポッター役をダニエル・ラドクリフ、ロン・ウィーズリー役をルパート・グリント、ハーマイオニー・グレンジャー役をエマ・ワトソンが演じています。
さて、小説や映画の内容を知らずに(マッサラな心で)読みたい・見たい読者はここまで!!!(進むと危険)
著者のJ・K・ローリングさんは、1990年頃にシリーズ最終章を既に執筆済みで、その結末は既に決まっていました。
しかし、今年に入ってから内容の一部を修正しました。(特にクライマックス)
その結果...
登場人物の1人が生き残り、当初は死ぬ予定ではなかった2人が死ぬという、意外にも悲しい展開となりそうなのです。
尚、主人公のハリー・ポッターが死ぬ可能性もあるような含みを残しているようです。
・o・ ・o・ ・o・ えぇぇ...
著者のローリングさんは「本当の悪魔と戦う設定なので、代償を払わなければならない。悪魔は脇役ではなく主な登場人物を標的にするものなので、わたしもそれに従った」と語っています。
それにしても、どうして可愛い主人公たちを殺すの?と言いたくなりますね。
ローリングさんはシリーズを7作にすると初めから決めていたし、物語を完結させたかったようです。
彼女は「著者がいなければ続編はないので、わたしが物語を終わらせる」と語り、彼女の死後に他の著者が続編を執筆する事態を止めたいという意向を示しました。
彼女は、メールによる嫌がらせを避けたいとして、ハリーの運命を具体的に明らかにしませんでした。
墓場までこの作品を持って行こうということですが、それはちょっと...という感じもします。
最終章は完成しましたが、7巻全体はまだ完成していません。
これほどのベストセラーになると、「主人公たちを死なすな」運動が世界中で起きるのではないでしょうか。
ローリングさんは、書き直しを迫られるかもね。
- 第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 第2巻『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
- 第3巻『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
- 第4巻『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
- 第5巻『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 第6巻『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 第7巻(題名未定・執筆中、ローリング自身が保管)
q.f. CNN.co.jp |
投稿者 messiah : 07:34 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月27日
より読めるが より書けなくなる時代
インターネットコム社とクロス・マーケティング社が、「筆記と文字入力に関する調査」を行ったところ、漢字が書けなくなったと感じている人が7割にも上ることがわかりました。
筆者もその一人ですが、原因ははっきりしています。(心当たりのある方は多いと思います)
現在、ほとんどの文章はパソコンで作成されるようになり、手書きで文字を書く機会は極端に減っているからです。
特にオフィスにおいては、職種や業種によってはほとんど文字を書くことはなく、学校を卒業してから文字を書いた覚えがないという社会人もいるといいます。
しかし、これは読み書きの「書き」の方だけ、ということも分かってきました。
「パソコンを始めてから漢字が読めなくなったと感じますか?」という質問に対しては、47.7%が「感じない」と回答し、さらには「むしろ読める漢字が増えた」とする回答者が14.7%もいるくらいです。
どうしてかと言うと、伝言などの簡単な文章を手書きする場合は、書けない漢字があっても辞書で調べるようなことは少ない。そのような場合でもパソコンや携帯電話ならば「変換」するだけで、求める漢字が変換候補として表示される。手書きなら「書く」機会がなかった漢字でも、「入力」しているうちに読めるようになるということが考えられます。
例えば、「雰囲気」と入力する場合に、読みを「ふいんき」などのように間違って覚えていたならば、正しい変換を行うことはできない。正しい入力のためには読みを覚えている必要がある。このことからもパソコンを始めてから「むしろ読める漢字が増えた」という回答が多いのでしょう。
また、「漢字の書き方を調べる際、どのような方法で調べますか」との質問も行った。もっとも回答を集めたのは「パソコンで入力して変換してみる」で52.7%(158人)。半数以上の回答者が、この手軽な方法を利用しているようです。
「読み>>書き」の時代になってきたようです。
年賀状も手書きが少なくなりました。
筆者の小学生時代(三丁目の夕日の時代)の子供の習い事と言えば、習字か算盤(そろばん)でした。(両方行かされました)
子供の頃に習った事は大人になっても身体が覚えていますね。(不思議なものです)
習字も算盤も、今でもバリバリと...(とまではいきませんが)
習字は、1本の筆記用具さえあればできる。(しかもそれはいたるところにある)
算盤は、暗算があるから道具がなくてもできる。
だから、どんな所にいてもその技術(ちょっと大袈裟だが)を利用して何らかのメリットを享受できる。
しかし将来、いたるところにパソコンやかな漢字変換器が空気のように存在する世界が生まれだろうか?
そんなユビキタスワールドが生まれたとしても、それが人にとって心地よいものだろうか?
より読めなくてもいい。
普通に読めて、普通に書けるような生活環境を支えてくれる将来であってほしいと願っています。
q.f. Japan.internet.com |
投稿者 messiah : 06:51 | コメント (2) | トラックバック
2006年06月26日
世界に億万長者が870万人いるらしい
金融サービス大手メリルリンチと仏コンサルティング会社キャップジェミニは、世界で純資産100万ドル(約1億1500万円)以上を保有する人数は前年から6.5%増加して計870万人にのぼることを明らかにしました。
億万長者の中でも、3000万ドル(約34億5000万円)以上の資産を持つ「超」裕福層は10.2%増えました。(8万5400人)
億万長者の増加率を国別に見ると、韓国の21.3%増がトップで、インドの19.3%、ロシアの17.4%と続きました。
この他に、南アフリカとインドネシア、香港、サウジアラビア、シンガポール、アラブ首長国連邦、ブラジルで、伸び率が二桁という結果です。
国別の億万長者人数は次の通り。
- アメリカ 267万人
- 日本 141万人
- ドイツ 76万7000人
- 英国 44万8000人
- 中国 32万人
- ブラジル 10万9000人
- ロシア 10万3000人
- インド 8万3000人
一昨日のエントリーで「世界一住みやすい町」のランキングをご紹介しましたが、そこに登場した西欧諸国がドイツを除きここには登場しません。
データ上では日本は金持ちの多い国だということがわかりますが、国全体で見た時にそんな実感がわかないのは私だけでしょうか。
上記の金持ちの多い国々は、裏を返せば、富裕層と貧困層の格差が他よりも大きいことを表しているような気がします。
q.f. CNN.co.jp |
投稿者 messiah : 07:48 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月25日
世界一礼儀正しい都市らしい
米月刊誌リーダースダイジェストは、世界35都市を対象にした市民の「礼儀正しさ」に関する調査結果を公表しました。
調査は、自分の後から来る人のためにドアを開けておくかどうかを調べる「ドア・テスト」、落として散らばった書類拾いを手伝うかどうかの「書類テスト」、店の販売員が客に礼儀正しく接するかどうかの「サービス・テスト」の3実験を基に実施しました。(収集したデータは2000件以上)
結果は次の通り。
- ニューヨーク(アメリカ)
- チューリッヒ(スイス)
- トロント(カナダ)
- ベルリン(ドイツ)、サンパウロ(ブラジル)、ザグレブ(クロアチア)
- オークランド(ニュージーランド)
調査した側も予想外の結果だったと言っています。(そう、ニューヨークのことです)
ニューヨークでは、市内のあるコーヒーチェーン店で実験を行い、3種類のテストの総合で80%が合格しました。
内訳は、「ドア・テスト」が90%、「書類テスト」55%、「サービス・テスト」では20人中19人が合格したと言います。
残念ながら、アジア地域の評価はおしなべて低い。
8都市が下位に集中し、最下位の3都市は、クアラルンプール(マレーシア)、ブカレスト(ルーマニア)、ムンバイ(旧ボンベイ、インド)の順でした。
日本は何故か、調査対象に含まれていません。
しかし、今の日本では...ニューヨークには勝てないのでは?と。
q.f. CNN.co.jp |
投稿者 messiah : 07:43 | コメント (4) | トラックバック
2006年06月24日
世界一住みやすい町らしい
人事コンサルティングの米マーサー社が、4月に世界350都市余りの生活の質を調査しました。
政治や経済、文化、社会環境、医療、教育、公共サービス、輸送、レクリエーション、消費財、住宅、自然環境の各方面で、ニューヨークを100として算出しました。
結果は次の通りです。
- チューリッヒ(スイス) 108.2ポイント
- ジュネーブ(スイス) 108.1ポイント
- バンクーバー(カナダ)
- ウィーン(オーストリア)
- オークランド(ニュージーランド)
- デュッセルドルフ(ドイツ)
- フランクフルト(ドイツ)
- ミュンヘン(ドイツ)
- シドニー(オーストラリア)、ベルン(スイス)
上位を占めたのはいづれも西欧諸国の都市でした。
アメリカはホノルルの27位が最高。(ニューヨークは46位)
アジアでは、シンガポールが34位で最高。
日本は東京が35位。
一方、中国では上海が103位。
最下位はバクダッド(イラク)でした。
さて、その「世界一住みやすい町」チューリッヒとは?
スイスの玄関口である国際空港をもち、日本からの直行便が結ぶ。他の都市からもアクセスしやすく、旅の拠点としては理想的な街。 経済や文化の中心を担う大都市でありながら、美しい建物が並ぶ旧市街の散策を楽しめる小都市の魅力にもあふれている。 チューリッヒ湖畔やリマット川沿いに広がる緑豊かな遊歩道は市民の憩いの空間。税関がおかれツークリムと呼ばれていたローマ時代から栄えた街で歴史遺産も数多く残っている。 一方、続々とオープンするハイセンスなホテルやレストランやカフェ、クラブといった新しいトレンドも常に注目の的。 また美術館やオペラ座、トーンハーレ音楽堂、劇場など充実した文化施設では、アート、音楽、バレエ、スポーツなど多彩なイベントが開催されている。 因みに、日本でもテレビCMで有名になった「チューリッヒ保険」というのがあるが、これは1872年にスイスのチューリッヒ市を拠点として設立された保険事業を中心とした金融サービスをグローバルに展開する世界有数の国際金融グループのことである。 |
q.f. CNN.co.jp/スイス政府観光局 |
投稿者 messiah : 08:37 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月23日
さらに走る グーグル超特急
9ヶ月連続で検索エンジン市場シェアを拡大しているグーグルは、5月もさらに加速して10ヶ月連続トップとなり、独走態勢に入ってきました。(米調査会社comScore社の調べ)
検索エンジン名 | 2005.4 | 2006.3 | 2006.4 | 2006.5 |
---|---|---|---|---|
36.5% | 42.7% | 43.1% | 44.1% | |
Yahoo! | 30.7% | 28.0% | 28.0% | 27.9% |
MSN | 16.1% | 13.2% | 12.9% | 12.9% |
アメリカでは先月(5月)、74億回の検索が行なわれました。(Google33億回、Yahoo!21億回、MSN9億6,300万回)
74億回÷2億8142万(米国人口)≒26回となりますから、アメリカ人全員が毎日1回はインターネットで検索した計算になります。
「インターネット検索」という行為が、テレビのスイッチを入れる行為に匹敵するほど、日常的なものになったということです。
だから、やはり...「検索を制するものはネットを制する」んだろうとひしひし思います。
q.f. INTERNET Watch Title Page |
投稿者 messiah : 13:50 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月22日
Why is your boss bad?
Don't be shy. Tell us why you think you have a bad boss and you might win a free vacation.[Click here]
アメリカ労働総同盟産業別組合会(ながっ)の関連団体で、非組合員のための団体Working Americaは、全国の労働者に対して“最低な上司にまつわるエピソード”を「My Bad Boss Contest」に応募するように呼びかけました。(6/19)
最優秀賞は8月16日に発表され、優勝者には7日間の休暇と往復航空券の購入費1000ドルが贈られます。
「これは自分の不満を吐き出したり、世間でどんなことが起きているかを知ったり、自分に起きたことに注目してもらえるチャンスだ」とWorking Americaは言います。
コンテストに参加するには、Working Americaサイトにアクセスしてメンバー登録する必要があり、同団体にとっては新規加入者を獲得する狙いがあります。
今のところ、こんな書き込みがありました。
- メリーランド州の小さな会社に勤めるRussの上司はよくドンドンと机をたたいている。彼はボーナスをなくし、残業手当をカットし、管理職には生産性を上げるために部下に「恐怖を植え付けろ」と命令する。それもすべて、ライバル企業オーナーの方が高い車を持っているからだ。
- ある女性は、10年間働いたペンシルベニア州のメディア企業を辞めたが、そのことで人前でひどくしかられた。最後の5年間は週に50~80時間残業代なしで働き、子どもに会えないことも多かった。「誕生日も祝えず、体もこわし、オフィスは窓のない地下室にあったので季節の移り変わりも感じなかった。
どこまで本当か、わかりませんが...(ストレス解消にはなるかも)
「仕事の上で不当に扱われたら、必ずしもそれを受け入れなければならないわけではない。その正当性打ち出すことは重要だ」とWorking Americaは述べています。
こんなコンテストを大真面目にやるところを見ると、この国の労働者はかなり(ストレスが)溜まっているようです...(いづこも同じか)
でも、最優秀賞をもらって、1週間も休暇を取ったりすれば会社から怪しまれるなと考えると、ちょっと企画ミスな部分もあったりします。
q.f. ITmedia |
投稿者 messiah : 06:49 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月21日
失われた品格・道徳
一昨日に続いて、gooリサーチの「日本人の品格・道徳観」についてのアンケート調査の話題です。
アンケートの回答者のほぼ半分が、日本人は「礼儀正しさ」と「謙虚さ」を失いつつあると考えており、品格・道徳を今後持ち続けるには「家庭でのしつけが不可欠」と思っているようです。(gooの登録モニター2114人を対象)
調査によると、日本人が元々持っていると考えられる品格・道徳感の1、2位は、「謙虚さ」(73.9%)、「礼儀正しさ」(72.8%)でした。
これらは同時に、失いつつあるものでも1、2位(礼儀正しさ:54.1%、謙虚さ:47.5%)となり、日本人の良い部分が失われているとする人が多数を占めました。
品格・道徳感が失われることに伴う影響では、「法に触れなければ何をしても良いという考え方」をあげた人が35.9%で最も多く、この他にも「未成年の犯罪」「家庭崩壊」「企業の不正事件」がいずれも33%強でした。
品格・道徳観を持ち続けるために有効な施策では、「家庭でのしつけ」をあげた人が47.6%でほぼ半数、2位の「地域ぐるみでのしつけ」(19.4%)を大きく引き離しました。
これ以上、失ってはいけない。瀬戸際にきているようですが....
q.f. nikkeibp.jp |
投稿者 messiah : 07:10 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月20日
ワールドカップ日本優勝! ただしロボット大会
この間から、インターネットの世界と対比するために、現実の世界のことをリアル、リアルと表現しています。(ウェブ進化論の余韻かな?)
しかし、「インターネットの世界」が「現実の世界」の正反対に突然誕生した「新しい別の世界」だと考えるのは間違いではないでしょうか。
と言うのも、「インターネットの世界」が「現実の世界」の常識で捉えられないのは、その背景に「現実の世界」の中で既存ビジネスへの挑戦者が現れ、旧態以前とした価値の低いモデルを次々と駆逐し破壊しているから...
「現実の世界」で全てが生まれ、動き、変化して、その結果が「インターネットの世界」に映し出されている。
言い換えれば「インターネットの世界」は「現実の世界」の鏡(あるいは蜃気楼)のようなものです。
鏡(もしくは蜃気楼)を100%近く、それこそパーフェクトに活用できるIT企業(=グーグル)であっても、今から十数年から数十年後には、巨大になった企業に巣食う「大企業病」や多角化の末に増殖した膿を懐に抱えて「現実の世界」と格闘する時が必ず来るはずです。(過去の歴史からすれば)
さて、それはそうと...(話題を強引に変えますが)
多様性が高すぎて纏まり(まとまり)のない日本国民が、珍しくナショナリズムに萌えている(ではなく燃えている)サッカーW杯も予選リーグが終わろうとしています。
豪州に逆転負け、クロアチアと引き分け...背水の陣の我が日本チームですが、前回王者の最強チーム・ブラジルには、思いっきりぶつかって散ってほしいと思います。(...散るな)
かたや...(ようやく本題に)
二足歩行ロボットが競う合うサッカーワールドカップでは、前回に続いて我が日本が、技術力にモノを言わせて優勝しました。
ドイツのブレーメンで開催されていたサッカー世界大会「ロボカップ」で、大阪大学と関西の中小企業で構成される「チームオオサカ」が2004年(リスボン)、2005年(大阪)に続き3連覇を達成しました。
2050年に開催されるサッカーW杯で、ロボットと人間のそれぞれ優勝したチームが決戦する計画もあります。(生きていれば見たいものです)
投稿者 messiah : 08:49 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月19日
ねじれた等式
今という時代の実像を浮き彫りにし、考えさせられる調査結果が出ました。
最近立て続けに起こった株取引に関連する事件で、容疑者たちは異口同音にこう言っています。
「法に触れなければ、何をしても良い」...と。
しかも、正々堂々と。
ポータルサイトgooを運営するNTTレゾナントが、日本人の品格・道徳観に関するインターネット調査を行ないました。
調査は、「電車の中での化粧」、「あいさつをしない隣人」など10項目から、日本人の品格からみて望ましくないと思うことを最大3つ選択させました。(10~70代の男女約2100人を対象)
その結果、3位は「高齢者が立っている前で座り続けている学生」(34.1%)でした。
「たばこの吸い殻の投げ捨て」(42.4%)が1位でした。
そして筆者がガッカリしたのが、2位の「法に触れなければ何をしても良いという考え」(41.9%)です。
何故か?
調査元のNTTレゾナントは、ライブドアや村上ファンドの事件が相次いだことで、「合法なら何をしてもという考え方を、好ましくないと感じる人が増えているのでは」と、分析しています。
法というのは、不特定多数の人の中に存在する品格・道徳を逸脱した者を制するために、やむなく設置される縛りであると考えていいと思います。
上記調査の「合法なら何をしてもという考え方を、好ましくないと感じる人が増えている」という裏には「合法なら何をしてもという考え方がかなりの割合で支持されている」ことを意味しています。
合法=(だから)悪くない=(つまり)正しい、というねじれた等式を信じ込んでいる人が少なくないようです。
そもそも「合法」という表現がよくない。「法に合っている」という表現は“正義”を連想させるから...
筆者が辞書の編纂者なら「合法とは、未完成で不備な現行法に直接抵触していない」と表現します。
q.f. iza |
投稿者 messiah : 09:25 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月18日
ロングテールを食い尽くすピラニア?
『ウェブ進化論』を遅ればせながら読みました。
この書物は2006年2月に第1版が発刊され、3月30日には第7版が増刷されるほどのベストセラーとなりました。
進化論というタイトルですが、実質はビジネス書です。
手頃なボリュームなので(1~2日で読めると思う)ビジネスマンは一読をオススメします。
同書に詳しく説明があるのが、最近あちらこちらで聞くようになった「ロングテール」という得体の知れないもの。
“恐竜の尻尾(しっぽ)”に例えられますが、と言ってもそこらここらの恐竜でない。
体高10メートルに対して、その尻尾は、先まで辿ると1000メートルもある...
しかし、とてつもなく横に長い尻尾を持った恐竜「ロングテール」こそ、インターネットビジネスの最強モデルとも言われています。
20世紀初頭に、パレートという経済学者が提唱した「80:20の法則」というのがあります。
- 「売上の8割は最もよく買いにくる2割のお客から生み出される」
- 「売上の8割は最もよく売れる上位2割の商品から生み出される」
このパレートの法則は、大量生産大量販売における基本原理とされてきました。
「ロングテール」とは、実はこの「その他8割」の“死に筋”のことを指すのです。
そして、この“死に筋”をゾンビのように生き返らせた恐ろしい魔術使いが「インターネット」なのです。
米国の書店チェーンのバーンズ&ノーブルでは、陳列スペースの制約があるので13万品目しか販売できませんが、制約のないネット書店のアマゾンドットコムは230万品目を販売しています。
このネット書店の販売量で、ランキング13万番からビリ(230万番)までの書籍の販売額を合計すると、売上全体の57%に達するという衝撃の事実が著名な雑誌で発表され、そこで「ロングテール」という言葉が初めて使われたのです。(正確には、3分の1だったことが後でわかり修正されたが、それでも凄い比率)
「ちりも積もれば山となる」ということです。
しかも、尻尾にあたるニッチな(めったに売れない)本は、大きな値引きをしなくても販売できるので利幅が大きいのです。
ロングテールは、音楽配信サービスなどのデジタルコンテンツ販売でより顕著に表れており、アップルのiTMSでは、取扱っている楽曲の中で1回もダウンロードされなかった曲は(100万曲以上あるのに)1曲も無いと言います。
なんと「君が代」がトップソングにランクインしたりして、CD販売とは大きく異なる動きを示しています。
ロングテールを作り出すには、このニッチな個々の商品を顧客の目につくようにする仕組み作りが必要であり、アマゾンでは、リコメンデーション(本の推薦)やアフィリエイトがその効果を上げています。
さらにアマゾンドットコムは6/12、書籍やCDの委託販売を開始しました。
これは自費出版やインディーズCDなど、卸が取り扱わない商品をウェブサイトで販売できるようにするものです。
このサービスの導入により、アマゾンは取り扱う商品数をさらに拡大します。
つまり、「(商品数の増加で)ロングテールを拡大する」わけです。ますます尻尾が長くなる...
長くなった尻尾をトコトン食いつくそうとしています。(筆者は、たい焼きの尻尾はトコトン食い尽くしますが)
その貪欲さたるや、まさにピラニア?
q.f. CNET Japan |
投稿者 messiah : 08:40 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月17日
日本産検索エンジン 独自開発の動き
「検索を制する者はネットを制する」と言われています。
インターネットを利用する時(年齢層によっても異なりますが)、これまではYahoo!Japanなどのポータル(玄関)サイトを先ず訪れて、そこで調べてから次に移るという使い方が中心でした。
しかし今は、検索エンジンを先ず最初に表示して(HOMEページに設定しておくなど)、必要な情報を検索して次に移る人が多くなりました。
将来的には、ポータルサイトが検索エンジンに包含されるか、機能の一部になってしまう気がします。
さて、その検索ソフトですが、「Google」、「Yahoo!」、「msn」の3つのアメリカ産エンジンが市場を独占しています。
しかし、日本が独自の検索ソフトを開発しないと、日本企業の事業機会が失われることが前々から懸念されていました。
そこで、日立製作所や富士通、NTTなど電機・情報通信大手と東京大学など国内の約30社・機関が共同で、日本独自のインターネット検索エンジンの開発に乗り出すことになり、今月16日にも研究組織を発足させ、2年以内の実用化を目指すことになりました。
共同開発するのは検索エンジンの基礎部分で、開発した技術は国内外で広く公開し、企業がネット広告や検索サイト運営など、それぞれの事業に合った形で利用できるようにします。
国も予算面などで支援するそうです。
が.....。
残念ながら、もう遅い(手遅れだ)と思います。
アメリカ産エンジンは、テキストの検索を超えてマルチメディアに広がり、様々な魅力あるサービスを火の粉のように消費者にふりそそいでいます。
個人的には純国産のエンジンに期待したいのですが、今頃着手しても(仮に完成しても)アメリカから保守的だ、閉鎖的だ、護送船団だ、と指摘されて国際摩擦のタネになりそうな気がします。
ベストセラーとなった『ウェブ進化論』の著者・梅田望夫氏が同書の中でこのように述べています。
「なぜ日本からグーグルが出ないのか」という問いは、楽天やライブドアに向けて発するべきものではない。 むしろ人材の厚みや蓄積から考えれば、日立、東芝、富士通、NEC、ソニー、松下といった日本のIT産業、コンシューマー・エレクトロニクス産業を牽引してきた企業に向けて、「半導体に飛びついて電子立国・日本を達成し、PCに飛びついて巨大なPC関連産業を日本にもたらしたのに、なぜインターネットには飛びつけなかったのか?」と問うべきである。 |
痛いところを突いていますね。日本では常に、ソフトはハードのアクセサリー(付属品)なのです(嘆)
q.f. MSN-Mainichi INTERACTIVE |
投稿者 messiah : 08:25 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月16日
ネット>>リアル 不快感の伝達力
昨日に続いてリアル(現実社会)とネットワールドで起こっている話題を。
インターネットコム社とgooリサーチ社が行った調査によると、インターネットの掲示板等を使用していて書かれた内容に「ムカっ」とくる度合いは、面と向かってのコミュニケーションで感じるそれよりも強いと言う人が、半数近くにのぼりました。(その逆は1割強、全国の10代~50代のインターネットユーザー1,019人を対象)
全体1,019人のうち、掲示板等の書き込み内容で不快な思いをしたことがあるという人は390人(38.27%)。
- 不快な思いをしたネットコミュニケーション
- 掲示板 254人
- メール 118人
- ブログ 100人
- チャット 61人
- ソーシャルネットワーク 21人
- 不快な思いをした原因
- 相手の言い方にあるべき丁寧さがなかった 174人
- わいせつな言葉・下品な言葉 136人
- 暴言・揶揄するような言葉を投げかけられた 88人
- 中傷を受けた 77人
上記の原因の中で、最も多い「言い方にあるべき丁寧さがない」というのが重要なポイントです。
これは、若者を中心にした現代人が、現実社会での人付き合いの頻度が極端に減少した結果、コミュニケーションに必要な、相手に対する尊敬の態度や謙譲の姿勢をトレーニングせずに世の中に出てきて、無用な摩擦を生じているのだろうと思います。(悪意はないのにも関らず...)
リアル(現実社会)での十分な人間関係の形成とトレーニングがあってネットでも潤滑なコミュニケーションができるということです。
だから、(やはり)リアルで人間同志の付き合い方の基本をマスターして、次のステージで、ネットを活用して幅を広げるという順序、これが理想なのですが、現実にはその逆からエントリーしている。
小学校の段階からパソコンと接する子供たちに、その前に先ず、人間同志のコミュニケーションの基本を(道徳として)叩き込む必要がありそうです。
q.f. Japan.internet.com |
投稿者 messiah : 08:58 | コメント (2) | トラックバック
2006年06月15日
リアルからネットへ 人間関係の大移動時代
読売新聞社の全国世論調査(面接方式)で、「社会の人付き合い」や「人間関係」が希薄になっていると感じる人は、6年前の前回調査よりも7ポイント増え、80%に達したそうです。
この6年間を通して、1割近くの人が人間関係の希薄を感じる仲間入りをしたわけですから、このままだと2010年には全ての国民が“そう”思うような社会になっているかも知れない。
二酸化炭素の排出で地球を取り巻く環境はますます温暖化する一方、人間関係はますます「寒冷化」していくというのはあまりにも対照的。
その希薄になった分を、インターネット掲示板や携帯メールなどの情報ツールを介して補う、そして心の隙間を埋める、という構図になっていくのでしょうか。
また、人間関係の希薄を感じる人が大都市よりも中小都市や町村で急激に増えていて、人とのつながりの喪失感が都会だけでなく、日本全国に広がっていることが調査から分かりました。(地方の過疎化が進んでいる証拠です)
人間関係の希薄になった理由ですが、「人と接するのを煩わしいと思う人が増えた」(49%)という意見が最も多く、次いで、「人の立場を理解できない人が増えた」(48%)、「テレビゲームやパソコンなどでひとりの時間を過ごす人が増えた」(45%)などの意見が出ました。
どれもこれも、さらにその原因を探求していくと根が深く複雑に絡んでいます。(文明国のやがて辿る運命と片付けたくはありませんが)
だめ押しにこんな意見も出ました。
人間関係の希薄化で社会にどんな悪影響が出るのかについては、「自己中心的な人が増える」(62%)、「社会のモラルが低下する」(55%)、「地域のつながりが薄れる」(53%)
対照的にネットの世界に目を転じると、会員制のネット交流サービス「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」(SNS)の利用者が急増しています。
知人の輪をたどりながら新しい友人を作れる楽しさが若者層に人気を呼び、3月末の利用者は716万人(総務省調べ)で前年の約7倍に達しました。
この分野ではmixi(ミクシィ)、GREE(グリー)というサービスが先行していますが、人気と影響力に着目したヤフーと楽天が今春相い次いで参入し、さらにマイクロソフトや米最大手も日本で事業を始めるそうです。
最大手のミクシィは、3月に300万人だった会員が6月には435万人に達しました。
会員になるのは無料ですが、招待がないと参加できない仕組みです。
利用者の6割超は20代で、会員は毎日1万5000人のペースで増えています。
さながら、人間の結びつきがリアル(現実社会)からネットワールドへ大移動しているかのような...
ネットワールドにそれを求めざるを得ないのか、それとも彼らは進んでそちらに向かっているのか?
現実社会の付き合いはごく親しい人だけにとどめ、顔の見えないネットワールドでは、広範囲に、それでいてあまり深入りしない程度に交流する、という使い分けが巧みにできる世代が誕生しているようです。
q.f. YOMIURI ON-LINE/IT-PLUS |
投稿者 messiah : 08:18 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月14日
ネコとアレルギーの因果関係
国立成育医療センター研究所の調査で、1歳になるまでにネコやウサギを飼っていた家庭の子供は、アトピー性皮膚炎になるリスクの高いことが分かりました。
子供が生まれて早い時期における家庭でのペット飼育と子供のアレルギー性疾患は関係があるとされています。
ネコを屋外で飼っていた場合のアトピー性皮膚炎の発症リスクは、飼育歴のない場合とほとんど差がなかったが、室内飼育でのリスクは約1.6倍になり、ウサギやハムスターでは、さらに最大で約3.1倍になりました。
これに対してイヌは屋外、室内とも、ペットの飼育歴のない場合と、ほとんど差がなく、セーフだったようです。
また、一度発症したぜんそくが8歳までに治ったかどうかを聞いたところ、ネコやウサギを飼っていた子どもは、飼育歴がなかったり、イヌを飼っていた場合と比べ、治りにくかったという結果もでています。
ペットを飼っていて、これから赤ん坊が生まれる方は、気をつけた方がいいかも知れません。
さて、それに関連して海外では...
カリフォルニア州サンディエゴのバイオ企業Allerca社は、交配計画によって猫アレルギーの人でも安心して可愛がることのできる猫を作り出したようです。(写真のネコ)
なんでも、猫アレルギーの原因となるアレルゲンFel d 1を生み出す遺伝子配列を調べ、Fel d 1を作りにくい形質の猫を選択的にかけあわせたそうです。(4000ドル、約45万円)
こちらは、今まで自分や家族のアレルギーのために猫を飼えなかったという人には朗報のようですが、日本での販売は未定です。
こんな猫が登場するところを見ると、ネコとアレルギーの因果関係は相当深いような気がしますが、このHypo-Allergenic Cats(アレルギーを起こさないネコ)が小さな子供に影響を与えないかどうかまではわかりません。
<どうでもいいことですが、筆者はどちらかと言えばイヌよりもネコ派なので複雑な思いです>
q.f. MSN-Mainichi INTERACTIVE/スラッシュドット ジャパン |
投稿者 messiah : 08:21 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月13日
それは最低条件の1つに過ぎない
ライオン株式会社の調査では、自分の口臭が気になって歯医者に行く父親の割合はわずか1.5%なのに対して、娘に口臭を指摘されると5人に1人があわてて歯医者に行くそうです。
この調査は、首都圏に住む娘(15~25歳)とその父親(42~61歳)111組を対象にアンケート形式で行われました。
父親の口臭が気になると答えた娘の割合は39.6%にのぼり、このうち父親と会話している時に感じると答えた娘が56%と最も多かったようです。
そして、娘に口臭を注意されると、指摘を受けたお父さんの37%は歯磨きを一生懸命するようになり、22.2%は歯科医院に通うようになったと答えています。
娘が大人になって(近づいてくる)くると、お父さんにすれば可愛い娘に嫌われたくないから、面倒臭くてもやるしかない。
しかし、娘からするとこの程度のことは「理想の父親の最低条件の1つ」と考えているようで、口臭がなくなったら接する態度が変るというものではなさそうです。
父親にとって、娘が突きつける“理想のパパ”のハードルは限りなく高い?...のだろうか。
間違いなく言えることは...
娘に好かれるかどうかは別として、お父さんが接する周りの人に、口臭による不快感を与えなくなる効果はありということでしょう。
q.f. YOMIURI ON-LINE |
投稿者 messiah : 08:37 | コメント (1) | トラックバック
2006年06月12日
しっかり寝るしかない
寝不足になると仕事の効率が下がるのは分かっていることですが、それをデータとして金額に換算した研究者がいます。
日本大学医学部の内山教授(精神神経医学、睡眠学)は、不眠症と睡眠不足がもたらす日本経済の損失額を試算した結果を発表しました。
教授は、化学メーカーの社員を対象に実施した3075人分のアンケート結果を分析。
睡眠に問題ありとされた人と、問題のなかった人との作業効率の差から、1人あたりの年間損失額を男性25万5600円、女性13万7000円と算出しました。
全国調査に基づく睡眠に問題をもつ人の割合と労働者人口を掛け合わせて、眠気による作業効率の低下で損失額は3兆665億円に達すると、はじき出しました。
他に、睡眠に問題がある人の欠勤や遅刻、早退による損失が計1616億円。眠気が原因の交通事故による損失額が2413億円と試算され、日本経済の損失額は合計3兆4694億円に達したそうです。
教授によると「競争社会の中で無理をしている人が多いが、不眠や寝不足による注意力の低下は気力や努力ではカバーできない」と述べています。
やはり、寝るしかない。
2、3時間の睡眠でも平気な人もいますが、私は最低5時間は寝ないとやっていけません。
ああ、もう眠くて眠くて...zzz
q.f. 東京新聞 |
投稿者 messiah : 08:27 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月11日
躾(しつけ)と子供の肥満の関係
q.f. 熊本県保険医協会 |
調査では、小学校に入学する前の子供に接する母親の態度を、「威圧的」「規律的」「寛容」「放任的」の4通りに分類し、その子供が小学校に入学した時点での肥満度指数(BMI)を測定しました。
順位 | 態度 | 肥満の割合 |
---|---|---|
1 | 威圧的 | 17% |
2 | 放任的 | 9.9% |
3 | 寛容 | 9.8% |
4 | 規律的 | 3.9% |
この調査結果は、アメリカ小児科学会の月刊誌「Pediatrics」6月号で発表されました。
研究者は「規律の枠内で子供を尊重し、人間味を持って接した母親の子供は、食べ物や運動について適切な判断力を身につけられるからではないか」と述べています。
このデータを鵜呑みにはできませんが、「威圧的」と「規律的」で相当の開きがでました。
子供の躾(しつけ)のために、時として母親が威圧的な態度を示す瞬間もあるし、それが本当は規律を正す目的であったりします。
幼い子供に、叱っている母親の気持ちがわかるはずもありませんが、日常の接し方の中で、子供がその本質を本能的に理解するのかも知れません。
「威圧的」だと子供にストレスが溜まり、それが暴飲暴食や間食などに転化し、「規律的」だとストレスはあるだろうが食事のルールを身を持って覚えさせられるからブレーキが働く。
それが両者の肥満度の差となって表れているように思います。
q.f. CNN.co.jp |
投稿者 messiah : 08:21 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月10日
ワールドカップ 本命と大穴の予想
サッカーワールドカップが開幕しました。
米国のゲームソフト大手・エレクトロニック・アーツ社(カリフォルニア州)が、本大会での上位進出国をコンピュータで予想しました。(結果は下記の通り)
- チェコスロバキア
- ブラジル
- アルゼンチン
- ドイツ
これは、同社が販売するワールドカップゲームのシミュレーションソフトを使って占ったものです。(この予想の中で日本の名前は出てきません)
当たればこのゲームソフトも大当たりするでしょうが、外れたら...「あくまでも占いですから...」と笑って逃げるか?
さてその一方で、本命ではなく“大穴”の予想が出ています。
ドイツの大衆紙ビルトは、ドイツ人を対象に「番狂わせを演じるチーム」はどこか?について調査しました。
それによると、わが日本がダントツ35%の得票でトップとなりました。(大穴だとしても嬉しい話)
理由には触れていませんが、5/30の日本vsドイツの親善試合で、日本に2点を先行された「ショック」が記憶に残っているとみられています。
以下、2位がコートジボワール(12%)、3位はスイスと米国(10%)でした。
頑張って欲しいですね。ジーコジャパン!
q.f. CNN.co.jp/Sankei Web |
- 時の記念日
- 街のはずれの古びた円形劇場に住んでいる少女、モモ。時間貯蓄銀行からやって来た灰色の男たちによって、のんびりした街はゆとりのない灰色の街に姿を変えていく。モモは盗まれた時間を取り戻すために灰色の男たちに立ち向かっていく... (q.f. 床花)
あなたの時間、誰かに盗まれていませんか?
投稿者 messiah : 08:09 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月09日
人気回復 カリフォルニア州知事の政局勘
シュワちゃんこと、元映画スターのアーノルド・シュワルツェネガー現カリフォルニア州知事。
人気が上がったり↑下がったり↓また上がったり↑と忙しい人です。
シュワルツェネガー氏は2003年に、前知事のリコールに伴う選挙で初当選し、しばらく高い人気を誇っていましたが、徹底した財政再建策などで共和党色を強めたため支持が急落し、再選に黄信号がともっていました。
このため知事は、民主党元幹部の女性を側近に起用して周囲を驚かせた他、教育費増額、地球温暖化対策などリベラル色の強い政策に転換したのでした。
政府の不法移民対策も批判し、同州で特に不人気のブッシュ大統領とも距離を置いてきました。
身内の共和党からは「変わり身が早すぎる」との反発もありますが、最近の世論調査では、知事を「好ましい候補」とした有権者が46%で、昨秋時点より8ポイント上昇。
無党派層に限れば18ポイントも増え、逆に「好ましくない」とした人は8ポイント減少して46%になり、民主党の他の候補の支持率と比較してもリードしています。
再選に意欲を示すシュワちゃん知事の政局眼というか勘はなかなかのものです。
<この方、第2のレーガンになろうとしているのかな?真剣に>
q.f. YOMIURI ON-LINE |
投稿者 messiah : 07:37 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月08日
悩ましい テレビの買い替え時
2003年12月に、大都市圏からスタートした地上デジタル放送。(省略好きな日本人は、「地デジ」と呼んでいます)
テレビ放送が始まって50数年経過した現在も、放送開始から使われているアナログ放送を受信しているユーザーがまだ圧倒的に多いようです。
そして予定では、アナログ放送は2011年7月に停波(電波を停める)される予定です。
そうなると、今見ているアナログ用のテレビは見れなくなるわけですが、この停波の時期を知らない人が全体の3分の2(68%)もいることがわかりました。(全国の15~79歳の男女約4000人を対象)
3人に2人が知らないでは、政府の広報不足といわれても仕方ないですね。
管轄は総務省ですが、「テレビ局や電機メーカーと協力して、さらに広報活動に努めたい」と述べています。
それでも、昨年3月の時点では91%の人が知らなかったようなので、少しは改善した模様。
5年先の事とは言え...テレビの買い替え時、悩みますね。
q.f. YOMIURI ON-LINE |
投稿者 messiah : 08:38 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月07日
時の記念日と時感
6月10日は「時の記念日」とされています。
その由来は、「大化の改新」(645年)の立役者である中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と関係があります。
歴史教科書の最初の方に登場する有名な人物で、後に天智(てんじ)天皇となりますが、この方は日本で最初に時計を使用したとされています。
日本書記の天智天皇10年4月25日(西暦671年)の項に、「漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す」とあります。
ここに出てくる「漏刻」(ろうこく)とは水時計のことです。
水時計は、一定量の水が流れるようにした容器に水を流し、その水量の変化で時をはかる時計のことです。
これが、宮中に"時"が告げられた歴史的瞬間となりました。
そして、日本書紀に記された4月25日を太陽暦に変換すると6月10日になることから、1920年(大正9年)に生活改善同盟会が、当時の日本人に欧米人並に時間を尊重する意識を持ってもらう事を目的として制定したという経緯があります。
語呂合わせで日にちを決めている(今時の)記念日とは異なり、歴史的背景に基いた伝統のある記念日なのです。
同時に、「日本人に欧米人並に時間を尊重する意識を持ってもらう」という目的は、制定から90年近い歳月を経て、完全に果たされたと言っていいでしょう。(鉄道の時間の正確さを見ればわかる)
さて、その「時の記念日」を前に、シチズン時計がサラリーマンに行った「時に関する言葉」のアンケートがなんとなく面白い。(20代~50代の男女400人を対象)
ちょっと抜粋してみましょうか。
時間の表現 | イメージする時間 |
---|---|
小一時間 | 50分 |
(残業で)ちょっと遅くなる | 1時間 |
(電話で)ちょっとお待ちください | 30秒 |
折り返し電話します | 5分または10分後 |
(電話で)しばらく経っておかけ直しください | 5分後 |
すぐ処理 | 10分 |
ちょっと打ち合わせ | 30分 |
じっくり打ち合わせ | 2時間 |
ちょっと一杯 | 1時間 |
近いうち食事 | 1ヶ月後 |
やはり、日本人はせっかちで勤勉です。
q.f. FujiSankei Business i. on the Web |
投稿者 messiah : 08:07 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月06日
サッカー嫌いの人へ コンシェルジュなサービス
サッカーワールドカップを目前にして世界各国が盛り上がっています。
日本でも、古くからのファンに加えて、便乗派、ムード派などが急増して熱気ムンムンです。
放課後の子供たちが外で遊んでいる風景も大きく変りました。
昔は定番だった野球ですが、最近ではサッカーと二分している感があります。
そして、いよいよ本番秒読み...
地球規模のサッカー熱に突入しようとする情勢ですが、やはりそこには異分子が存在します。
サッカーの嫌いな人や流行に便乗したくない人、静かに暮らしたい人などです。
少数かも知れないがライフスタイルの多様化で多少のコストをかけても「ワールドカップの存在しない世界」を求めるニーズがある。
「これはビジネスチャンスだ」という事で、観光地として名高いイングランド北西部の湖水地方(レークディストリクト)のホテルが、サッカー嫌いで英国内の熱狂を避けたい客への特別サービスを開始しました。
ホテルの従業員が「フットボール」の言葉を発したのに気付いたら、シャンパン1杯を無料贈呈する。
配る新聞からはスポーツ面を取り除く。
ワールドカップ一色のテレビ番組から逃れるため、映画のDVDを提供する。など...
けっこう予約が入っているそうです。
ブームをひっくり返して、その正反対の部分にビジネスチャンスを見出すのも、時としてありかも知れません。
q.f. CNN.co.jp |
投稿者 messiah : 08:51 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月05日
日本人の「ライン川ダイブ」に警告
その昔、こんな事もありました。 |
開催国ドイツの新聞は、「飛び込み禁止」のメッセージを日本人に向けて発信しました。
もちろん、水泳の「高板飛び込み」の話ではありません。
大衆紙「ボン・エクスプレス」は、「喜びの余り、水に飛び込むのはやめましょう!禁止されています」という日本語のメッセージを掲載し、日本人サポーターに注意を呼びかけました。
同紙は最終ページのほぼ全面使って特集を組み、4年前のワールドカップ日韓大会について、「日本勝利の興奮から、多くのサポーターが大阪・道頓堀川に飛び込み、悲劇が起こる寸前だった」と報じました。
おまけに、川に飛び込んだ瞬間の日本人サポーターの写真まで載せています。
ボンのディークマン市長は記者会見で、「ライン川は流れが速く、飛び込むと死ぬ危険もある」と警告していることも紹介しています。
話題を提供して、“道頓堀”が国際的に知られる事になったかも知れませんが、恥が欧州に轟いても仕方ない。
日本人よ、間違ってもライン川に飛び込むな!!!(風邪引いても知らん)
q.f. Sankei Web |
投稿者 messiah : 08:32 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月04日
歯が丈夫なお年寄り増える
6年ごとに実施されている「国民の歯」の実態調査が、全国で1歳以上の4608人を対象に行われました。
歯が20本あれば、入れ歯なしにほとんどの食べ物が食べられるそうです。
調査結果では、20本以上歯を持つ人の割合は、80~84歳で21.1%(前回調査時13%)と大幅に上昇し、
75~79歳で27.1%(同17.5%)、70~74歳で42.3%(同31.9%)といづれも大きく上昇しました。
結局、40歳以上の全年齢で上昇したとのこと。
調査でわかったことですが、こうした人たちは、1日最低2回は歯磨きをする習慣がある(49.4%)そうです。
3回磨く人も21%いて、日頃のメンテナンスが大事なことを物語っています。
年をとっても、自分の歯で好きなものを食べられるように、今からしっかりメンテナンスしておきたいものです。
投稿者 messiah : 10:56 | コメント (2) | トラックバック
2006年06月03日
縄跳びを面白くする?器具
q.f. Patently Silly |
障害物競走、応援合戦、仮装行列などのユニークな種目が続く中で、定番と言うべき「綱引き」や「縄跳び」という種目もありました。
綱引きは、見ている方も一緒になって全身に力が入るから不思議です。(以心伝心、背筋痛)
縄跳びは、クラス(30名ほど)単位で10チーム程に分かれて、各チームが一定時間内に何回飛んだかを競いました。
しかし、30名も一斉に呼吸を合わせて飛ぶのは至難の業。
わずかのタイミングの狂いが積み重なっていき、大きなズレに変化して、最後は足や手に縄を引っ掛けていました。(多くても20回連続、悪い時は1回目から連続で引っ掛けていました)
盛り上がりかけては、引っ掛けて止まり、進行が中断する。何とかならないものだろうか?.....
と考えていて、思いついたのが“あの器具”
縄がない縄跳び「コードレス・ジャンプ・ロープ」というのがありました。
これは、内部の重りが動いて、実際に縄を飛んでいるような感覚が得られる器具で、これを使えば縄につまずくことなく運動を続けられるのです。
「縄がない縄跳びを縄飛びと呼べるのか?」という議論は別として、これなら人の数が増えても縄がないので身体に引っ掛けてストップすることがありません。
だから、体力の続く限り“縄(なし)跳び”を続けることが出来るというわけです。(縄が引っ掛かってプレーが中断することが全くなくなる)
・・・・・・・・・・
で、それのどこが面白いかって?
昨日も書きましたが、sustainabilityへのチャレンジということで...如何?
投稿者 messiah : 10:17 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月02日
来る日も 来る日も・・・
昨日のエントリーで「ロハス」について触れました。
「ロハス」の「ス」にあたるsustainabilityなる言葉は、日本語では「持続可能性」といった意味になります。
筆者はどちらかと言うと、飽き性なので、sustainabilityには自信がありません。
というより、ほとんど無縁に近いのです。
<このブログは不思議にもまだ続いておりますが...>
しかし、いつかは終わる時がくるはずです。(生身の人間ですから...)
ここでご紹介するブログも、いつかは終わる時がくると思っていますが、それがいつかは投稿しているご本人にも未知の世界なのだろうと思います。
来る日も、来る日も、ひたすら...ある被写体を撮影してブログに掲載する。
sustainabilityをとことん追求するその姿勢には感服しますが、残念ながら私はついていけません(毎日、更新をチェックする気力はありません)
世間の注目を集める為か?それとも単に変った人なのか?
ネタが切れた時、いつかは書こうと前々から考えていた本日のネタは、sustainabilityに挑戦する世にも珍しいブログサイトのご紹介です。
コメントには、ガンバレという励ましの言葉が多い。(もう、それは...そう言うしか評価しようがない?)
世間の広さ、多様性を感じて頂ければ幸いです。
投稿者 messiah : 22:09 | コメント (0) | トラックバック
2006年06月01日
ロハスで決めるのが今時クール
前年比50倍の売上を記録したと言えば驚きだが、元々前年が少なかったというのが真相。
前年は200枚。そして今年は(まだ半年だが)5000枚売れました。
これは、三越銀座店で「クラッシクパンツ」という名称で売っている褌(ふんどし)の話です。
褌だけでなく、着物や風呂敷などの所謂“和風”の品物の売れ行きが今年に入って妙に好調なのです。
百貨店の売場担当者によると、「ロハス」効果だそうです。
「やっぱりね。何かあると思っていたら...」
ロハスの意味も知らないで、「ちょっとこの着物、ロハスしてません?」とか言う人が増えているとか。
日本人は横文字の訳のわからないタームにめっぽう弱いんです。
「さあ、今日も一日、ロハースで行くか!」「何と言ってもローハスが一番ですね。」
「ところで、そのローハースって何?」
ロハス(LOHAS)とは? Lifestyle of health and sustainabilityの略。 米国の社会学者ポール・レイ氏と心理学者シェリー・アンダーソン氏が提唱したもので、「健康と環境のバランスに配慮し、持続可能な社会生活を心がけるライフスタイル」という意味。 「安ければいい」、「効率がよければいい」という従来型の選択基準とは異なり、「それは自分や他人のカラダに悪い影響を与えないものか?」、「それは地球環境にとってマイナスにならないものか?」を先ず考え、それによって消費や行動を選択していくことを意味する。 |
具体的なイメージとしては次のものが挙げられます。
- 環境にやさしいライフスタイルを心掛ける。
例えば、商品の選択をする場合、価格よりも性能が良い、環境に優しい、デザインが良いが判断の大切なポイントと考える。 - 持続可能な経済の実現を願う。
例えば、地球環境に負荷を掛けない、風力発電等の自然エネルギーの活用、サスティナブルな農業、地球温暖化の防止、エネルギー源の水素化の実現など。 - 予防医学・代替医療を心掛け、なるべく薬に頼らない。
例えば、運動、食育、医学についても気に掛ける。 - ヘルシーな食品やナチュラルなパーソナルケアー製品を愛用する。
例えば、有機野菜や化学添加物の少ない食品を選び、自然系洗剤等を使う。 - 自己啓発のために投資する。
例えば、異文化との接触、ヨガや習い事、友人関係への時間投資など。
1つ1つを取り上げると以前から提唱されたり、実践されてきたものばかりです。
ただ、それらを一言で括ったところが今時なのでしょう。
今夏は、昨年の「クールビズ」に代わるキャッチフレーズになるかも知れません。
q.f. NPOローハスクラブ |