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2007年09月30日

懐古を楽しむ昭和ジェネレーター

昭和は遠くなりにけり・・・

戦後の復興を目指して多くの人が共通の価値観を持っていた昭和の中期、いわゆる「三丁目の夕日」時代を懐かしむ人が多いようです。

辞任した安部元総理もその一人でした。

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は、昭和33年(1958年)の東京の下町を舞台とし、夕日町三丁目に暮らす人々の暖かな交流を描いた秀作。大ヒットして続編まで作られました。

そんな昭和の時代を振り返り、思い出に心を躍らせる方にお奨めなのが「昭和ジェネレーター」というツールです。

このツールは、自分の持っている写真(データ)を少し黄ばんだレトロな雰囲気に変えてくれるウェブアプリケーションです。

もちろん、プロの使う画像処理ソフトがあれば出来てしまうことですが、そんな処理技術がない方や面倒な方にはいいかも知れません。

写真データの保存場所を指定するだけですから。

面白いことに、最近撮影した写真データをこのツールで黄ばませると不思議に「三丁目の夕日」時代にタイムスリップするといいます。

平成生まれの高卒社会人が巣立つのが来年から...

平成も大人を迎えようとしています。

投稿者 messiah : 14:06 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月29日

罪の意識を軽減するサイトができました

歌謡曲に「懺悔の値打ちもない」という歌詞がありました。

かなり自虐的な感じもしますが、人間は懺悔することがあります。

筆者はこれまで経験はなかったのですが、ここ数年は年齢のせいか、懺悔というよりも「反省」する機会はグンと増えました。

昨日も、まだまだ未熟だなあと自分で感じたことがありました。(これを“懺悔”というのか知らん?)

しかし、懺悔によって心の鎖が解けた気分になる場合もあります。

そんなニーズが突然、ビジネスモデルになったりします。

最近、自分が犯した卑しい行為や秘密を匿名で告白し、罪の意識を軽減しようとするウェブサイトが発足しました。

恋愛小説の出版元として有名なハーレクイン・エンタープライゼスが開設したもので、利用者が自身の“やましい”快楽について書き込み、他の人がそれを読めるようになっています。

自分が犯してしまった軽率な行動を白状した人々には、調査に参加するよう促し、その調査をもとにした「ロマンス・リポート」を1月に発行する予定とか。

不倫とか二股とかハラスメントとか...、匿名ですからウソ八百を含めていくらでも出てきそうです。

匿名だからできる、成り立つ商売。これもインターネットの創造の産物と言えるでしょう。

エスカレートしたら歯止め効かないかも。。。

投稿者 messiah : 09:00 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月28日

「ネットカフェ難民」の言葉が及ぼした影響

難民という言葉がよく使われるご時世です。

本来の意味は、戦争・宗教や民族対立などの理由だけでなく天災や貧困、飢餓などの理由で住む場所を追われた人々を指すようです。

日本では難民なるものは存在しません。

ところが、この言葉をある例えのために使ったばかりにちょっとした騒動が起きています。

インターネットカフェなどで寝泊まりしている人を「ネットカフェ難民」と呼ぶのですが、ネットカフェ業界では、「難民」という言葉が利用客にマイナスイメージを与え、女性客らを遠のかせていると怒ってします。

「ネットカフェ難民」という言葉は一般的に、家がなくてネットカフェを泊まり歩きながら日払いの仕事を続けている人を指し、この言葉は今年1月に放送されたテレビ番組で初めて使わました。

利用客に「難民」という言葉がついたことで、言葉のイメージが悪いことから、客層拡大のため呼び込みに力をいれていた女性客の足が遠のいたとの報告が7月ごろから増加。

そこに追い打ちをかけたのが、8月末に厚生労働省が発表した「住居喪失不安定就労者などの実態に関する調査」。

この調査は6~7月に実施され、対象はネットカフェで寝泊まりしている人に絞られていたのです。

「私たちは大切なお客さまを『難民』と呼びません」

今月、東京都内のホテルで開かれた全国のネットカフェや漫画喫茶約1400店が加盟する「日本複合カフェ協会」の総会で緊急声明が読み上げられました。

確かに「難民」の使い方は適切ではなかったように思います。

投稿者 messiah : 10:02 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月27日

「なりすましメール」にご注意を

福田康夫新首相の名前を騙り、ウィルスソフト(トロイの木馬)を添付したメールが出回っているそうです。

米大手セキュリティソフト開発会社・シマンテックでは毎日新聞の記事を引用し、福田康夫新首相を騙るメールが一部に出回っており、このメールには福田首相の事務所の住所と電話番号が表記されているほか、外務省の英文略称「MOFA」を名前に含むファイル「mofa.zip」が添付されているとのことです。

シマンテックはこのファイルを既に入手しており、ファイルの中にPCにバックドアを仕掛けるタイプのトロイの木馬であることを確認しています。

バックドア(backdoor)とは、クラッカーがコンピュータへの侵入に成功すると、次回も侵入できるように、管理者に気づかれないようこっそりと侵入経路を確保しておくことで、バックドアが設置されていると、管理者が不正侵入に気づいて侵入路をふさいでも、クラッカーは前回侵入時に設置したバックドアから再び不正侵入を行なうことができるのです。

「オマエはもう、感染している」って感じかな。

このトロイの木馬が実行されるとWordのファイル「mofa.doc」を表示する一方で、PCにバックドアを仕掛けて外部からの攻撃命令を待ち受ける状態になります。

福田首相の公式サイトでは現在、トップページにこのメールに対する注意を呼びかけるメッセージを掲載し、福田首相および事務局は一切関与していないメールだとして、速やかに削除するよう呼びかけています。

新首相誕生のタイミングですから、うっかりとファイルを開いたりするかも知れません。

皆様お気をつけください。

投稿者 messiah : 09:33 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月26日

マナー向上は1年にして成らず

来年の北京五輪で“禁煙五輪”を実現させるため、北京市は10月から市内を走るタクシーの全面禁煙を実施します。

中国では3人に1人が喫煙者とか。(喫煙率は35.8%)

北京市運輸管理局は今年8月に通達を出し、乗客が運転手の喫煙を発見した場合、カメラ付き携帯電話などで撮影し通報するよう奨励しています。

違反した運転手には100~200元(約1500~3000円)の罰金が科されるそうです。

反対に、乗客がタクシーの中で喫煙した場合はどうなるのでしょう?(そっちのケースの方が圧倒的に多いと思いますが)

実は今回「緑色タクシー」と名づけられた禁煙キャンペーンで、その対象は乗客にまで及びます。

ところが、具体的な罰則規定が明らかにされていないという問題があります。

また、タクシー運転手ができるのは喫煙をやめるよう乗客に注意するのがせいぜいで、乗客がそれに従わない場合も下車を強制することは不可能だ、といった運転手側からの不満の声が続出しています。

マナー向上のために付け焼刃で改善するのは、ある意味でこれまで放置されてきた汚点を少しは改善できる効果はあります。また、外国からの観光客を招いても恥ずかしくない国際国への一歩を踏み出すことになるでしょう。

しかし一方で、急な方向転換(容認してきたものを急に取り締まったり、これまでは普通だったことを急に禁止する)が国民にもたらす影響を考える必要があります。

このマナー向上は北京五輪があるから実施されますが、マナーは五輪が終わっても向上させていかねばならないのが国際国を志向する中国の責任。

長い時間をかけて、現在の状況が作られたのだからそれを変えるにも長い時間が必要なのです。

その「マナー向上」を、北京五輪だけをテーマにして、対外的にアピールしているようにしか思えません。国内へのメッセージが発信されていないのです。

中国は、10年規模で広く深く中国全土に「マナー向上」を浸透させる計画を国際公約として掲げて、その通過点である来年の北京五輪までの目標を設定して、着実に計画を果たしていくべきでしょう。

投稿者 messiah : 09:40 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月24日

時代にマッチした捜査を展開するFBI

Federal Bureau of Investigation
(略して、FBI)

日本語で訳すると、アメリカ連邦捜査局。

FBIは、FBIの最新ニュースや行方不明者、指名手配者情報などをユーザーが自分のサイトやブログに貼り付けて表示できるウィジェットをFBIのサイトで提供開始します。

ウィジェットとは...
アプリケーションソフトやデスクトップ上で動作する小規模なアクセサリーソフト(ツール)のこと。

ウィジェットは4種類あり、それぞれ、ニュース、重要指名手配者情報、性犯罪者や行方不明者情報、FBIの歴史へリンクできます。

FBIのページにあるHTMLコードをコピーして、自分のブログに貼り付けるだけで、サイトやブログにこれらの情報を表示できるようになります。(FBIは昨年からRSSフィードも開始している)

大規模なブロガーネットを背景にした情報伝達力の利用。

FBIは、政府組織の中でもITの上手な使い途を理解しているようです。

投稿者 messiah : 10:15 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月23日

出るグーグルは打たれる?

あのマイクロソフト社ですが、かつてアメリカ司法省によって反トラスト法(独占禁止法)違反として提訴され、一審ではOS会社とアプリケーション会社に2分割する是正命令が出たことがありました。

その後、ワシントン連邦高等裁判所は一審を破棄して地裁に差し戻し、現在ではかろうじて分割は免れています。

今から十年ほど前、マイクロソフトが繁栄の頂点を極めていた頃の話です。

一企業が強大になって市場利益を独占するようになると、その競合各社が団結して引きずり降ろそうとするのが一般的です。

それが叶わないほど強くなってしまった企業の1つが検索エンジン最大手のグーグルです。(株式時価総額30兆円のマイクロソフトに迫る勢いがあります)

このガリバーを止めるものは、競合他社には見当たりません。

ガリバーはますます大きく、強くなっています。

ところが、「グーグルにも越えられないものがある」のかも知れない、という芽が顔を出しました。

グーグルは今年4月にネット広告大手ダブルクリックの買収を発表しましたが、これを巡り、米上院や欧州委員会が近く市場独占などに関する調査を本格化することになりました。

グーグルは先日、欧州委員会に対して、ダブルクリック買収の承認を正式に要請したのですが、欧州委員会は既に競合各社への聞き取り調査などを始めています。

「出るグーグルは打たれる」?

「マイクロソフトと同じ運命をたどる」?

どちらにせよ...世の中を揺るがすほどの大きな変化も、始めは誰も気づかない小さな動きから始まるものです。

q.f. NIKKEI NET

投稿者 messiah : 10:04 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月22日

アップルを徹底分析! 秘められた12のブランド戦略

ブログのアクセス数で日本一を自称するIT情報系ブログサイト・GIGZINE(ギガジン)によると、携帯音楽プレーヤーiPodと音楽・映像配信サイトiTunes Storeで大儲けしている“アップル”という会社には、熱狂的信者を作るために次の12のブランド戦略があるそうです。(原典は12 Effective Strategies Apple Uses to Create Loyal Customers - Inside CRM

  1. アップルのためだけの店を作った
    • アップルはこれまで、商品知識の不十分な量販店の店員に煩わされてきており、自社製品の魅力を十分に顧客に伝えることができなかった。これを解決するために「アップルストア」を作った。
  2. 完全な解決策の提供
    • 例えばiPodの場合は音楽を転送するiTunesがセットになっており、iPodというハードからiTunesというソフトまでその全てをアップルがコントロールし、あれこれと考えずに済む解決策を示してくれる。
  3. Mac使いはカッコイイというイメージ
    • テレビCMなどを巧みに使って、「Macはカッコイイ」というイメージを消費者に焼き付けると同時に、ウィンドウズはダサイ、というネガティブイメージを作った。
  4. 様々な価格帯の製品展開
    • iPodなどの比較的低価格な商品をとりあえず買ってもらうことでアップル製品を試してもらい、それによってさらに高価格帯のアップル製品を将来的には抵抗感無く購入してもらおうという誘導戦略がある。
  5. 乗り換えを困難にする
    • 他社製品との互換性を無視することで、アップル製品だけを使っていれば使いやすく快適ではあるが、他社製品に移行しようとすると様々な障壁が立ちはだかるようにしておき、その上で古いバージョンよりも使いやすく改良されたバージョンを提供し、どっぷりとアップル製品に依存してもらおうとするもの
  6. 各種メディアの絶好のネタになる
    • アップルはその徹底した秘密主義によって製品発表会まで製品の詳細をまったく明らかにしないため、噂(うわさ)が数多くリークされ、様々な憶測が流れ、結果として繰り返し報道されることで各種メディアに頻繁に取り上げられることとなり、このサイクルが熱狂を生んで、発売当日の狂乱ぶりとなり、興奮した顧客は「何かすごく騒がれているものを自分が買う」という満足感を得られる。
  7. 教育機関への販売
    • 学生向けに安く自社製品を購入してもらい、教室の中などでアップル製品を学生同士が見せあうことによって、教室を「ショールーム」にしてしまい、早い段階でアップルのブランドを認知させる。
  8. わかりやすい製品を提供する
    • 消費者が何を求めているのかを慎重に考えるために大規模なリサーチとデザインを綿密に行い、結果として明瞭かつ簡単、丈夫で使いやすい製品を作りだしていくことによって高い顧客満足度を生み出している。
  9. 不愉快な部分は外部に丸投げ
    • iPhoneの場合は通話サービスに関してはすべてAT&T任せにすることで、通話品質などの苦情はすべてアップル以外の場所に行くようにしている。他の製品でも、ちょっと複雑で故障しやすそうなオプションなどは自社生産せず、他社がライセンスを取得して販売するのを許可していくやり方をしている。
  10. 一貫性
    • アップル製品は操作などで、ある種の一貫性で統一されており、どれか一つの製品の操作に慣れてしまえば、その他のアップル製品でも違和感なくすぐに使いこなせるようにできている。そうすることでアップルの新しい製品にも適応しやすくなり、反復して購入しやすくなる。
  11. 革新的な使い方の提案
    • 当初のiPodは、ポケットに入れることを想定していたものの、実際にできあがってみると非常に魅力的な形だったので、首から提げて周囲に見せびらかすような使い方を広告展開して爆発的なブームを巻き起こし、所有者の満足感を引き上げた。
  12. 魅力的であること
    • アップル製品はいずれもパッケージから入念にデザインされており、それはユーザーインターフェースにまで至る。鮮やかな色やアイコン、なめらかな外装などはそれらを操作したり見たりする度に、アップル製品を使っている顧客を魅了する。

...と、まあ、こんなような話ですが、ブランドを軸に展開する場合のモノ作りの参考になるはずです。

投稿者 messiah : 11:00 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月21日

神を相手に訴訟を起こす

訴訟の国アメリカで、とんでもない訴訟が本当に起きています。

訴えられたのは他ならぬ「神様」でした。

訴えたのは、ネブラスカ州議会議員のErnie Chambers氏。

訴状によると、「神と、神を信じる全宗派の信徒は、無数の人間に大きな被害をもたらすテロリズムの脅威を作り出してきたし、現在も作り続けている」と主張しています。

また、「恐い洪水、実にひどい地震、すさまじいハリケーン、とてつもない竜巻、死を招く疫病、激しい飢饉、地を荒らす干ばつ、殺し合いの戦争、先天性の欠損症など」を引き起こしているとして、神を非難しています。

さらに、「神が、神にまつわる年代記を文字に記して配布し、地上に恐怖や不安、心配、脅威、疑念を引き起こし、被告人(神)の意志への服従を強制している」とも主張しています。

パフォーマンスかマジか?

神をも怖れぬヤツがいました。

投稿者 messiah : 20:50 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月20日

安部晋三は15年後に首相に返り咲く?

1年を経過することなく、首相を辞してしまった安部晋三さん。

あっけない幕切れに内外の評価はさんざんです。

野党からは腰抜けよばわりされ、海外メディアからは非難の的。マスコミには酷評されて、今はベッドの上で疲労、憔悴、そして無念の日々を送っていることでしょう。

おそらく、無理して生きていたくないくらいの落ち込んだ状態だろうと推察しています。

確かに、国会の始まる前での電撃的な辞任は無責任の謗り(そしり)は免れません。

しかし、歴代首相の中で彼ほど素人くさい、かけひきのできない、ある意味で純粋な、悪く言えば“オボコい”人はいなかった。

小泉さんのようなタフな首相とは正反対。

若さゆえに出来なかったことも多かっただろうと思います。

彼に残された道は、健康が回復したら、自分の至らなかった所を粒さに拾い出して「どうすればいいか」をとことん考えて一からやり直すこと。

そして、実績を積んでいくしかないでしょう。大きな功績が残せれば、60代にもう一度チャンスがあるような気がします。

彼の目は、他の人にはない純粋な何かを感じました。(因みに筆者と同年です)

投稿者 messiah : 20:54 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月19日

下着も洗います、という脱常識の発想

東京・阿佐谷に新手のクリーニング店が現れました。

洗濯代行サービス「デリウォッシュ」という店。なんと、ありそうでなかった下着から靴下から、何から何まで(?)までクリーニングしてくれるという店です。

需要は昔からありました。

筆者も4年近く単身赴任で東京で一人暮らしをしていた経験があります。

この時に、洗濯物を洗って、干して、たたんで、アイロンをかけるという作業が後になるほど負担に感じたことがありました。

しかし、その頃(10年ほど前)は、下着を洗ってくれる店は近所にありません。(おそらく他にもなかったのだろうと思います)

下着は自分で洗うもの。下着を洗うついでに、他の衣類(シャツや靴下など)も一緒に洗う、というパターンでした。(クリーニング代も積み重なるとバカにならないという事情もあり)

しかし、やっとゆっくりできる休日がきたと思ったら、洗濯のために何時間も多くの時間をとられてしまう。仕方ないか、他に手段がないし。。。

と常識的にはそうなるのが、頭のいい人がいてその反対の発想でビジネスにしてしまったのです。

発想を転換してしまえば、後は、下着を他人に渡すことの“気まずさ”さえクリアできればよかったのです。

容量7~8キロ、Tシャツなら50枚は入る専用の黒い袋を使ってプライバシーを守り、ビジネスマンが利用しやすいように営業時間は午後11時までとしました。

朝が早い通勤途中でも、ボックスに預けておけば、帰りに受け取れるというレンタルビデオ方式も顔を見られないで済むということで評判。

こうして、簡単なことなのですが常識の枠にとらわれて誰も着手しなかった新規ビジネスが誕生しました。

発想だけではなく、それを現実化するための“味つけ”がなされていることを忘れてはなりません。

投稿者 messiah : 12:43 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月18日

牛乳瓶が見直されている

牛乳の容器が紙パックになってから久しいですが、(もう云十年経つ)昔は牛乳瓶(びん)でした。

今でも、銭湯の湯上りに飲む定番と言えば、そう...コーヒー牛乳です。

あの牛乳瓶の丸い飲み口が、唇に優しくてたまらないのです。

ところで最近、牛乳瓶が人気なのだそうです。

牛乳瓶は「瓶の冷たい口当たりがよい」「紙パックのようににおいが移らない」などの良さが見直されて、中高年だけではなくヤングの受けがいいのです。

若い世代は、牛乳を「牛乳瓶」で飲むという習慣がないから、それがかえって新鮮なのでしょう。

池袋駅構内に今春オープンした「牛乳バー」には、ショーケースに瓶の牛乳がずらりと並んでいます。

この「牛乳バー池袋店」は、JR東日本グループの日本レストランエンタプライズが日本酪農乳業協会の協力で運営していますが、一番の売れ筋はやはり瓶の牛乳。

開店直後は1日約300本だった販売本数が、現在800本前後まで伸びているとのこと。

「ミルクスタンドは時代の流れに取り残され、わびしい、暗いイメージがありました。でも白を基調にした清潔な店舗にして、また月替わりの商品展開で人目を引き、サラリーマンだけでなく若い女性や学生も取り込みました」(広報部長さんの話)

一時、テレビで「牛乳に相談だ」がよく流れていましたが最近見なくなりました。

年々減る一方の需要に、「牛乳瓶」が待ったをかけられたらいいんですがねぇ。

投稿者 messiah : 19:36 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月17日

男性の美肌ブームは平和の証(あかし)

美肌を意識する男性が増加して、その種の男性化粧品がよく売れています。

男性用化粧品の平成18年の市場規模は、過去5年間で最高の333億円にのぼりました。(マーケティングリサーチ「インテージ」の調査結果)

この“男の美肌”ブームですが、時を遡っていくと江戸時代にも起こっていたようです。

江戸初期の屏風絵などには、もみあげを伸ばし口ひげを生やした男性が多く描かれていますが、江戸中期になると、もみあげも口ひげも生やさず、体毛もない男性が登場するようになります。

江戸中期には、男性も脱毛などの肌の手入れをするのが一般的で、女装した少年「若衆」や、肌の手入れが行き届いた力士、化粧した歌舞伎役者が人気を集めていました。

こうした変化の原因として、戦(いくさ)のない時代が長く続き、身体的な逞しさよりも、女性の価値観を理解する女らしさ、つまり美肌が尊ばれるようになったのではないか、と分析している研究家がいます。

江戸時代中期に起こったこのブームも、明治維新で再び強靭な男性を理想とする時代に置き換わっていきます。

それは、男が戦で忙しくなった時代でした。

そう言えば、現代でも、戦渦にある国々の男は皆一様に美肌に気を使ってはいない。

男が美肌にいそしむのは好きではないが、それが平和の証というなら、世界中の男性が美肌にいそしんでもらっても結構じゃあないか。

...と思ったりしますね。

q.f. Sankei Web

投稿者 messiah : 14:58 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月16日

グーグルが賞金総額34億円のレース開催

検索エンジン最大手の米グーグルは、月面に無人探査機を着陸させ、地球に向けて高画質の画像を送信させることなどの内容を盛り込んだ、民間企業による月面探査の一番乗りを競うレースを実施すると発表しました。

賞金は総額3000万ドル(約34億5000万円)です。

レースには、世界のどの国、地域からでも参加することができます。

自分でロケットを開発してもいいし、既存の企業と提携してもいいのですが、条件として探査機は、月面を500メートル以上走行し、周囲の光景や探査機自体を撮影した画像と、リアルタイムに近いビデオ映像など、一連のデータを送信することになっています。

2012年までに、この目標を最初に達成した企業には賞金2000万ドルが贈られ、これを過ぎると賞金は1500万ドルに減額され、2014年にはタイムアップとなります。

さらに、2位の企業は500万ドル、目標を上回る発見などがあった場合はボーナスとして500万ドルをそれぞれ受け取ることができるそうです。

かなり、チャレンジングなコンペですね。

アポロ計画で実績のあるアメリカのエントリーが続出しそう。

日本は、ちょっとこの分野苦手か?

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 11:01 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月15日

どっちが本当か?三洋電機を巡る報道

ニュースは欠かさずにチェックしている方です。

1つのニュースが、多少形を変えていろいろな情報サイトで同時に掲載されることは日常です。

少し形を変えるというのは、それぞれのニュース発行組織での意見、考察が入るからです。

ところが、真っ向から対立する情報というのはまずお目にかかれません。

ニュース情報とは客観的な事実関係を伝えるものであり、編集者の主観の入る余地は少ないからです。

ところが今朝、それが起きました。

朝刊やネット上で、三洋電機が自社の携帯事業を京セラに売却する旨が報じられていました。

これに対して、有名なIT系情報サイト「CNET Japan」が真っ向から誤報であると述べています。

本当にそうなら、CNETの情報網の信頼性が高く評価されるところです。

CNET Japan 曰く...

一部報道機関で三洋電機が携帯電話端末事業の売却に向け京セラと最終交渉に入るとの報道が同日あった。これについて三洋電機では、「携帯電話端末事業は強化に向けてあらゆる検討を進めている。同事業の売却方針を固めた事実はない」とコメントしている。

CNETによると、「三洋電機は9月14日、連結子会社で携帯電話販売代理店業を営んでいるテレコム三洋の全株式を、三井物産の子会社のテレパークに譲渡することを決定したと発表した」と述べています。

自信をもって言い切ってします。

これはガチンコ勝負。どちらが正しいかは知りませんがちょっと結末に興味を覚えるニュースでした。

投稿者 messiah : 10:29 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月14日

マイクロソフトを支えているもの

Windows Vista(ビスタ)が発売されて、9ヶ月経過しましたが、私の知っている範囲では普及しているとは言えません。新しいパソコンを買った人がいて、その人だけにしかお目にかかっていません。

コンサルティング会社の米ジャンコ・アソシエーツ社の調査では、企業が使用しているOSは依然としてWindows XPが中心で、Vistaのシェアは5.69%にとどまっているそうです。

発売当初の1月時点では、XPが81.03%、Vistaが0.7%、XP・Vista以外のWindowsが14.59%でした。

現在は、XPが80.18%、XP・Vista以外のWindowsが9.91%となっています。

つまり、Vistaを使っているWindowsユーザーは、100人中わずか6人。

XPは100人中84人、その他のWindowsが100人中10人という結果です。

その他のOSというとWindows2000が中心となるでしょうが、7年前のOSのシェアを、社運を賭けて開発した目玉商品がまだ追い抜けないわけです。

ところで、Vistaへ移行するのはどんなユーザー層なのか?

どうやら、9年前の「Windows98」からの乗り換えが着々と進んでいる、というか..旧OSユーザーが頼みの綱という状況のようです。

現在のマイクロソフトは間違いなく「XP」によって支えられている。

しかし、次にやってくるPC市場で、Vistaはマクロソフトを支えてくれるだろうか?マイクロソフトにとってそれが一番の問題でしょう。

投稿者 messiah : 07:03 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月13日

マイクロソフトが声明でグーグルを牽制

いつもグーグルに仕掛けられっぱなし。精彩を欠き続けてきたマイクロソフトが、ようやく攻勢に出ました。

グーグルはマイクロソフト・オフィスキラーのウェブアプリケーション「Google Apps」を普及させようとしています。

「Google Apps」は、ワードやエクセルなどに対抗する統合オフィス機能を持ったウェブアプリケーションです。

これに対して、マイクロソフトは次のような声明を発して牽制しています。

声明では、「ユーザーや業界にとって競争はよいものであると信じている。しかしながら、ユーザーからはわれわれのソリューションには、企業に必要な使用性、信頼性、セキュリティが備わっているという意見を聞いている」

「Googleのアプリケーションは、企業にパワーユーザーがおらず、従業員が常にネットワークに接続しており、カスタマイズされたOfficeアプリケーションを構築していない場合のみ有効である。今日のグローバルな情報社会で働く人々の中で、このような条件に当てはまるのはほんの少数ではないだろうか?」と疑問を提示しています。

「Googleはエンタープライズレベルの顧客を有していると主張しているが、Googleアプリケーションの『ユーザー』のうちの、どれだけが実際に企業内に存在するだろうか?」と述べています。

さらにはGoogleのGoogle Appsに対する取り組み体制に疑問を投げかけ、「同社のエンタープライズ向け事業と現行のアプリケーションの規模は非常に小さく、他の小規模サービスと合わせても同社の売り上げの1%にしか相当しない。Googleの業績がうまくいかなかったらどうなるだろうか?それが同社に与える影響は小さく短期的なものであることを理由にさっさと撤退してしまうのだろうか?顧客らはそのようなことは起こらないと信じてもよいのだろうか?」と問いかけています。

さあ、これで面白くなった。グーグルも黙ってはいないでしょう。

投稿者 messiah : 21:02 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月12日

仮想世界でストライキが始まる

世界的に有名な企業が、仮想世界セカンドライフの中でストライキを実施するそうです。

IBMは仮想世界に、企業としては一早く参入して自社の広報活動を展開しています。(IBMほどの会社が広報活動とはおかしいが)

この度、イタリアのIBM従業員が昇給を求めたものの、IBMが拒否したことから、セカンドライフ内で国際的な労働組合の UNI (Union Network International) が施設を提供し、関連情報の提供や「ストライキ用キット」なるものの配布等を行っています。

IBM UNION STRIKEで、IBM社員にストライキへの参加を呼びかけています。

仮想世界のストライキがいかなるものか。これもIBMの広報戦略の一環か?

q.f. スラッシュドット ジャパン

投稿者 messiah : 20:31 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月11日

ローマは一日にしてならず

6月末に発売されたアップルの携帯電話iPhone(アイフォン)の累計販売台数が100万台に達したようです。

当初は9月末に100万台に達する目標を掲げていました。

3ヶ月強で100万台ですから、ざっと1日あたり1万台のペースで売れたことになります。

先日、iPhoneを大幅に値下げしたことが購買意欲に拍車をかけたと思われます。

それにしても、599ドル(68,000円)もする高価な品物が1日に1万個も売れるとは...

電卓で68,000円×10,000個を入力したらエラーで表示しれくれません。=6億8千万円!

CEOのスティーブ・ジョブズ氏は「iPodを100万台販売するのに約2年かかったが、iPhoneは74日で達成した」と語りました。

“ローマは一日にしてならず”

iPodのような大ヒット商品も、最初から順調にスタートしたのではないということです。

投稿者 messiah : 12:16 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月09日

男の日傘が“紳士の必需品”になる

気温30度は涼しい?という地球温暖化がもたらした悪魔の暑さが連日容赦なく襲った夏も終わって一段落。(したかな?)

と、いいつつも30度超の残暑が続いています。

前々から不思議に思っていたことがあります。男向けの日傘ってあるのか?

真夏の街を歩くと、女性の多くが明るい色の日傘を持って日差しを防いでいます。

雨にも使える兼用タイプもあったりして、今やレディの必須アイテムとなっています。

が、なぜか日傘をした男性を見たことがない。男の日傘なんて聞いたこともない。そもそも、そんなのあるのか?

なければ、作ったら売れるのではないだろうか?外回りの男性なんかには絶対ほしいアイテムです。

そう思っていたらが、やはりありました。

これまで「女性専用」というイメージの強かった日傘。その効用に気づいたメーカーが男性用の日傘を作っていました。今のところ、インターネット上の傘専門店が中心ですが、全国から注文が殺到しているそうです。

カラフルな女性用日傘がほとんどを占める百貨店でも「男性用日傘」の問い合わせが。。。

そごう心斎橋店(大阪市中央区)でも男性用はごくわずかしか置いていなかったのですが、今年は「男物はありますか」という問い合わせが数多くあったとのこと。

男性の肌は女性と比べて毛穴が広くて脂っぽく、日焼けで赤くなりやすいので、日傘をさすのは体によいと言われています。

もう、「格好悪い」なんて言ってられない!

温暖化一直線の地球では、男の日傘が、かつての帽子に代わる“紳士の必需品”になる...やもしれません。

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2007年09月08日

それにしても役人は暇なんだなあ?

誰でも自由に執筆・編集ができるオンラインの無料百科事典Wikipedia(ウィキペディア)日本語版で、複数の省庁のコンピュータから、役所に都合のいい修正が行われていた実態が、次々と明らかになってきた。指摘を受けた各省庁は「職員個人の職務外行為」と釈明する一方で、「犯人」を捜し出し「厳重注意」するなど火消しに躍起だ。

こんな記事が朝刊のトップに出ていました。

筆者がちょっと驚いたのは、Wikipediaのようなインターネットサービスが一面トップに登場したことです。

グーグルとか、ヤフーとか...ネットを少しでもやっている人ならその存在は知っているでしょうが、Wikipediaとなると知名度はうんと低くなります。

それを一面トップに持ってきても、ここまで普及したサービスであれば掲載価値はあると判断したのでしょう。(利用者は700万人を超す)

これでWikipediaの知名度が、マスコミ(新聞)によって押し上げられることは確実です。

さて、その記事のポイントについて触れておきましょう。

ネットでの様々な発言は、匿名が基本となっています。

実名で出したくても悪意を持った第三者から予期せぬ攻撃を受けることを避けるため、あるいは逆に欲求不満解消などを目的に見ず知らずの第三者を攻撃しても身元が発覚しないために、匿名が使われます。

Wikipediaも記事を編集するのは匿名で可能です。ところが、そこに落とし穴がありました。

Wikipediaは書き込み日時、変更内容、使用したコンピュータのIPアドレス(ネット上の住所)が自動記録されるようになっているのですが。。。

今年8月のこと、米国の技術者がこの記録を利用して、特定の組織からの書き込みが分かるプログラム「ウィキスキャナー」をネット上で公開していました。

同月末には日本語版も完成。団体名を入力すると、その組織内のコンピュータから、いつ、どんな書き込みが行われたかを一覧表示してくれるのです。

こうして、簡単に身元が判明してしまったのです。

多くの場合、というか...ほぼ100%、自分のセクションに都合の悪い内容を書き換えていたようです。

それにしても役人は暇なんだなあ、という声もあがっています。

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2007年09月07日

アップルがお詫びのしるしに商品券を発行

アップルから新型のiPodが発売されると同時に、iPhoneの大幅値下げが発表されて、あちらではずいぶん物議をかもしているようです。(599ドルが399ドルに値下げ!)

CEOのスティーブ・ジョブズ氏自身が、今回の性急な値下げ措置を「値下げは正しい判断であるが、早くからアップルを支持してiPhoneを購入してくれたアーリーアダプターには悪いことをした」と詫びています。

あのスティーブ・ジョブズ氏がユーザーに謝るなんて...びっくりですね。

彼も年をとって丸くなったということか。。。

それにしても一昨年、膵臓ガンの手術をしてからみるみる痩せてきました。大丈夫かなあ...

ところで、これまたビックリしたのが、iPhoneの発売で早くから行列に並んで買ってくれたアーリーアダプターには、100ドルの商品券を提供する、とつい先ほど発表したそうです。お詫びのしるしとして。

iPodで世界制覇はしたが、ゆくゆく携帯音楽市場が飽和状態になると見たアップルの次のターゲットが携帯電話市場。

この激戦区に参入するのは、iPodが旬な今こそが絶好の機会。次なる市場を掌握するためにはiPhoneを大幅に値下げしてでも急速に普及させたいところでしょう。

アップルのアーリーアダプターの怒りを抑え、携帯市場に進出するのに100ドルの商品券は安いものかも知れません。

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2007年09月06日

夢物語ではない、現実の未来

先日、近鉄百貨店(大阪市阿倍野区)が、地下5階、地上59階、高さ約300メートルの日本一高いビルを建設する計画を発表しました。

下の階には営業面積日本一となる百貨店売場、中ほどの階にはオフィス、上の階にはホテルが入り、平成26年(2014年)春の完成予定だそうです。

現在、日本で一番高いビルは横浜ランドマークタワー(高さ295.8メートル)ですが、このビルが完成すれば日本一の記録が21年ぶりに塗り変わることになります。

また現在、名古屋駅のJRセントラルタワーズ(245メートル)がギネスに登録されている「世界一背の高い駅ビル」ですが、これも塗り変わることになり、高さ日本一、百貨店の営業面積日本一、世界一高い駅ビルとなる見込みです。

それにしても世界一とか日本一が好きな国民です。日本人だけでなく、世界中の人がそうなのかも知れません。

以前、カナダのトロントを視察旅行で訪れた時のこと、現地のタクシー運転手が頼んでもいないのに“CNタワー”という高い塔を見学させようとするのでした。

「忙しいので見に行く暇がない」と言うと、彼は“CNタワー”が世界一高いタワーであることを延々と説明しはじめて、ちょっと辟易したことがあります。

彼にとってはCNタワーは母国の誇りなのでしょう。

さて、高いというだけなら、もっと上には上があるようです。

現在、世界で一番高いビルは“台北101”(地上101階・高さ508メートル)です。

しかし、その地位はもうすぐニューヨークの“フリーダム・タワー”にとって変わられます。このビルは世界貿易センタービルの跡地に現在建設中で、高さはアメリカ独立の年にちなみ、1776フィート(541メートル)あります。

ところが、さらにさらに...アメリカのシカゴでは“シカゴ・スパイア”という609.6メートルのビルが建設中だそうです。

こんなふうに、人類は上へ上へと生活圏を拡張しています。

以前にもエントリーしましたが、人間の生活圏は地球という球体を取り囲む薄い薄い皮のようなものです。(卵の殻よりもさらに薄い)

その殻の上に高層ビルという爪楊枝を何本も突き刺していく状態が進行すると、いづれ地球はそれらの生活圏をカバーできなくなってしまうでしょう。

火星に移住する計画がNASAで真剣に研究されていますが、これは夢物語ではない、現実の未来のように思います。

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2007年09月05日

中学校の授業で“武道”が必須になる

筆者が高校生だった昔むかし、授業科目に「武道」というのがありました。

生まれてこのかた、人と人が対面で勝負する...今でいう格闘技など経験していなかった私にとっては、半ば興味があった反面、どこかいやな気がしていました。(武道は“道”であり、格闘技とは次元が異なるかも知れないが)

武道は「柔道」か「剣道」の選択制でしたが、直接相手をつかんで戦うという行為や動作が何となく嫌だったので、「剣道」を選んだように憶えています。

しかし、その剣道も、最終的には1対1での試合になると、ほとんど喧嘩をしているような状況になって、負ければ悔しいし勝てば気分がいいという単純な闘争本能を自覚したに過ぎませんでした。

そして、時代は移り、人々の価値観は大きく変わり、武道は必須科目から消えていきました。

ところが、その武道の授業が必須科目としてよみがえります。

学習指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会の体育・保健部会は9/4、中学校の体育で選択制の武道を必修化する方針を決めました。

礼儀や公正な態度など、日本の伝統文化に触れる機会を広げるのが狙いといいます。(平成23年度にも実施)

どうなんだろう?現代の子供たちが、然るべき家庭教育を受けていないため、礼儀や節度などを知らないことは事実ですが、それを武道でカバーできるものではないだろうと思います。

むしろ単なる闘争本能を目覚めさせるだけで、それは火に油をそそぐような逆効果になりはしないか?過去の自分の経験からそう感じました。

そうならないように祈っています。

投稿者 messiah : 08:25 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月04日

自分の“死”を知らせてくれるサービス

先日、「物作りだけしかなかった産業の不足を補い、平和を前提とした人々の生活に潤いや安心、快適を提供する重要な役割を果たしてきたサービス業」に関するエントリーを書いたら、ちょっと関連があるニュースを見つけたので反射的に掲載します。

筆者が3年前にブログを始めるきっかけを提供してくれたIT情報系老舗サイト「百式」にこんな記事が...


あなたが死んだら大事な人にそれを知らせてくれる『DeathSwitch

これ、つくろうかな・・・。

DeathSwitchではあなたが万が一死んでしまったり、動けなくなってしまった
ときに周りの人にそれを知らせてくれるサービスを提供している。

仕組みは簡単で、定期的に送られてくるメールに返信していくだけである。た
だし、あなたが一定期間返信できなかったら、あらかじめ指定された人に指定
した内容のメールを送ってくれるのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(後略)

上記は米国での話です。

電子メールが、社会の中で空気のような、水のような、あまねくどこでも使える時代においては、送ったメールに対して返事があるかないかで相手の状況をある程度推測できるのです。

メールを送ったらすぐに返信が来るような相互コミュニケーションがある場合に限るかもしれませんが(但し、メール中心で情報交換する人なら、そういう相互関係が多いはず)返信がこないのは、

  1. メールを(見れるのに)見ていない
  2. メールは見ているが返信できていない
  3. メールが(見たくても)見れない

のいづれかです。1と2の場合、多忙かもしくは生活に何か異変が起きていると考えられます。

そして3の場合、事故とか病気などが想定できますが、もう1つあるのは死亡です。

ある人が死亡したことを知るのは、遺族や知人からその事実が発信された時だけです。この場合、情報(訃報)は完全に一方通行です。

しかし、年老いて身寄りのない独り暮らしの人が、自分の“死”という事実を生前に関わりのあった人に知らせたいという欲求は理解できます。

その欲求実現のために、自分から能動的に自らの生死情報を発信していく。(発信できなければ死という判定になる。ここに問題がありそうだが...)そのあたりのニーズを狙った新手のサービスが登場したわけです。

人の死に対する観念や習慣の違う日本では、このようなサービスは成立しないかも知れません。しかし、元来サービスというのは、多くの人に幸せをもたらすものでないといけない。(と信じていますので)

一見奇異な感じのするサービスであっても、それが安心や満足といった幸せをもたらすものならば、日本でも受け入れられるかも知れないとい思います。

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2007年09月03日

ユーザーニーズ=シンプル+エレガント

「ボタンは製品を複雑にし、外観を損なう」と、アップルのCEOスティーブ・ジョブズ氏は頑なに主張しています。

確かにその言葉通り、アップル製品はパソコンもマウスもiPodもどれもこれもシンプルなユーザーインターフェイス(操作性)になっています。

それがジョブズ氏のポリシーです。

先日発売された携帯電話iPhoneに至っては、物理的なボタンがどこにも付いていません。

iPodだって、電源スイッチがどこにあるのか、パッと見ただけでは分からないくらいです。(これには後日談があって、iPodを投入した時、最も多かったテクニカルサポートへの質問は電源の入れ方についてのものでした)

さらにジョブズ氏が主張するのは“エレガント”でないといけない、というこだわりです。

彼には独特の審美眼があって、その感性のおもむくままにアップルのスタイルを築いてきました。

筆者は行ったことがありませんが、東京のAppleストアのエレベータには階数ボタンがないのです。

このエレベータは4階あるフロアすべてに止まるように作られているので階数ボタンは省略されているのです。(はじめは目的の階まですぐに行かないのでイライラした人もいたようですが、慣れると何の問題もないそうです。もっとも、4階しかないからということも関係ありますが)

ユーザーが使いもしない、覚えきれない機能や操作をテンコ盛りにしたのが現在のリモコンです。

一体、その中で常に使うボタンはいくつあるかを考えると、メーカーがユーザー本位で設計していないlことがよく分かります。

アップルは、その無意味なことにコストをかける製品作りのスキーム(枠組み)を撤廃した数少ない企業の1つで、それはジョブズ氏の信念が岩を貫いた結果と言えるでしょう。

その信念が多くのユーザーから評価されたことで、ますます自信を深めたアップルが今月、新しいiPodを市場に投入するようです。楽しみです。

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2007年09月02日

サービスの、過ぎたるは□□□□□□□□

「お金で買えないものなんてありますか?」

その昔、(誰か忘れたが)そんな事を公言して、金銭主義がマスコミを通じて世間に広まったことがありました。

物々交換の時代から、金(きん)を用いて欲しい物と交換する時代、そして、金の代わりに現在の代金(お金)が登場した歴史は古いのですが、それは形あるもの(商品)と交換することを前提としてできたシステムであると言えます。

ヨーロッパで起こった産業革命の19世紀から、国家の陣取り合戦がピークに達した20世紀の終わりまで、お金は少なくとも、形あるものとの交換が前提となっていたのです。

しかし、世界大戦終結による平和の到来(見かけだけでしたが)によって、物作りだけを経済活動の中心にすえてきた産業界に変化が起きます。

平和であること、すなわちそれは「衣食住足りる」ことですが、諺にあるように「礼節を知る」という方向には結びつかなかったのです。

マズローの欲求段階説が示したように、「衣食住」という基本的な(生理的な)欲求が満たされた次は、安全を確保する、面倒なことを代行する...などの利己主義サービスが登場したのです。

マズローの欲求段階説

  1. 生理的欲求
  2. 安全の欲求
  3. 親和(所属愛)の欲求
  4. 自我(自尊)の欲求
  5. 自己実現の欲求

サービス業は、物作りだけしかなかった産業の不足を補い、平和を前提とした人々の生活に潤いや安心、快適を提供する重要な役割を果たしてきました。

しかし、過ぎたるは。。。

顧客ニーズとか、カスタマーの利便とか、なんとかかんとか...称して、一線を越えたサービスが登場しています。(一線とは、道徳や人間として良識と考えていいでしょう)

「卒業論文代行」について過去のエントリーで書きました。それに対して、ブログの話題を集めたまとめサイトから“出たとこ勝@負ログ”にリンクが貼られていました。

この話題が、世間で注目を集めていることを意味します。

ところが、卒論だけではなかった!

便乗、アイデア拝借、何でもアリーの世界にはウンザリさせられました。

「読書感想文」から「自由研究」まで、夏休みの宿題を片づける「宿題代行業者」が既にいたのです。

インターネットでサービスを受け付け、算数の文章問題は1問500円、読書感想文は2万円で引き受けるほか、夏休みの宿題の定番である工作(5万円)や自由研究(2万円)なども請け負っており、これまで実際に「アリの研究」や「河川敷の水質調査」などを代行したといいます。

代行業者は東大、京大、阪大、有名私学など全国の名だたる大学生らを使っているようです。

誰がそんな仕事を依頼するのか?もちろん、子供の親なんです。「子供の宿題が期限に間に合わないから」という理由がほとんどらしい。

こんなアホな親の子供が、将来どうなるのか?末恐ろしい。(そんなアホな親を育てた親の顔も見たい)

夏休みはもちろん最大の需要期。宿題を代行する当事者の大学生の中には、月20万円ほど稼ぐ者もいるとか。

これに対して文部科学省は「家庭学習の習慣を身につけるのが宿題の本来のねらい。その趣旨からも、宿題を丸投げするのはおかしい」と述べていますが、おかしいのは文部科学省の方ではないでしょうか。

さっさと取り締まって、違反者には厳罰で臨む姿勢を表明すべきでしょう。

そして、結論。□□□□□は。。。及ばざるがごとし。

q.f. Sankei Web

投稿者 messiah : 09:49 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月01日

エアコン設置しました

1週間前に購入したエアコンを設置してもらいました。

それにしても1週間前と今の気温は大違い。暑さがやわらぎ秋の到来を感じます。

設置にきた業者によると、エアコンの売れ行きもピークを越えたらしいです。

では、今日から涼しい冷房生活を送らせてもらいます。

朝から掃除をして少々疲れました。今日はここまで。

投稿者 messiah : 17:43 | コメント (0) | トラックバック