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2006年01月31日

絶滅危惧種となったフィルムカメラ

カメラ"デジタルカメラ"なるものが世の中に出現した初期の頃、単に「カメラ」と言えば、当然ながらフィルムカメラ(スチールカメラ)を意味しました。

デジタルカメラが誕生した当初はフィルムカメラ愛好家から見れば、それは玩具(おもちゃ)として目に映ったことでしょう。

デジタルカメラが、フィルムの銀塩方式による精微さを表現できるようになるには、この先、長い年月がかかると思われていました。

そして、ある人にとっては長い年月かも知れない、またある人にとっては「あっ」という間かも知れない。

その人それぞれの約10年の時間が経過して。。。

ついに、デジタルカメラは「カメラ」の代名詞になりました。(今は専門店に行っても、「フィルムカメラ」と特定しないと通じないでしょう)

一眼レフもほとんどデジタル化されました。

ニコンは2機種を除いてフィルムカメラの生産を中止し、新規開発も停止...

コニカミノルタホールディングスはカメラ事業から撤退...

長年のフィルムカメラ愛好家の人たちにとっては寂しい限りでしょう。

ところで、そんな絶滅危惧種のフィルムカメラを「今後も生産を続ける」と宣言したメーカーがありました。

現社長の次期経団連会長就任が決まっているキャノンです。

同社専務によると、「売上高は減っているが、非常に根強いマニアもいる。引き続き製品を供給したい」と語っています。

但し、同社の2005年のカメラ事業の売上高8,800億円のうち、フィルムカメラ(オプションを含む)の割合は17%に過ぎません。そのため、開発費・技術者数ともに縮小傾向にあるとのこと。

しかし、「他のメーカーが止めるなら我が社も...」という企業ロジックでないところがさすがはキャノン。

マニアにとって、国内大手としては最後の砦となりました。

q.f. 朝日朝刊1/31

投稿者 messiah : 09:01 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月30日

慈善活動を続ける世界一孤独な大金持ち

ビル・ゲイツ米マイクロソフト社会長のビル・ゲイツ氏は1/27、結核撲滅のための研究支援資金として、9億ドル(約1050億円)を寄付することを発表しました。

それ以前にも彼は、同夫妻が運営するBill & Melinda Gates Foundationを通じて、途上国の保健医療問題解決を目指す「Global Health」プロジェクトに2億5000万ドルを拠出すると発表しました。(2005年5月)

さらに、Bill & Melinda Gates Foundationは、マラリア予防のワクチン開発など3件のプロジェクトに総額2億5830万ドルを助成すると発表しました。(2005年10月)

ビル・ゲイツ氏は国際社会に貢献しようとしています。(その動機はどうであれ...)

ところが、ビル・ゲイツ氏が恵まれない人を助けるために寄付をしたというニュースは、ほとんどの人が知らないか、興味を持っていないような気がします。

「金持ちだから痛くも痒くもないだろう」、「どうせ売名行為だろう」

世界一のソフトウェア会社を築くために、非情な手段でライバルを蹴落としてきた男には、どうして拭い去れないある種のイメージと孤独な影が付きまといます。

そして彼は、いつもハイテク業界の悪者扱いをされてきたという歴史があります。

スティーブ・ジョブズ一方、宿命のライバルである米アップルコンピュータ社のスティーブ・ジョブズ氏は、ほとんど聖人君子のような評価を得ているのが現状のようです。

ゲイツ氏の一般的評価は、冷酷な資本家。天才なのかもしれないが、その興味は技術を改良するよりも、利益を最大化する方向に向けられている。復讐に燃えるオタクの究極の姿。学校では仲間はずれにされた恨みを胸に、みんなを血祭りにして最後に笑うタイプの男。

対照的に、ジョブズ氏は、最近になって大きな成功を収めているものの、ビジネスにはさほど関心を払ってこなかった印象があり、むしろ、彼はアートやカルチャーといった文脈で語られることが多かった。審美眼を持つアーティストで、世界を変えるという野心に駆られている男。

しかし、ゲイツ氏のこれまでの慈善活動をながめていると、そんな風に両者を対極的に置いてしまうと、ちょっとゲイツ氏が哀れになります。

だが、2人にまつわるこうしたイメージは間違っているという意見があります。

実は、2人の真のイメージはちょうど反対で、世界を変えているのはゲイツ氏で、自分を必要とする社会の声に耳を貸さず、ひたすら金儲けに突っ走る資本家の役にぴったりなのはジョブズ氏の方だ、というのです。

ゲイツ氏は、巨万の富を得るのにも熱心だが、寄付活動にも同じくらいの情熱を傾けている。(前述の通り)

これに対し、慈善事業の寄付者のリストでジョブズ氏の名前を見かけたことはない。また、重要な社会問題について発言したことも一度もない。あのたぐいまれな説得の才能は、もっぱらアップル社の製品を売ることだけに使われている、というのです。(Hotwired)

確かに思い当たるフシもありますね。

しかし、これがマイノリティ・レポートだとすると...

ビル・ゲイツ氏は、多分「世界一孤独な男」かも知れません。

q.f. Hotwired Japan

投稿者 messiah : 09:24 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月29日

「ネット」と「口コミ」のコラボレーション

米国のマーケティング会社、シャープ・パートナーズ社が先日発表した「口コミマーケティング」に関する調査によると、アメリカの成人ネットユーザーの89%が電子メールで友人などにコンテンツを転送して共有しているといいます。

同社はこれを、口コミマーケティングの有効性を裏付ける結果だとしています。

コンテンツを共有する頻度では、63%が「週に1回以上」としており、「毎日、またはほぼ毎日」も25%に上ります。また、75%が「コンテンツを最大6人に転送する」と答えたそうです。

ユーモラスな内容のものが圧倒的に多く、「ジョークや漫画」が88%を占め、2位以下は「ニュース」(56%)、「健康・医療情報」(32%)、「宗教・精神世界」(30%)、「ゲーム」(25%)、「ビジネス・個人向け金融情報」と「スポーツ・趣味」(ともに24%)となりました。

こうした背景の下、「ネット」と「口コミ」のコラボレーションで成果を上げる企業が今増えています。

q.f. MSN-Mainichi INTERACTIVE

投稿者 messiah : 10:45 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月28日

小売業の抱えるリスク ネットとリアルの逆相乗効果

ショッピングカートの放棄オンライン小売業者向けのソフトウェア開発を行なう米オールレント(Allurent)社は、2005年のホリデー・ショッピングに関して調査した結果を先日、発表しました。

それによると、消費者がオンライン・ショッピングで不満があった場合、小売業者のブランド・イメージに悪影響があり、オンラインの売り上げが縮小されるだけでなく、直接的にオフライン(実店舗)の売り上げ減少の引き金になる可能性があるとのことです。

例えば、オンラインで商品を購入するためにいくつかの個人情報をウェブページに入力する。

その途中で、ふと、追加注文をしようと思い付く。

マウスをクリックして前画面に戻り、再び最初からやり直そうとする。

しかし、そこでエラーメッセージが表示されてしまう。!!! 嗚呼....

(怒)マウスを投げつけたい衝動にかられるが、結局あきらめてしまう。

これが「ショッピングカートの放棄」というオンライン小売業者を悩ませている問題です。

調査によると、55%の消費者は、オンライン・ショッピングでもどかしい経験をした場合、小売店に対してマイナスの印象を持つと回答しています。

また、33%近くは、オンライン・ショップの買い物で不満があった場合、同じブランドの商品を実店舗で買い物する可能性が低くなるとしています。

オンライン・ショップと実店舗を併用する小売業が日本でも増える中、それぞれの特性を活かして相乗効果を高めようとしていると、知らないところで逆相乗効果を招くリスクが隣に座っていたりするのです。

q.f. IT Pro

投稿者 messiah : 09:28 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月27日

ソニーのロボット事業撤退に大疑問

AIBO&QRIO
ソニーは、平成18年3月期連結決算の最終損益の見通しを従来予想の100億円の赤字から700億円の黒字に上方修正しました。

昨年10月に投入した薄型テレビの新ブランド「ブラビア」が年末商戦で予想以上に好調だったのが主な要因で、ソニー復活の鍵を握っているエレクトロニクス事業に回復の兆しが見えてきた、と新聞は報じています。

通期の売上高は前期比3%増の74,000億円、営業損益は12%減の1000億円の黒字と、それぞれ上方修正しました。

それは、よかったのですが。。。

一方で、通期で4,500人の人員削減や7箇所の製造拠点の統廃合を実施し、330億円のコスト削減を計画しています。

それは、仕方ないのですが。。。

そのターゲットは収益性や成長性の低い事業ということになり、あの”未来に向けた夢の事業”ですら例外ではないようです。

同社は、収益改善策の一環として、犬型ロボット「AIBO(アイボ)」の生産を今年3月末までに終え、同時に人型ロボット「QRIO(キュリオ)」の新規開発もやめてロボット事業から撤退する、と発表しました。

どうしてなの?どうしてなの?どうしてなの?どうしてなの?

AIBOは1999年に家庭向け娯楽用ロボットとして発売。

日本で3000台、米国は2000台をインターネットのみで受け付けたところ、日本では約20分、米国でも4日間で売り切れる人気を集めました。

現在は3世代目で、昨年9月までの販売実績は全世界で約15万台に上るといいます。

ソニーさん、何か変ですよ。

商品と夢をセットにして売ってきたビジョナリーカンパニーが、商品だけを売る単なる家電メーカーになろうとしている、そんな気がするのは私だけでしょうか。

リストラは公平が原則。「あちらを立てれば、こちらが立たず」はわかります。

しかし、企業のトップが不動の理念を持って「万難を排してでも守る」ものがあってもいい。そんな姿勢を人々はじっと観察している。

そういう企業姿勢が、「市場の大きな共感と賛同を獲得することも少なくない」と筆者は思っています。

ソニーさん、何か間違っていませんか?

q.f. Sankei Web

投稿者 messiah : 09:36 | コメント (1) | トラックバック

2006年01月26日

捨てる「手鏡」あれば、拾う神あり

名古屋商科大女子高校生のスカートの中を手鏡でのぞこうとしたとして東京都迷惑防止条例違反容疑で逮捕され、有罪判決が確定した元早稲田大大学院教授の植草一秀氏(45)が、名古屋商科大大学院(名古屋市)に客員教授として招聘(しょうへい)されるそうです。

2006年度から社会人大学院生を対象にした講義を受け持つ予定とのこと。

名古屋商科大大学院は、「植草氏はわが国を代表するエコノミストの一人。能力をこのまま埋没させてしまうことは、社会にとって大きな損失」などと説明しています。

植草氏は2004年4月に逮捕され、2005年3月に有罪判決を受けました。

控訴はせず「法廷外で無実を示すために活動を続けるつもりだ」などと発表していました。

同大学院は「再起への一つの舞台となることを期待している」とコメントしています。

「捨てる手鏡あれば、拾う神あり」

こんな事も世の中にはあります。(有り難い話ですね)

q.f. Sankei Web

投稿者 messiah : 09:01 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月25日

世界のブランド好感度ランキング お馴染みの顔ぶれ

ブランドコンサルティング会社のインターブランド社が運営するサイト「brandchannel.com」は1/23、2005年の世界ブランド好感度調査の結果を発表しました。

インターネットで一般の人が参加して、2005年中に最もインパクトのあったブランドに投票。それを地域別に集計しました。

世界全体でのランキングは次の通り。

世界のブランド好感度ランキング(2005年)
順位企業・商品名業種
1位グーグルインターネット
2位アップルコンピュータ
3位スカイプ通信
4位スターバックス飲食
5位イケア家具
6位ノキア携帯電話
7位ヤフーインターネット
8位ファイアフォックスブラウザ
9位イーベイオークション
10位ソニー家電
世界のブランド好感度ランキング(2005年)
q.f. brandchannel.com

一方、アジア太平洋地域だけで見ると首位がソニー、2位がトヨタ、3位がサムスンとなっています。

さて、世界のベスト10を見ると、日本でもお馴染みの企業やブランドが勢揃いしています。

中でも、最近低調が続くソニーのブランド力のポテンシャルの高さには驚きます。

ソニーの現役は、世界に広くブランドを浸透させてきた先人に感謝しなければなりません。

q.f. INTERNET Watch

投稿者 messiah : 09:54 | コメント (2) | トラックバック

2006年01月24日

男は「他人の不幸」を喜ぶ傾向が強い?

他人が苦痛を受けるのを見て満足感を覚える傾向は、女性より男性に強くみられるという研究結果を、英ロンドン大学のチームが発表しました。(その成果は英科学誌ネイチャーに掲載されました)

4人の俳優が金銭のやり取りをするゲームをしばらく続け、32人の男女がそれを観察するという実験です。

俳優には、借りた金をしっかり返す誠実な相手と、ほとんど返さないずるい相手をそれぞれ演じさせたそうです。

そして、4人の俳優に軽い電気ショックを与えて苦しむ様子を、32人の男女が自分の頭に脳波を測定する機械をつけて観察しました。

その結果、好感を持った相手が苦痛を受ける場面では、男女とも「共感」や「痛み」を感じる部分が活発に反応し、同情を感じていることが分かりました。

ところが、嫌いな相手が苦しんでいる姿を見せると、男性では共感の反応が全くみられず、褒美を受けた時のような満足感が目立って増大したといいます。

一方で女性は、弱いながらも共感を示していたとのことで、メンタル面での男女の違いがはっきりと分かれました。

そう言えば、最近のことで思い当たるフシがないでもない。

ライブドアによる証券取引法違反容疑が一挙に報道された翌日の1/17に、堀江社長の「livedoor 社長日記」のエントリーが3つあって合計で5000ほどのコメントが寄せられていました。

(もちろん、その全てに目を通すほど暇ではないのですが)抜き打ちで読んでいくと、感覚的に99%は堀江社長に対する”応援・激励”のものでした。

しかしその後、捜査の進展で堀江氏の事件への関りが判明し、逮捕される前日になると様子がガラリと変化しています。

1/22の堀江氏のエントリーには6000を越えるコメントが書き込まれました。まだ多くは”応援・激励”のものですが、”怒りや誹謗・中傷”が大幅に増えています。

後者のコメントを(これまた、その全てに目を通すほど暇ではないのですが)抜き打ちで読んでいくと、その文面を見る限り、とても女性のものとは思えない。(つまり、男性の書き込んだものと思える)

「他人の不幸を喜ぶ傾向は男性に強い」というロンドン大学の調査結果を、思わず連想してしまいました。

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 09:33 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月23日

コスト削減で航空会社のサービスが次々と有料化

英国の格安航空会社フライビーは2月以降、手荷物預かりを有料化して、チケット予約時に3ドル50セントが課せられます。(空港で支払う場合は倍額の7ドル)

米国ではアメリカン、デルタ、ノースウェストの3社が既に、座席用の枕の提供を中止。

エア・カナダの北米便では、膨張式の枕や毛布のセットが2ドルで貸し出されています。

機内での軽食も、USエアウェイズとユナイテッド航空の米国内便では、1箱5ドルと有料になっています。

エア・カナダは、ロンドン便の料金体系を改訂し、乗客に追加サービスの項目を選択させる方式を導入します。「事実上の値上げ」との批判もありますが、同社では「料金の透明化、簡素化への第一歩」と説明しています。

英バージン・アトランティック航空は機内での無料サービスを続ける一方、足元に余裕のある出口近くの座席をリクエストした乗客には「若干の」料金を課すと発表しています。(追加料金は最高150ドル程度)

寒いのは冬のせいだけではなかった。

コスト削減、合理化。。。航空業界もまた、厳しい冬の時代が続きそうです。

そんな中で、従来のサービスという概念に捕らわれず、与えられた環境下でどのような事が可能かをもう一度見直して欲しいものですね。

コストをかけなくても出来るサービスは意外なところにまだまだあるように思います。

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 08:48 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月22日

検索エンジンがポータルを包含する時代へ

検索エンジンがポータルを包含Google(グーグル)のような超有名サイトであっても、アドレス欄に直接アドレス(URL)を入力するのではなく、検索エンジンで検索する人が多数存在することが、米ニールセン・ネットレーティングス社が発表した最新調査結果によって明らかになりました。

筆者もそうしています。アドレス欄にURLを入力することはほとんどありません。(面倒ですもの)

米国で2005年11月に最も多く検索された語句は、トップが「ebay」の1,390万リクエスト、2位が「google」の1,330万リクエスト、3位が「yahoo」の800万リクエストと続きます。

何と上位10語のうち5語は検索エンジンの名前でした。

これは、インターネット閲覧者が1つの検索エンジンだけを利用し続けるわけではないという最近の主張を裏付けた形になりました。

そして特筆すべきことは、上位10語の全てに共通するのは、それがウェブサイトの名前だったことです。

サイトの名前以外では、23位にやっと登場した「weather(天気)」が最高位です。

この現象をニールセン・ネットレーティングス社のチーフアナリストは次のように分析しています。

「ウェブサイトのURLをブラウザのアドレス欄に入れる代わりに、検索エンジンでそのウェブサイト名や社名を入力するインターネット利用者には、2つのタイプがある」

「1つは両者の違いを理解できないほど経験がない人たち」

「もう1つは、あまりにも経験がありすぎてインターネットのポータルとして検索エンジンを使うことが習慣化している人たち」

URLに分かりやすい名前やユニークな名前を付けることが重視された時代もそろそろ終焉なのかも知れません。

q.f. INTERNET Watch

投稿者 messiah : 08:42 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月21日

少子化の波 小学校で学生獲得の代理戦争

同志社と立命館少子化の影響で教育機関の再編が加速しつつあります。

企業なみに吸収・合併が行なわれ、そのうち学校のM&Aが起こるかも知れない時代になってきました。

そんな中、関西の名門私立、立命館と同志社が学生争奪に火花を散らしているというお話。

.....と言っても大学の話ではありません。

4月に開校する立命館小学校(京都市北区)と同志社小学校(京都市左京区)が、新入生の獲得を巡って争奪合戦を繰り広げている、というから驚きです。

募集は両校ともに新3年生までで、立命館小が360人、同志社小が210人。

立命館小は、「そろばん、辞書めくり、暗唱など基本の反復から応用、発展につなげる」として、「百ます計算」で有名な陰山英男氏、「小学校1年で国語辞典を使えるようにする30の方法」で知られる深谷圭助氏を教員にスカウトするという戦法です。

同志社小は、「単なる知識習得ではなく、子どもたち一人一人が人格を磨き、人間力を高めることが最も重要。教育者にスターは必要ない」と、京都府内の公立小出身の教員を中心に採用して対抗意識を燃やしています。

子供の安全対策でも、両校とも異なる手段で対抗。

立命館小は、ICカード乗車券「PiTaPa(ピタパ)」と児童証を合体させた登下校管理システムを全国で初めて導入。子どもが校門や最寄り駅の改札を通ると、保護者の携帯電話などに通過時間がメールで配信されます。

同志社小は、通学カバンに全地球測位システム(GPS)機能付き発信機を入れることができるポケットを付け、希望者には発信機を紹介します。

そして、給食の調理は両校ともホテルが受け持ちます。(ほぇ~)

立命館小は、大津プリンスホテル(滋賀県大津市)に委託。ホテルで調理された給食は保温・保冷コンテナ付きのトラックで学校まで運ばれ、子どもたちにテーブルマナーも教えます。

同志社小は、京都宝ヶ池プリンスホテル(京都市左京区)に委託。シェフが学校の給食室を訪れて調理する方式。担当者は「おいしそうなにおいが漂う給食室で、食事に対する期待を高めてもらいたい」と話しています。

教育と言えども最終的にはビジネス。差別化のためのサービス向上は仕方ないとしても...

過保護な子供が「大量生産」されないか心配ですね。

q.f. YOMIURI ON-LINE

投稿者 messiah : 08:22 | コメント (2) | トラックバック

2006年01月20日

花粉症に助っ人 全国の花粉飛散をリアルタイム予測

花粉症筆者の先輩に、この時期既に花粉症の症状が表れ、外出時には専用のゴーグルのようなメガネをしている人がいます。

実は、妻も(それほどではないのですが)春先になるとかなり辛い症状が出るタイプです。

花粉症の辛さは当事者でないと分からないと言いますが、そんな人に耳寄りなお知らせです。

。。。と言っても、「花粉症が軽減する特効薬ができた」という話ではありません。

ロート製薬は、日本全国の地域・時間を詳細に絞り込んだ花粉飛散予測Webサービス「アルガード花粉情報」を2月1日から開始する、と発表しました。(パソコン、携帯どちらにも対応)

大量飛散を記録した昨年に比べ、今年の飛散量はやや少なめと予想されていますが、昨シーズンの大量飛散で潜在花粉症患者が顕在化したため、今年も花粉症患者が大量発生することが懸念される中、「リアルタイム花粉センサー」を導入して、高精細なシミュレーションとリアルタイムな予測を行うサービスだそうです。

「花粉飛散マップ」で、全国で場所・時間を絞り込んだリアルタイム花粉情報を予測することができます。

備えあれば花粉症の辛さも軽くなる?

その日その日の行き先の花粉量などによって、ゴーグルやマスクが必要かどうかなどの準備に役立つかも知れません。

携帯版サービスの方は手軽に花粉情報をチェックできるので、かなり役立ちそうですね。

該当する方は今すぐブックマーク!ブックマーク!
(PC、携帯共通 http://www.alguard.jp/)

因みに筆者は、今のところ花粉に極めて鈍感な人種です。

q.f. Japan.internet.com

投稿者 messiah : 08:09 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月19日

「ウェブサイト」と「人間」は一瞬で判断される

インターネットユーザーは、ウェブサイトの見栄えの良し悪しを一瞬で判断しているとの調査結果が、カナダの研究者グループによって発表されました。

専門誌「ビヘイビア&インフォメーション・テクノロジー」の最新号によると、オタワ市内のカールトン大学で心理学を研究しているギッテ・リンドガード教授らは、ユーザーがサイトを目にしてから見栄えを評価するまでの時間がわずか20分の1秒であることを発見したそうです。

閲覧時間の長い短いに関らず、結果はほぼ同じだったとのことで、こういう人間の能力にはデジタル処理が及びもつかない凄いものがあります。

リンドガード教授は、ウェブサイトの第一印象の重要性を指摘していますが、「何がユーザーの好感や反感につながっているか判断する決め手はない」と述べています。

もし決め手があったとして、それに従って好感度を完全データ化したら、みんなそれを模倣して、どれもこれも個性のない類似品だらけになりますよね。

ところで、人間の場合も、第一印象だけでその人の性格などが、ある程度直感的にわかるものです。

「見かけ倒れ」という言葉もありますが、「ウェブサイト」も「人間」も第一印象で損をしていないかくらいはセルフチェックしておく必要がありそうです。

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 09:27 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月18日

ハインリッヒの法則 バードの法則 割れ窓理論

ハインリッヒの法則アメリカの保険会社に勤務していた安全技師のハーバード・ウイリアム・ハインリッヒ氏は、1930年代に発表した論文の中で、重傷以上の災害が1件起きる背景には、軽傷を伴う災害が29件起きており、さらには危うく惨事になるような「ヒヤリ」、「ハッと」するような出来事が300件あるという「1:29:300の法則」を見いだしました。

これが「ハインリッヒの法則」です。

ハインリッヒ氏は同一人物が起こした同一種類の労働災害を5000件以上調べました。そして、労働災害全体の98%は予防可能であると指摘しています。

「ハインリッヒの法則」は、相次ぐ医療事故や自動車メーカーによる大規模なリコール、大量の個人情報の漏えいなど、企業を揺るがす事故や不祥事は決して偶発的な産物ではない事を教示しています。

今「ハインリッヒの法則」は、産業界はもとより行政や医療の世界にも広く通じる考え方として広まっています。

同様の調査はそれ以降にも発表され、1969年には米国の21業種297社のデータから「ニアミス:物損事故:軽傷事故:重大事故=600:30:10:1」という比率も示されています。(バードの法則)

1974年、1975年にイギリスの保険会社のデータ約100万件から、ニアミス400:物損事故80:応急処置を施した事故50:軽中傷事故3:重大事故1の比が成り立つとされています。(タイ・ピアソンの結果)

かつて凶悪犯罪が多発した米ニューヨーク市では、1990年代半ば以降、ジュリアーニ市長のもとで軽犯罪の取り締まりを強化しました。

無数の軽犯罪を厳しく取り締まることで結果的に凶悪犯罪の発生までを抑止できたのです。

ニューヨーク市での取り組みは「割れた窓を1ヶ所放置しておけば、残りの窓も次々割られてしまう」という「割れ窓理論(Broken Window Theory)」に基づくものでした。

教訓1 「小さな失敗は重大事故の予兆」

教訓2 「常日頃のささいな取り組みが不可欠」

ということのようです。

q.f. IT Pro

投稿者 messiah : 07:57 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月17日

ある人事の失敗がもたらしたイノベーションのジレンマ

レイ・オジー
マイクロソフト・最高技術責任者
レイ・オジー氏(経歴はこちら
中島聡氏がZDNet Japanの特集コラムで、ソフトウェアの巨人・マイクロソフト社が犯した過ちについて分析し、興味深い逸話を紹介しています。

彼は1986年にマイクロソフト社(日本法人)に入社して、1989年からは米本社でWindows95の開発に携わり、その後Internet Explorerのバージョン3.0、4.0、Windows98で主任設計者を務めた人です。(現在はソフトウェア開発会社UIEvolution最高経営責任者)

マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長は昨年10/30、幹部社員と直属の部下および上級エンジニアに向けて「われわれは自分たちのビジネスをつくり変えて行かなくてはならない」というメールを発信しました。

2005年で設立30年を迎えたマイクロソフト社は、その30年の歴史の中で、経営陣が「会社全体の方向を大きく変えよう」というメッセージ(メモ)を発信したことが2度あります。

それは1995年の12月にビル・ゲイツ氏が書いた「Internal Tidal Wave(内からの大きな高まり)」と、その10年後の2005年10月にレイ・オジー氏が書いた「The Internet Services Disruption(インターネットサービスの破壊力)」です。

どちらも「これからはインターネットサービスの時代であり、マイクロソフトは変わらなければならない」と述べており、本質的には同じ方向性を示しているのですが、今回のレイ・オジー氏のメモに書かれているインターネットサービス・ビジネスへのシフトの重要性という考えにしても、discover>learn>try>buy>recommend(発見して、知って、試して、買って、人に勧める)というサイクルの重要性にしても、決して新しい考え方ではなく、1990年代の後半から社内外の様々な人たちが指摘し続けて来たことだと、中島氏は言います。

「では、なぜ今の段階になって、それも敢えて外様のオジー氏をCTO(最高技術責任者)という地位に置いて、このメモを書かせなければならなかったのだろうか?」

「別の言い方をすれば、マイクロソフトは何故、外部から新しい指導者を導き入れなければならないような会社になってしまったのだろうか?」

「どの時点で、マイクロソフトは道を誤ってしまったのだろうか?」

。。。中島氏の分析が始まります。そして、出てきた結論は次のような衝撃的なものでした。

「この点に関して、私も含めたシアトル近郊に住む元Microsofteeの解釈は、おおむね一致している」

「ビル・ゲイツが犯した最大の過ちは、Internet Explorer(IE)が大成功を収めた時点で、ブラッド・シルバーバーグ(Brad Silverberg)の『OSビジネスはジム・オールチン(Jim Allchin)に任せて私にMSNとIEを任せて欲しい』というリクエストを拒否し、IEチームをオールチンの配下に置いたことにある」と中島氏は言います。

IEとWindows95を大成功に導いた一番の立役者であったシルバーバーグ氏は、「IEで勝ち取った圧倒的なブラウザのシェアをテコにして、MSNをインターネット・サービスの覇者にしよう」という戦略を提案したのですが、ビル・ゲイツ氏は「莫大な利益を生み出しているWindowsビジネスを守る防具としてIEを利用したい」というオールチン氏の願いを聞き入れてしまったのです。

<それが運命の分かれ道か?>

そんなビル・ゲイツ氏に失望したシルバーバーグ氏は引退を決め、それに続くように(Ben Slivka、John Ludwig、Adam Bosworth、Mike Tougonhiなど)マイクロソフトのインターネット戦略を担ってきた「インターネット急進派」のリーダー達がそろってマイクロソフト社を去ってしまいます。

その結果、マイクロソフト社はオールチン氏を筆頭とした「Windowsビジネス擁護派」が主要なポジションを占める保守的な会社になってしまった、と言います。

そして、1995年という比較的早い時点で「インターネットには、OSをコモディティ化(付加価値のないものにしてしまう)するプラットフォームとなる可能性がある」ことを予測し、IE3.0および4.0のワンツーパンチでネットスケープからブラウザのマーケットシェアを奪っておきながら、それを全く有効に利用できずに、一番おいしいところをグーグルに持っていかれてしまった最大の原因はこの”人事の失敗”にあると言及しています。

「この危機的な状態を脱するには、中途半端な人事異動や組織替えでは不十分であることをやっと認識したビル・ゲイツが、機能不全に陥ったマイクロソフト社にカンフル剤として持ち込んだ薬が、レイ・オジー氏のCTOへの抜擢、そして今回の(ゲイツでなく)オジーによって書かれたメモなのである」

「こういったバックグラウンドを理解した上でオジーのメモを読めば、マイクロソフト社がいかに追い詰められているか、毎年何千億円という利益を生み出すWindowsとOfficeという2つのビジネスを擁護しつつ、同時にそれをコモディティ化する力を持つインターネットサービスで成功を収めようということがどのくらい困難なことか、が見えてくると思う。まさに、イノベーションのジレンマである」

イノベーションのジレンマ

「自分の成功体験に埋没することが、やがて自分の首を締めることになる」という相反する矛盾はどの世界にもありますが、今、ソフトウェアの巨人はそのジレンマの中でもがいている。

マイクロソフトの社内実情に詳しい中島氏の分析では、”ある人事”が大きなターニングポイントになったということです。(これが、バニシングポイントとならないように祈りたい)

そういう背景を踏まえて、レイ・オジー氏が発信した「メモ(日本語版)」を読んでみるのもいいでしょう。

q.f. ZDNet Japan

投稿者 messiah : 08:54 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月16日

ブラウザの世界シェア Firefoxが10%近くまで上げる

ネットアプリケーションズ社は、2005年12月のブラウザ(インターネット閲覧ソフト)世界シェアの調査結果を発表しました。

それによると、マイクロソフト社のインターネット・エクスプローラ(IE)が85.05%(前年同月は90.31%)に減少した一方、Firefox(ファイアフォックス)が9.57%(同4.64%)に伸びました。

同社は「Firefoxのシェア10%到達は間近か」と予測しています。

Firefoxは、2005年前半にシェアを急拡大した後は一進一退となり、11月のシェアは8.84%でしたが、同月末に新バージョンを発表した結果、12月は初めて9%台に乗せました。

一方、IEのシェアは依然、低下が続いています。

また、アップルコンピュータ社のSafari(サファリ)は3.07%(同1.56%)に増加。調査を開始した2004年10月以降、14ヵ月連続で増えています。

iPod人気がパソコンのシェアを拡大し、それに伴ってSafariの利用者も増えているとみられています。

Netscape(ネットスケープ)は 1.24%(同2.07%)に減少、Safariに3位の座を奪われました。

5位のOpera(オペラ)は0.55%で横ばい。

ホームページ制作者は今後、IEだけでなくFirefox上での動作確認や表示チェックが必須になるでしょう。

但し、今年はマイクロソフト巻き返しの大型商材が発売を控えていますので、ブラウザのシェアがこのままで推移するとは思えません。

Windows Vista(IE7を含む)が発売される今年後半はIEがある程度、巻き返すでしょうね。

q.f. Hotwired Japan

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2006年01月15日

どれが本家? 「正露丸」の商標を巡る争いの半世紀

多くの家庭で常備薬として備えられている「正露丸(せいろがん)」という胃腸薬があります。

テレビCMでもお馴染みですね。あのオレンジ色の箱の薬。

インターネット検索で「正露丸」を調べると、上位に登場するのは「ラッパのマーク・大幸薬品株式会社」ばかり。

そのため、「正露丸=大幸薬品」というイメージがあります。

しかし、下の写真を見れば???ということになります。

正露丸
q.f. 町田忍博物館

ラッパ以外にも、ひょうたん、王冠、熊、錨、鳩....(これらは、全て異なる製薬会社のものです)

昨年11月、正露丸を製造・販売する大幸薬品(大阪府吹田市)は、名称がほぼ同じで箱や容器のデザインが酷似した胃腸薬を売るのは類似商品の販売を禁じた不正競争防止法に違反するとして、和泉薬品工業(大阪府和泉市)を相手取り、販売差し止めと約6400万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしています。

これに対して和泉薬品工業は真っ向から反論。「オレンジ色のデザインは戦後間もない時期から使っている。正露丸とこのデザインは昔から切っても切れない関係」と争う姿勢を示しています。

どうも、正露丸を巡る商標争いは昔から根の深いものがあるようです。

フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」からその争いのルーツを探ってみましょう。

明治時代、日本陸軍は将兵の健康管理に頭を悩ませていた。医学や栄養学が未発達で平均寿命が50歳にも満たなかった19世紀においては、日清戦争の戦没者13309人のうち純粋な戦闘による死者はわずか1415人に過ぎず、残りの11894人は戦病死であり、特に脚気による死亡者は4064人と群を抜いて多かったのだ。
脚気は今日ではビタミンB1の不足によって引き起こされる病態であることが判明しているが、当時は西欧人にはみられない日本独特の風土病と認識されており、都市部富裕層や陸軍の栄養状態良好な若者に多く発症する原因不明の疾患として対策が急がれていた。(海軍は脚気は米、特に精製された白米を主食とする近代日本人の栄養の偏りに起因するという高木兼寛軍医<東京慈恵会医科大学創立者>の仮説を取り入れ、主食にパンや麦飯を採用していたため脚気による犠牲者はほとんど出なかった。)
中国戦線ではまた不衛生な水源による消化器症状も多発しており、陸軍はこの対策にも同時に取り組んでいたが、幸いなことに1902年に中島佐一が開発したクレオソート剤がチフス菌に対して効果のあることが判明する。
陸軍で脚気対策を担当していた森林太郎(文豪として知られる森鴎外その人である)軍医は脚気もまた未知の微生物による感染症であると考えていたため、強力な殺菌力を持つクレオソートは脚気に対しても有効であるに違いないと信じ日露戦争に赴く将兵にこれを大量に配付し連日服用させる事とした。
しかしまだ予防的投薬という概念も一般には浸透していない時代のこと、特異な臭いを放つ得体の知れない薬は敬遠されてなかなか指示通りには飲んでもらえない。そこで軍首脳部は一計を案じ、丸薬を征露丸と名付け、その服薬命令を明治天皇の名を借りて出すことにした。
この機転によってコンプライアンスは著しく向上し、下痢や腹痛を訴える兵士は激減したといわれる。しかし当然のことながら鴎外の期待した脚気菌(そんなものは初めから存在しない)に対する効果は一向に現れず、銀シャリにこだわった陸軍は日露戦争においても全将兵のおよそ3人に1人に相当する25万人が脚気に倒れ、27800人もの尊い生命がこの病のために異国の地で失われることとなった。

このように脚気に対してはまったく無力であった征露丸ですが、その作用、効果は帰還した軍人たちの体験談として多少の誇張も交えて伝えられ、また戦勝ムードの中でネーミングの秀逸さも手伝い「ロシアを倒した万能薬」は多くのメーカーから競い合うように製造販売され、わが国独自の国民薬として普及していくことになります。

第二次世界大戦終結後、国際信義上「征」の字を使うことは好ましくないとの行政指導があり「正露丸」と改められましたが、奈良県の日本医薬品製造株式会社だけは現在も「征露丸」の名前で販売を続けています。

1954年に業界第一位で中島佐一の「忠勇征露丸」製造販売権を継承する大幸薬品が商標登録を行い「正露丸」の名称の独占的使用権を主張しましたが、クレオソートの製法を独自開発し物資不足の第二次大戦中も軍に征露丸の納入を続けた和泉薬品工業などからの反発を受け、20年にわたる裁判の結果1974年3月に「正露丸はクレオソートを主材とした整腸剤の一般的な名称として国民に認識されており、これを固有の商標とした特許庁の審決を取り消す」という最高裁判決が確定しました。

「正露丸という言葉は既に長年にわたり多数の業者によって使用されており、一般名称に過ぎない」との判断を最高裁が示したのが、現在も30を超えるメーカーにより製造が続けられている結果をもたらしています。

それにしても、商標権に関しては問題の根があまりに深すぎ。簡単に解決しそうにありませんねぇ。

q.f. Sankei WebWikipedia

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2006年01月14日

似顔絵データベースで御用!御用!

3億円事件1968年に府中市で、現金輸送車が襲われた「3億円事件」で作成された白バイ隊員姿のモンタージュ写真は、今も多くの人の記憶に残っています。(そう言えば、男前の顔でした)

似顔絵の描けない捜査員でも、スライド映写機を使って簡単に犯人の「人相」を再現できるという理由で、モンタージュ写真が捜査の主流だった頃の話です。

ところが最近になって、昔ながらの「似顔絵」による捜査を再評価する動きが進んでいます。

目、鼻、口などの部分写真を合成するモンタージュ写真を見た人は、「犯人の本物の顔写真」と思いがちで、「少しでも違う点があると注意をひかない」ため、寄せられる情報が少ないそうです。

その点で、顔の特徴が強調される似顔絵は、捜査員や市民の記憶に残りやすく、犯人検挙に結びつくケースが多いとのこと。

警視庁では2000年9月から、絵心のある警察官を「似顔絵捜査員」に指定する制度を導入。

当初、31人でスタートした似顔絵捜査員は現在139人にまで増員され、刑事や鑑識課だけでなく、交番勤務や交通課などでも活躍しています。

似顔絵データベース大量に作成される似顔絵をもっと有効に活用しようと、警視庁鑑識課は、似顔絵を性別・年齢別・輪郭の形・眼鏡の有無などの項目別に分類した「似顔絵データベース」を構築し、指紋やDNA並みに捜査に活用していく方針です。

ひったくりや通り魔事件のように、被害者と加害者の接点が見つからない事件では、似顔絵が唯一の手がかりになるケースも多い。

昨年、東京都内で発生した事件のうち、「似顔絵」が手がかりになって解決した事件は59件に上り、この5年間で倍増しました。

デジタル処理の強みを活かすためのリソース(資源)が、何とアナログ!というのが面白いですね。

完成すれば、「似顔絵」というアナログ情報と、「データベース」というデジタル手段が見事に融合した強力な捜査ツールが誕生しそうです。

q.f. YOMIURI ON-LINE

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2006年01月13日

赤ん坊が捨てられる町 IT利用の「命のゆりかご」登場

命のゆりかご北イタリアの町・パドバでは先頃、赤ん坊がゴミ箱や公衆トイレに置き去りにされ、寒さで死んでしまうのを防ぐために、「命のゆりかご」が設置されました。

イタリアでは毎年400人の新生児が捨てられて、その数は毎年10%増加しているといいます。

古くは1400年代から1888年まで、女性たちはパドバのオニサンティ教会の正面にある台に赤ん坊を置き去りにしていたそうです。

この台は回転式になっていて、望まれずに生まれてきた赤ん坊をここに載せ、今後はまともに暮らせることを祈りつつ回すと、修道女たちが運営する孤児院に収容される、というシステムだったそうです。

それから時を隔てた現在でも、同様な状況が繰り返されているのは皮肉です。

但し、IT(情報技術)を基盤にしているところが昔と異なります。

通りに面したこの「命のゆりかご」の金属製のフタを誰かが開けると、上の事務所で警報が鳴り、24時間体制で待機しているソーシャルワーカーに知らせます。

母親が赤ん坊を中に入れると、2分後に重量感知センサーが働いて、さらに大きな音で警報が鳴る、という仕組みです。

赤ん坊が入れられると、箱の保温システムが作動すると同時に、最寄りの救急サービスに通報されるシステムになっています。

「命のゆりかご」は、人工妊娠中絶に反対する団体「命の活動(Movement for Life)」が2005年に寄贈した6台目のもので、特別製ゆりかごの価格は6300ユーロ(およそ87万円)とのこと。

「命の活動」によると、このプロジェクトで最も時間がかかって大変だったのは、装置の設計ではなく、設置場所を見つけることだったと話しています。

「約6年間にわたって、色々なところと交渉をしてきた。病院は受け入れてくれなかった。それで結局、いつの時代にも赤ん坊が置き去りにされていたところへ戻った」

ITが不幸な赤ん坊の命を守ってくれるのはいいのですが、赤ん坊を中に入れようとする母親に一声かけて、身の上話を聞いてあげる”心のケア”も必要なんでは?と思ったりします。

q.f. Hotwired Japan

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2006年01月12日

スティーブ・ジョブスの「現実歪曲空間」健在

スティーブ・ジョブス創業30年をまもなく迎える米アップル・コンピュータ社の目玉イベント「MacWorld Expo San Francisco 2006」が1/10から行なわれ、スティーブ・ジョブスCEOがまたまたウルトラCを見せました。

このイベントは、Macに関連する人たちにとって最も重要なコンベンションであると同時に、iPodでデジタルオーディオの世界を引っ張るアップル・コンピュータ社の方向性が、同社CEOスティーブ・ジョブズ氏によって語られる注目の場でもあります。

スティーブ・ジョブス氏は誰もが認める”プレゼンテーションの天才”

彼のプレゼンテーションする場を、口の悪い人は「現実歪曲空間」と呼びます。

今回もそのお決まりのパターンが最後に出ました。

基調講演でジョブズ氏は、アップル・コンピュータ社を取り巻く環境の報告から講演を開始しました。

直営店アップルストアは全世界で135店舗に広がり、先のホリデーシーズンには延べ2600万人が足を運び、売り上げは1億ドルに達したことを報告。

iPodの売り上げは、2004年のホリデーシーズン販売台数が450万台だったのに対し、2005年は1400万台に達したことに満面の笑みを浮かべました。

音楽配信サービス「iTunes Music Store」で、これまでに販売された楽曲数が8億5000万曲になったことや、10月から開始されたビデオ販売も800万本がダウンロードされたことを報告。

続いて、iPodとiPod nano(アイポッド・ナノ)で利用可能なFMチューナー付きリモコンを紹介。

そして、2006年に全米で販売される新車の内、40%がiPodと接続可能になることを発表。

続いて、個人用スイート製品「iLife」、写真管理ソフト「iPhoto」、レコーディングソフト「Garage band」などのソフト製品を次々にデモンストレーション。

デモではジョブズ氏が実際にポッドキャストを作成し、「こちらスティーブ。アップルのすごいウワサを耳にしたんだ。次のiPodは10インチスクリーンを搭載するんだ!」とジョークたっぷりの内容に会場が大爆笑。

一連のデモの後に、今度は写真、動画、ポッドキャスト、フォトキャストを簡単に公開可能にするWebサービス「iWeb」を紹介。

この後、大画面モニタに突然「Intel」の文字が浮かび上がります。(いよいよです。アップルファンは唾を飲み込んで待ちます)

突然、舞台は暗転。半導体工場の作業服風の格好をした男がプロセッサダイを持って登場。男はIntelのCEOポール・オッテリーニ氏。

アップルは昨年、2006年6月までにIntelプロセッサを搭載したMacを市場へ投入するとアナウンスしていたのでしたが、それを半年も前倒しで実現した瞬間でした。

オッテリーニ氏が祝辞を述べると、画面は一転し、初のIntelプロセッサ搭載マシンとして「iMac」が紹介されました。

そこでジョブズ氏は言います。「サイズとデザインは既存製品とまったく変わらない。では、何が違うのか?それはスピードだ。2Mバイトのキャッシュを備えたデュアルコアプロセッサを搭載しており、iMac G5と比較して2倍から3倍の高速化が図られている」

場内からは「オーッ」という溜息が...

留めをさすかのように、従来のPowerPCベースのソフトをIntelプロセッサのMacでも利用できるようにするエミュレーションソフト「Rosetta」や、MacOS版Officeの開発継続をアナウンスし、ソフト面のサポートも万全であることを強調。

会場を埋め尽くした聴講者から万来の拍手。

最後にIntelプロセッサ搭載「Pentium Mac」のテレビCMが流され、講演も終わり...

...かと思われた瞬間にジョブズ氏がひと言。「実はもうひとつあるんだ(One more thing...)

アップルファンは、この一言を聞く為に、この瞬間を見るために、生きているようなものなのです。

まるで、忘れものを思い出したかのようにボソッと呟いて紹介するモノ。それこそ最も重要な製品であることをファンは熟知しているからです。

ジョブズ氏のひと言で紹介されたのが、Intelプロセッサを搭載したノートPC「MacBook Pro」

「MacBook Pro」はそのシリーズ製品すべてにIntel製のデュアルコアCPUを搭載し、既存の「PowerBook G4」よりも4倍から5倍高速な、現在世界最速のノートPC。

アップルファンはこれで溜飲が下りた?

水戸黄門の”格さん”が最後の切り札に出すあの印籠と同じです。

アップルファンにとっては「わかっちゃいるけどやめられない」

ジョブズ黄門

q.f. ITmedia

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2006年01月11日

清酒の巻き返しはあるのか?

日本酒 心美体
q.f. 日本酒 心美体
近畿には約300の日本酒メーカーがあり、中でも兵庫・灘、京都・伏見の酒どころを抱えて、全国の清酒生産量の半分近くを占めています。

昨年度の近畿の清酒消費量は116,736キロリットルですが、10年前の56%に減少しています。

これに対し、焼酎は10年前の44,185キロリットルから2.5倍以上の116,331キロリットルに伸びて、近畿の清酒消費量を逆転しようという勢いです。(全国レベルでは既に焼酎の消費量が上回っています)

その差は、116,736-116,331=405キロリットル(一升瓶換算で225本)

このままでは今年中に、最後の牙城だった近畿も、焼酎の軍門に下ることが濃厚になってきました。

酒税は出荷段階で徴収されるのですが、大阪国税局の酒税全体に占める清酒の割合は、ピークだった1973年度の56%から2003年度には15%にまで落ち込んでしまいました。

危機感をつのらせた大阪国税局は「清酒の需要減は管内の酒税徴収にも影響する」と清酒の消費拡大を支援。

昨年はメーカーに清酒の輸出手続きを指導するセミナーを開いたり、飲食業者の講習会に清酒の提供の仕方を指導する講師を派遣したり、局内の忘年会や新年会でも「乾杯は日本酒で」を徹底したりと躍起です。

酒造会社も、灘と伏見のライバル同士が初めて連携してプロジェクト「日本酒 心美体」をスタートさせています。

灘、伏見の大手を中心とした10社が「日本人の心、美容、体に合う」というコンセプトを掲げ、共通のロゴマークを商品に入れたり、「二日酔い防止に水を飲みながら楽しんで」と、飲み方を助言するパンフレットを作ったりしています。

「大関」(兵庫県西宮市)マーケティング部によると「売れて当然の時代はアピールが足りなかった。焼酎の次は日本酒ブームをつくるつもりで頑張る」とのこと。

清酒の巻き返しはあるのでしょうか?

q.f. YOMIURI ON-LINE

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2006年01月10日

道頓堀川の美化に貢献する貝

大阪・難波(なんば)に道頓堀川という昔からの名所があります。

プロ野球・阪神タイガースが優勝した時に、大勢のエキサイトした人たちが飛び込んだあの川です。

はっきり言って"汚い川"なのですが、意外にもここ数年の間に大幅に水質が改善されたようで。。。

何と、真珠の養殖に成功したのです!

イケチョウガイ
イケチョウガイ
2003年2月に川に沈めたイケチョウガイ100個を3年ぶりに引き揚げて調べたところ、多くの貝の中から真珠が出てきたのです。

イケチョウガイは、水の汚れの原因となる窒素、リンを取り込んだプランクトンを食べて成長するため、水質を浄化する働きがあると言われている貝です。

須地会長
大阪の河川浄化に取り組む
市民団体「ふるさ都・夢づくり
協議会
」の須地会長
2003年に貝1個当りに真珠の元になる核を6個ずつ入れて水深1.5mに沈めたのですが、1/9の「開貝式」に立ち会った真珠業者によれば「大きなもので13~14mmに成長していた」とのこと。

但し、いくら水質が良くなったからといっても...

また仮に、タイガースが今年も優勝したとしても...

ダイビングはしないようにネ。みなさん!

イケチョウガイの努力に水をさしてしまいます。

「イケチョウガイさん、これからも頑張ってや」

世界中に生息する10万種におよぶ貝のうちで、真珠養殖に使われる貝はウグイスガイ科とイシガイ科などに属する6種類ほどに過ぎません。これらの貝を真珠母貝と呼びます。いずれも外面は地味で目立たない色をしているが、内面には美しい真珠光沢を持っています。日本の真珠養殖の大部分ではアコヤガイが利用されており、クロチョウガイや淡水のイケチョウガイなどは少数です。そのイケチョウガイですが、琵琶湖湖東の内湖と霞ヶ浦で養殖に利用されていますが、自然状態での生息は危機的な状況になっている貴重種です。(ミキモト真珠島より)

q.f. 朝日朝刊

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2006年01月09日

陸・海・空自衛隊が繰り広げるネット上のバトル

陸海空の自衛隊が、ホームページのアクセス数を巡ってライバル争いを繰り広げているそうです。

国防をミッションとする自衛隊といえども、平和な日本においては一般企業、個人のホームページ同様に、アクセス数が気になって仕方がないようです。

防衛庁によると、2004年1年間のホームページ(日本語版)の閲覧件数は、空自184万件、海自148万件、陸自143万件の順。

各ホームページとも、戦車や護衛艦、戦闘機などの装備品を写真や動画で紹介したり、組織の説明、部隊活動を巡るトピック、イベント情報などを掲載したりしています。

2005年(12月を除く)は、海自がデザインを全面刷新した効果が出て183万件とトップになり、次いで空自が181万件。ところが、部隊人員では海・空の約3倍の陸自は134万件と伸び悩んでいます。

海自は外部の業者と契約してデザインや内容を一新。今も2週間に1度、業者の手を借りて改修を続けており、トップページに「フラッシュ」を用いた動画を導入するなど、先端企業顔負けのHPとなっています。きっかけは、「今どき、HPが悪い企業はダメな企業なんだぞ」とOBから厳しく指摘されたからだそうです。

海上自衛隊
q.f. 海上自衛隊

空自はパズルなどができる子供向けのコーナーも設けており、担当者は「閲覧が多いのは、空へのあこがれや、(曲芸飛行を披露する)ブルーインパルスなどの人気があるからだろう」と推察しながらも、「海自に抜かれたのは悔しい。もっと力を入れたい」とライバル意識をみせています。

航空自衛隊
q.f. 航空自衛隊

陸自は、広報室と通信関係部隊の隊員が担当。昨年夏にレイアウトを刷新したが、海・空に比べると見劣りするのは仕方ないところ。専従担当者がいないため、更新もままならない状況ですが、「HPでの広報は重要。海空には明らかに負けているので、春ぐらいまでにはデザインを変えたい」と担当者は語っています。

陸上自衛隊
q.f. 陸上自衛隊

ホームページを公開しているとどうしても気になるのがアクセス数。しかし、アクセス数は見かけだけでは上がりません。要はコンテンツ(中味)。

例えば陸自ならば、豪雪地方に出向いて行なった災害救援活動などの中で、被災者の情報を集めた掲示板を公開するとか、そんな「役に立つ」コンテンツを発信するといいと思いますが...

q.f. YOMIURI ON-LINE

投稿者 messiah : 17:07 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月08日

元手なしで1億円を稼いだ大学生

ミリオンダラー・ホームページ
(クリックで拡大)

ケバケバしい、と言ってしまえばそれまで。。。

でも、少し遠くから眺めて見ると、前衛芸術家の抽象画のようにも見える不思議な模様。

これ、実はホームページなのです。(クリックして、拡大表示してご覧ください)

イギリスの大学生のアレックス・テュー氏は、自分のホームページを1枚の広告板に見立てて、画面をピクセル単位で販売することを思いき、1ピクセル1ドルで売り出しました。

始めは家族や友人に紹介する程度でしたが、やがてこのユニークな発想が口コミで広がっていきます。

そして、1000ドルの元手ができたところで、ニュースリリースを発表。その後はメディアに取り上げられたり、インターネット上で話題になり、続々と購入者が現れたのです。

学費を稼ぐつもりで始めた商売が、4ヶ月後には何と!100万ドル(約1億円)の売上になったと言います。

ミリオンダラー・ホームページと名付けられたこのホームページは、およそ1文字分(100ドット)を最小単位(100ドル)で販売しています。

この学生さん、当初はサイト運営と学業の両立が難しかったが、この「サイド」ならぬ「サイトビジネス」のおかげで、仕事の口が見つかったというめでたい話。

サイトビジネスの世界では、元手なしでも1億円を稼ぐことができる。但し、アイディアがユニークで一番乗りであれば...というお話です。

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 09:26 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月07日

受験シーズンの縁起"練りもの"商品が登場!

2005年2月23日に書いたエントリー「ラインナップ!受験シーズンの縁起もの商品たち」から早や1年近くになりますが、また新たな「受験シーズンの縁起もの」が登場しました。

ここにきて、受験生の応援を謳った”練りもの”が相次いで発売されています。

受験生応援かまぼこはじめにご紹介するのは、紀文食品の「受験生応援かまぼこ」

蒲鉾(かまぼこ)の原料となる魚に多く含まれ、脳を活性化するとされるドコサヘキサエン酸(DHA)を配合して、気持ちにもにも気合が入るというふれ込みです。

紀文食品では「受験生応援かまぼこ」を1/16から(九州を除く)全国で売り出す予定で、断面が絵馬の形になっていて、切ると「合格」の文字と桜の花が出てきます。

絵馬の屋根に当たる部分には凹凸があり「滑り止め」の意味が込められている。板にも「合格祈願」の焼き印が押してあるそうで、1本200円。

あれこれ考えますね。強引なところもありますが...

合格ちくわ
そして、マルハは「合格」の焼き印が入った「合格ちくわ」を1/5から、北海道と沖縄を除く全国で発売しています。

2005年1月に、関東と東北地方で初めて売り出したところ、通常のちくわの7倍も売れて大好評だったという商品です。こちらは、2本入り157円。

いずれの商品もDHAをふんだんに使ったのが特徴。

さらに「低カロリー高たんぱくで夜食に最適」とのことで、夜遅くまで勉強に励む受験生の健康にも配慮したそうです。

「縁起をかつぐ」、「何かにすがる」といった非論理的な人間心理は、いつの時代でも”不変”というわけです。

q.f. アサヒ・コム

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2006年01月06日

ウォームビズの次は「風呂敷」でアピール

クールビズ、ウォームビズと環境対策を打ち出してきた環境省ですが、次は「風呂敷」だそうです。

東京・日本橋の三越本店で、約1万枚の風呂敷を集めた「三越のふろしきコレクション」が開催されています。

ここに小池環境相がやって来て、ペットボトルをリサイクルして製作した「もったいないふろしき」をクールビズ、ウォームビズに続く環境保全の取り組みの一つとして披露しました。

もったいないふろしき

材料はペットボトルを再利用した布地に、江戸時代の画家・伊藤若冲(じゃくちゅう)の花鳥図をあしらったもので、風呂敷の端に「MotTaiNai」とプリントされています。

日本の伝統文化である風呂敷を日常生活に復活させることで、レジ袋や紙袋の使用を減らし、循環型社会を考えるきっかけにすることが狙いです。

この風呂敷は非売品で、海外からの来客などに渡して省資源、省エネルギーに貢献する日本文化をアピールするようですが、国外だけでなく、国内に「もったいない」マインドを普及させることに活用してほしいものです。

それにしても、小池さん...女性ならではの観点から次々とアイディアを出していますネ。

なかなかやるぅ~。

投稿者 messiah : 09:30 | コメント (4) | トラックバック

2006年01月05日

1300年後に地球から日本人が消える?

国立社会保障・人口問題研究所は、日本における合計特殊出生率(女性1人が産む子供の平均数)が現状の1.29程度で今後も推移し、移民などの人口移動がないと仮定した上で長期的な日本人口の変化を試算しました。

それによると、今から200年後の日本の人口は現在の12分の1以下の1,000万人を切ってしまい、さらに恐ろしいことに「西暦3300年には日本人は地球から消滅している」という驚くべき結果が出ました。

約1300年後には、我々の子孫は絶えてしまっているというのです。(たったの1300年で!)

<愕然たる思いです>

そんな先のことまで心配しても...と言われればそれまでですが、データは正直。

1300年もあれば何とかなるという楽観では問題は解決しないように思います。国は一刻も早く、効果的な対策を講じるべきです。

そんな中で、国土交通省は人口減少など国土のあり方をインターネット上で議論する「掲示板」を開設しました。

全国総合開発計画に代わる新しい国土計画づくりの議論に反映させるのが狙いで、名前とメールアドレスを登録すれば誰でも意見を投稿することができます。

こういったプロジェクトをインターネットを活用して活発に展開してもらいたいものです。

そして、国民の一人一人が人口問題に危機感を持って「今自分に何ができるか」を考える、そんな”空気”を日本に注入していく必要があります。

q.f. IT-PLUS

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2006年01月04日

評価まちまち 大晦日の紅白歌合戦

大晦日に放送されたNHK「第56回紅白歌合戦」の視聴率は、調査会社ビデオリサーチの集計によると、関東地区で第1部35.4%、第2部42.9%という結果でした。

新聞各紙はこの視聴率データを取り上げた後、前年や例年と比較をしていますが、評価が大きく分かれました。

産経新聞は、「長期低落傾向の紅白の視聴率が1、2部とも前年を上回ったのは1998年以来7年ぶり。一連の不祥事を受けた改革路線を示すため、視聴者から聴きたい曲を募集、民放で人気の司会者みのもんたさんを起用したことなどが功を奏したようだ」

読売新聞は、「第2部は過去最低だった前年より持ち直したものの、ワースト2位だったことがビデオリサーチの調べで分かった。前年に比べ、第1部が4.6ポイント、第2部が3.6ポイント増えたが、第1部もワースト4位の低い数字となった」

朝日新聞は、「紅白の視聴率が再上昇したのは2001年以来だ。ただし数字は地域差が大きい。関西地区は0.8ポイント増の39.4%と、関東地区と同様やや回復。名古屋地区は51.1%で7.4ポイントアップし、3年ぶりに50%台に戻した。半面、北部九州地区は4.2ポイントダウンの33.4%で過去最低を更新した(いずれも数字は第2部)」

紅白担当のチーフプロデューサーは「視聴率50%を切ったら10年間伸ばしてきた(肩まで垂れ下がった長い)髪を切る」と宣言していましたが、果たしてどうしたのでしょうか?

そっちの方が話題性が高かったりして...

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2006年01月03日

あの有名企業のイメージが今年から変ります

インテルロゴ米インテル社は創業時から使用してきた社名のロゴマークを37年ぶりに刷新するそうです。

インテルと言えば、テレビCMなどのキャッチコピー「インテル、ハイッテル」でお馴染みです。

企業が37年間かけて築いてきた看板ともいうべき社名ロゴを変更する?これはすごい決断です。

「でも、どうして?」ということになります。

あまり知られていませんが、実は同社はパソコン向けMPU(超小型演算処理装置)単体を販売する事業構造から、家電を含む幅広い機器に製品を供給する構造転換を進めています。

新しいロゴを使ったブランド戦略で「パソコンのインテル」という限定的なイメージの払拭を狙っているのです。

新ロゴへの切り替えは2006年初めに開始するとみられています。

インテル社は2006年に、家電並みに使いやすいパソコンを実現する半導体セット「ヴィーブ」を発売、コンテンツ配信で音楽やゲームソフト会社と協力するほか、携帯音楽プレーヤー向けフラッシュメモリにも参入する予定です。

パソコン内部の見えない部品を作って世界No.1のシェアを持つ企業が、パソコンのケースの外に出るというのは、海水魚が塩分濃度の壁を克服して淡水に進出した太古の魚の歴史を彷彿させてくれて興味深い。

インテル社は半導体製造で世界トップですが、後ろから迫る強力なライバルの存在もある。

現状の事業構造での収益性の限界を悟ってのことか、それとも新天地を求めて冒険に旅立ったのか...

それはインテルのみぞ知る。

q.f. IT-PLUS

投稿者 messiah : 09:02 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月02日

「未来の安心」をギフトにした新しいサービス

欧州、中東、アジアに営業所を持つ英企業スマート・セルズ・インターナショナル社はとてもユニークなものを販売しています。

「臍帯血ギフト券」

臍帯血(さいたいけつ)とは、胎児のへその緒の中にある、血液の基になる造血幹細胞を豊富に含んだ血液のことです。

臍帯血に含まれる造血幹細胞を使った「臍帯血移植」は、白血病や再生不良性貧血の有効な治療法とされ、過去に多くの患者の命を救ってきました。

スマート・セルズ・インターナショナル社は、胎児からへその緒が切り離された直後に、同社が用意した用具セットを使って医師や助産師が臍帯血を採取し、英南部プリマスの同社研究所に運んで保存するというシステムを作り出しました。

5年前に創業した同社では、現在約5,000人の赤ちゃんの臍帯血を保存しています。

そして、おじいちゃん・おばあちゃんが、誕生した孫への贈り物として「臍帯血を保存するギフト券」をプレゼントする、という新しいサービスを提供して人気を集めているそうです。

赤ちゃんが将来、白血病にかかった場合に備えて、というだけなら、その確率はごく小さいのですが、最近の研究によれば、臍帯血には他にもさまざまな再生能力を秘めた幹細胞が含まれ、その活用法は医学の発達に伴って将来飛躍的に広がることが予想されています。

「体を傷付けることなく幹細胞を採取できる機会は、一生のうちでこの一度だけ」

「将来に向けた保険のようなもの」というのが、このギフト券のポイントです。

こうした”安心を贈る”サービスは今後ますます増えていきそうな気がします。

尚、臍帯血の保存期間は採取してから25年間で、料金は総額2,215ドル(約26万円)とのことです。

高いのか、安いのか?誰にも評価できない点が「パイオニアビジネス」の特徴でしょう。

あまり安いと価値が低く見られてしまうし、高いと誰も見向きしない、そのバランスを捉えた絶妙のプライスかも...

q.f. ITmedia

投稿者 messiah : 08:08 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月01日

恭 賀 新 年

あけましておめでとう

2006年、あけましておめでとうございます。

今年が皆様にとって良い年でありますように。

そして、私にとっても良い年でありますように。

さらに、日本にとっても良い年でありますように。

だめ押しに、地球にとっても良い年でありますように。

おまけに、宇宙にとっても良い年でありますように。

投稿者 messiah : 00:50 | コメント (0) | トラックバック