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2005年10月31日

ハリケーンの名前 もう用意していません

今年はアメリカでハリケーンが次々と発生して猛威を振るいましたが、先日終に、用意していたハリケーンの名前が底をついたみたいです。

10/22にカリブ海で発生した熱帯低気圧が風速17メートル以上の熱帯暴風雨に成長して、今季発生した熱帯暴風雨は史上最多の22個目となり、アルファベットで「A」から順番に用意されている名前が底をついてしまいました。

ハリケーンセンターは毎年、熱帯暴風雨に付ける名前を21個準備しています。

何故21個なのか?

これまでに最も熱帯暴風雨が発生したのは、1933年の21個...それだけの理由のようです。

名前は英語のアルファベット順で、男女の名前を交互に選んでいますが、「Q」「U」「X」「Y」「Z」で始まる人名は数が少ないため、暴風雨にはつけないことになっています。

しかし、今年は10月中旬に21番目の「ウィルマ」が発生。熱帯暴風雨が発生しやすい11月末まで1ヶ月以上を残して、用意していた名前が底をついてしましました。

ハリケーンセンターは10月中旬に、名前が足りなくなった場合は、新たな名前を付けずにギリシャ文字を使用すると発表。

その記念すべき第22号には「アルファ」と命名されました。

以後は、発生した順に「ベータ」、「ガンマ」、「デルタ」...と名付けていくとのこと。

日本のように”台風◇◇号”という名称では、記憶が薄れてしまうと思い出せないので、アメリカのように印象に残り易い愛称を付けるのは反対ではありませんが、被害の爪痕が大きいと、(周りのことを考えて)その名前を我が子に付けられなくなります。

ハリケーンセンターの職員さん、ハリケーンの名前に、我が子に対するように愛情をこめてネーミングし過ぎないように...

q.f. CNN.co.jp

投稿者 messiah : 08:57 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月30日

課題から逃れようとする行動原理 古今で一致

手紙と曲線「名高い天才も、凡才も、課題から逃れようとする行動原理は同じ」ですって。

何のこと?

これは、手紙の返事は先延ばしにすればするほど書かなくなるものである、という統計解析から得られた結論です。

アインシュタインも、ダーウィンも、現代の電子メールも、その傾向は変わらないことがわかりました。

10/27の英・科学誌ネイチャーによると、米国の研究者2人が、知人らとやりとりした手紙の日付をもとに、手紙をもらってから返事を出すまでの日数を克明に調べました。

その結果、日が経つにつれて返信が減る様子を曲線に描くと、電子メールの送受信の統計と同種の曲線になったといいます。

そして、論文に冒頭の「名高い天才も・・・」と分析結果をまとめています。

課題(返信)は受け取った時点で直ぐに着手(送信)した方が、精神的には宜しいようです。

q.f. asahi.com

投稿者 messiah : 08:36 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月29日

人生、宇宙、すべての答えは?

米グーグル社は、検索エンジン「Google」の電卓機能を強化しました。(10/28)

Googleの電卓機能を使用するには、検索ボックスに数式を入力してEnterキーを押すか、[Google 検索] ボタンをクリックします。

電卓機能を使用すると、単位の変換や、簡単な計算から物理定数を使用した複雑な数式まで処理することができます。

これまでの電卓機能には次のようなものがありました。

例えば、次のように入力すれば結果が表示されます。

計算結果

そして今回、電卓機能は下記のような計算ができるように、さらに強化されました。

ところで最後の「人生、宇宙、すべての答え」って?

試しに検索してみてください。

ダグラス・アダムズのSF小説「銀河ヒッチハイク・ガイド」の中で「生命、宇宙、そして万物についての究極の答え」を問われたスーパーコンピュータ「ディープ・ソート」が750万年かけて計算した末に出した答えが出てきます。

この電卓機能を作ったプログラマーはSFファンのようです。

因みに、この「生命、宇宙、そして万物についての究極の答え」をディープ・ソートに計算をさせたのは知性高次元生物のハツカネズミです。彼は言います...

「〇〇だと!」

「750万年かけて、それだけか?」

ディープ・ソートは答えます。

「何度も徹底的に検算しました」

「まちがいなくそれが答えです。率直なところ、みなさんのほうで”究極の疑問”が何であるかわかっていなかったところに問題があると思います」

「・・・・・・・・・」

q.f. CNET Japan

投稿者 messiah : 08:47 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月28日

なかなか笑える インターネットの日本語翻訳

インターネットをサーフィンしていると、PDFという言葉をよく目にします。

PDF【portable document format】は、アドビシステムズ社が開発した文書ファイルのフォーマットです。

そのPDFを作成・編集する時に使用するソフトが、Adobe Acrobat(アドビ・アクロバット)です。

面白い実験をしてみました。

Googleで検索して英語の検索結果が表示されると、日本語に翻訳する機能が提供されています。(現在はベータ版ですが)

「Adobe」というキーワードで検索して[このページを訳す BETA]をクリック。

Adobeで検索

そして、アドビシステムズ社のトップページからアクロバットファミリーのページに移動。

すると...出ました。(上がオリジナル文、下が翻訳文)

本文

翻訳文

Adobe Acrobat 7.0 が アド ービれんがの曲芸師7.0 と翻訳されてしまいました。

他にも頓珍漢な訳がいっぱい。結構たのしい。

ここで取り上げたアクロバットの例だけでなく、英語から日本語への翻訳結果は、往々にして意味が不明です。

ただ、文脈は支離滅裂でも単語単位では正確に訳されているので、人間の力によって文脈を再構築すれば、大体何を表しているかはわかるから...不思議なものです。

投稿者 messiah : 08:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月27日

「ビジネス史上最大の復活劇」を彩るエピソード

iCon
q.f. Amazon.co.jp
アップルコンピュータ社CEOのスティーブ・ジョブズ氏の伝記「iCon(アイコン)」に、彼の面白いエピソードが掲載されています。

伝記では、ジョブズ氏を「デザインに強くこだわる人物」として描いています。

それを象徴するのが、家族で「完璧な洗濯機」を探しまわるエピソードです。

ある時、ジョブズ氏は、家族全員で新しい洗濯乾燥機選びに取り組みます。

そして、新しい洗濯乾燥機選びは家族総がかりのプロジェクトになったそうです。

その時に大きな問題となったのは、ヨーロッパ製を買うか、米国製を買うかという点でした。

ジョブズ氏によると、ヨーロッパ製の方がかなり性能に優れ、米国製の4分の1の水しか使わず、洗濯物をやさしく扱うので服が長持ちする。一方、米国製は洗濯にかかる時間がヨーロッパ製の約半分。

「双方のメリット、デメリットについて、家族でしばらく話し合った。話し合いは2週間続いた。毎晩、夕食の席で」

毎晩、毎晩、夕食を食べながら洗濯機について会話する家族も珍しいが...

それがアップルコンピュータの創始者・CEOであるところに、どこか親近感を感じてしまいます。

「通常、洗濯乾燥機に関して議論される点は後回しにした。話し合ったのは主にデザインについてだった」

最終的に、一家はヨーロッパ製のほうを選んだ。

ジョブズ氏はこれについて、「ヨーロッパ製は値段が高かったが、それは単に、米国では誰もヨーロッパ製を買わないからだ」と述べています。

むろん、このエピソードの重要な点は洗濯機そのものではない。ジョブズ氏が、わが子や妻にまで、デザイン重視の教えを広めたという点にあります。

洗濯乾燥機選びは、ジョブズ氏にとって明らかに、普通の人が考えるより楽しい作業だったようです。

ジョブズ氏は新しい洗濯乾燥機についてこう述べています。「ここ数年の間に買った物の中で、家族全員が心から満足している数少ない製品の1つだ。この製品を作った人たちは、開発過程でとことん考え抜いている。こんな洗濯乾燥機をデザインするなんて、見上げた仕事ぶりだ」

続けて、ジョブズ氏はこう言ったそうです...

「ここ何年かの間に、どのハイテク製品に感じたよりも大きな興奮を覚えた」

さて、この「iCon」という伝記ですが、英語のiconには偶像、アイドルなどの意味もあります。

簡単な事実確認のため、同書の原稿が送られてきた際、アップル社はタイトルの変更を求めたのですが、出版元の米ジョン・ワイリー・アンド・サンズ社がこれを拒否したため、アップル社は、直営小売店の棚からジョン・ワイリー社の書籍をすべて引き上げたという経緯があります。

そのため、アップル社にとってもジョブズ氏にとっても非公認の伝記なのですが、...

「アイコン、スティーブ・ジョブズ:ビジネス史上最大の復活劇」(iCon Steve Jobs: The Greatest Second Act in the History of Business)は、こうした因縁を秘めながらも、内容としては、ジョブズ氏の功績と復活を賞賛する伝記になっています。

q.f. Hotwired Japan

投稿者 messiah : 08:39 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月26日

意味もなく排出される膨大な二酸化炭素

パソコン世界シェア5位の富士通シーメンス(日独合弁)が、英国の1,000名の従業員に対して実施した調査によると、約370名が会社を退出する時にコンピュータの電源を切っていないことがわかりました。(スタンバイ状態にして帰る)

日本では、ちょっと考えられない話ですが。。。

同社のプロダクトマーケティング部門長は、「英国企業は、コンピュータの電源を入れっぱなしにしておくことの経済的および環境的な影響を考慮し、夜間はPCをシャットダウンするのを社則とするように検討すべきだ」と述べ、コンピュータはスタンバイ状態でも電力を消費すると訴えました。

以前は、使用しない間はPCの電源を落とした方がよいのか、それともスイッチを入れたままにした方がよいのか、議論が分かれていました。

コンピュータの電源を定期的に切っていると、コンポーネント間のつながりが次第に弱まり、ハードディスクなどのハードウェアに障害が生じるという声が、一部にはあったようです。

しかし、その議論に決定的な影響を及ぼすファクターが得られない中、「それではどちらがどうなんだ」という二者択一論に収束しつつあります。

ある調査では、モニタの電源を切るだけでも、PCにおける全エネルギー消費の75%を節約できるといいます。

英環境大臣は、「スタンバイモードで稼働するコンピュータやデジタルセットトップボックス、充電器といった多数の製品から、膨大な量の二酸化炭素が毎年意味もなく排出されている」と述べています。

シャットダウンするか休止状態にしてもかまわないPCに電源を入れておくためだけに、英国内で毎年およそ2億1,700万ドルが費やされているという「もったいない」の一言に尽きる話なのです。

q.f. CNET Japan

投稿者 messiah : 07:33 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月25日

パソコン買うなら今年の年末がチャンス?

パソコン何にでも言えることですが、作り過ぎて余った品物は安くなります。

作るのは売れるという見込みがあるからです。しかし、作り過ぎるといけません。

売れる>作る>作り過ぎる>値下がりする>利益がでない、という循環を作ってしまうのです。

そうなることは、わかっていながら...

しかし、消費者にとっては安い買物ができるわけですから歓迎!ということになります。

ところでパソコンですが...どうやら、消費者にとっては歓迎すべき時を迎えつつあるようなのです。

ICチップなどの供給過剰によって価格が低下するため、今年の年末はパソコンの購入者にとって嬉しいクリスマスがやって来る可能性が高いことを専門家が明らかにしました。(アメリカでの話ですが、日本にも影響はあるでしょう)

コンピュータで最も高価な部品の1つがCPUです。(例えば、自作パソコンでいうなら全体の1/3~1/4を占める場合があります)

過剰在庫が発生している理由の1つは、最大手のインテル社が今年夏に同社製チップセットの不足を明らかにしたことから、PCメーカー各社が年末商戦に備えて在庫の積み増しに走ったことにあります。

年末商戦用の商品が今、倉庫に大量に積まれているというのです。

同社のCFO(最高財務責任者)によると、約2日分の出荷額に相当する1億ドル分の在庫がコンピュータメーカーが在庫として余分に抱えているとのこと。

年末商戦に入ると、それらがディスカウントという形で売りさばかれていくだろうと考えられます。

さらに最近、インテル社の強力なライバルであるAMD社が対抗する新製品を積極的に売り込んでいるため、これが今後、インテル社やPCメーカーによる一層の価格引き下げにつながる可能性もあるようです。

年末から年明けにかけて、パソコンを新規購入あるいは買い替える予定のある方...

チャンスかも知れません。今から価格の動向をチェックしておきましょう。

q.f. CNET Japan

投稿者 messiah : 07:55 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月24日

スパムは一網打尽 それでも迷惑に変わりなし

筆者はMovable Type(ムーバブルタイプ)というブログ作成ツールを利用してブログを公開しています。

その最新バージョン3.2を使い出してから、いわゆる"スパム"という迷惑行為に曝されても、ほぼ完璧にブロック出来るようになりました。

迷惑コメントは多い日で300件、平均でも1日50件は襲ってきます。

バージョン3.2は、それをブロックして保留状態にしてくれます。(削除するか公開するかを待っている状態)

ところが希に、まともなものが引っ掛かってしまうこともあるのです。

エチゼンクラゲを網で一まとめにして捕らえたら、魚やイカ、タコが混じっているようなものです。

結局、この魚、イカ、タコたち(大切な訪問者)を網の外に出す為に、迷惑メールリストに全部目を通さざるを得ないのです。

300件あると、かなり注意して見ないといけないので結構面倒です。やってられませんね。

これもブログの知名度が上がった代償と、プラスに解釈してやるしかないようです。

投稿者 messiah : 08:49 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月23日

モラルなきネット競売がもたらす悲劇

2年前ですが、イギリス在住の男性が、病気の娘の医療費をまかなうために自分の片方の腎臓をネットオークションで販売しようとしたことがあります。

出品者の男性は、腎臓の最低落札価格を8万5000ドルに設定して、「49歳の煙草を喫わない男性、酒を飲むのはつきあいのときだけで、健康状態は良好」と自己紹介欄に書き込んでいました。

また腎臓は、イギリス、中東、アジア、ヨーロッパ、北米地域の落札者に送付可能とも記載していました。

この男性は新聞社の取材に対して、オークションへの出品理由を、脳性小児麻痺で苦しむ6歳の娘に特別な治療を施す医療費を捻出するためだったと語りました。

このオークション広告は、入札者が誰もないまま、オークションサイト「イーベイ」に1週間にわたって掲示され、イーベイ社は、外部からの指摘を受けて、サイトから撤去しました。

「人間、人体、あるいは人体のいかなる部分もオークションに出品したり、贈与物や景品の一部として、または無償の提供物や慈善行為として提供したりすることはできない。今回問題となった出品は、こうした方針に違反するもので、サイトから取り除いた」と同社は説明しました。

1億5,000万人の登録会員(アメリカ人口の3/4!)を抱える米イーベイ社は、昨年同社のオークションサイト「イーベイ」に出品された商品の数が14億点を超えたそうです。

しかしそこには、システムの巨大化を悪用して必ず現れる心無い人間たちの影が...

同時多発テロで破壊された貿易センタービルの現場から掘り起こされた品物、空中分解したスペースシャトル「コロンビア」の残骸と銘打たれたもの、黒人を差別した貯金箱などの数々の品。

そして、とうとう...(世も末か)

「イーベイ」の中国サイトに、2人の赤ちゃんがオークションとして出品されたのです。

”出品”された男の子には2万8000元(約40万円)、女の子には1万3000元(約18万円)の即決価格が付けられていたといいます。

この値段の差には、男の子が好まれるという中国の昔からの傾向が反映されているらしい。出品ページは、生後100日以内の赤ん坊を届けることを保証していたそうです。

出品の説明には、「われわれの目的は、子供を授からない中国国内のたくさんの夫婦に朗報を届けることだ」と書かれていたとのこと。

この「出品」は掲示後すぐに削除されましたが、中国・上海警察で現在、捜査中のとのこと。

中国の法律では、幼児を販売した者に対して最高で死刑、買った者や仲介した者にも、それよりは軽い刑が宣告されますが、このようなオークションでの”出品”という例はなく、犯罪となるのかどうかは不明のようですが...

幼い娘のために自分の腎臓を提供しようとした父の気持ちは理解できても、赤ちゃんを物として扱う悪党の方は許せません。

法的に「どうのこうの」という前に徹底的に捜査してほしいものです。

q.f. Hotwired Japan

投稿者 messiah : 08:45 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月22日

こんな使い方もあった 携帯電話の着信メロディ

ブッシュ大統領の失言が...

携帯電話の着信メロディになった♪♪♪

そして、インターネットで配布されていることが明らかになった。(10/21)

ワシントンで働いているウェブサイト・プログラマーがブログで公開しており、ハリケーンへの対応遅れを強烈に皮肉った内容になっています。

ニューオーリンズで起きた「カトリーナ」によるハリケーン災害では、連邦緊急事態管理局(FEMA)のブラウン局長が引責辞任しましたが、ブッシュ大統領は彼が辞任する前に、「Brownie, you're doing a heck of a job(ブラウン、君はよくやっている)」と発言して国民の批判を浴びたことは記憶に新しい。

因みに、「a heck of a・・・」は、ひどい・・・という意味なので、「君はひどい仕事をよくやっている」と同情したような発言になります。(この長いフレーズで検索すると172,000件ヒットします)

その大統領の肉声が繰り返し再生される着メロになっているのです。

BGMには、アーロ・ガスリーのフォークソング「シティ・オブ・ニューオーリンズ」が使われており、時間は30秒程度。イラク問題絡みの別の着信メロディもダウンロードできるそうです。

今年6月にはフィリピンで、野党勢力が「アロヨ大統領の選挙違反の証拠」という音声を着メロにして配布しています。

日本でも政治家の失言を着メロにしたら。。。言動に緊張感が出てよろしいのでは?

q.f. Hotwired Japan

投稿者 messiah : 08:17 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月21日

外来の”ことば”は日本語に置き換えてみる

母校から郵送されてきた「学園だより」をパラパラと斜め読みしていました。

そこに、文学部教授の「模範的な日本語もかつては若者ことばから生まれた!?」と題するコラムがあり、少し勉強をさせられました。

「キモい」、「ハズい」、「ムズい」など、年配の人には理解しにくい”若者ことば”があちらこちらで飛び交い、日本語崩壊を予感させる昨今です。

ところが同教授によると、「”ことば”は昔から変化を続けてきている。古い文献を探せば、江戸時代初期に、若者の”ことば”の乱れを嘆いて書かれた本がある。決して今だけが特別ではない」というのです。

いつの世でも、「今時の若い者は...」と嘆く歴史は繰り返すのでしょうか。

「そもそも”ことば”の変化はほとんどの場合、若者から起こる」

若者は固執がなく、気持ちのまま表現する柔軟性を持っているからだと言うのです。

例えば、自転車をチャリンコと言い換えて、それが全国的に普及しました。

チャリンコからは、原チャリ(原付自転車)やママチャリという派生語まで幅広く浸透した事実があります。

チャリンコという”ことば”には、自転車にはない、気軽さと親しみのこもった生命力があるからだと言うのです。

チャリンコとは決して呼ばない、一途な方もおられるでしょうが、筆者は子供に言う時は「チャンリコ」、そうでない時は「自転車」と使分けていますね。(優柔不断ですから)

そして、教授は続けます。

「まるで水が高いところから低いところに流れるように、絶えず”ことば”は変化していく。古き良き日本語を懐かしみ、現代の”若者ことば”を嘆く向きも当然のことではあるが、こうした変化は”ことば”が毎日使われるものだからこそ。”ことば”の本質的特徴なのである。変化しない”ことば”は生命を失った死んだ言語なのかも知れない」

しかし、注意することが1つあるそうです。

最近の日本では、外来の”ことば”を安直に使ってしまう傾向があります。

明治の開国時には、様々な外来の考え方が輸入されたが、日本の識者たちは腐心してそれを日本語に置き換えて定着させてきた。(例えば、Societyを社会と表現した)

日本語で置き換えられない概念は、本当の意味で日本の文化に根付きにくいのではないか、と締めくくっておられました。

確かに、現在の日本語は横文字(カタカナ語)のオンパレードです。

中には意味も知らずに使っている”ことば”も少なくないように思います。(IT用語とか)

外来の”ことば”は、日本語に変換できるか、日本の文化と融合できるか考えてみる事が必要ですね。

投稿者 messiah : 08:33 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月20日

2007年だけではない 他にもある20XX年問題

面白いコラムを発見しました。

コラムを執筆したのは、北海道大学大学院情報科学研究科の「やまもと・つよし」氏です。

彼の未来予測には、説得力があります。

おそらく、一般にはあまり知られていない話ですが、将来非常に重要な意味をもつ可能性があるような気がします。

2000年問題というのがありました。説明の必要はないと思うし、もう過去のことなので省略します。

2007年問題というのがあります。ご存知ですよね。(こちらを参照)

ところで、2006年問題、2010年問題はご存知でしょうか?

そんな問題あるの?(筆者も初耳でした)

「何でもかんでも、20XX年問題と名付ければ、箔がつくと思ってるんでは」

いえいえ、そうではありません。

大学業界では2006年問題という話題があり、関係者は今この対応に追われているそうです。

大学の2006年問題とは、2003年春に始まった文部科学省の新指導要領、いわゆる「ゆとり教育」で教育された高校生が大学に入るのが2006年4月であることを指しています。

それが何で問題かといえば、大学でこれまで想定していた高卒レベルの基本学力の前提が変わるため、それに対する対応を求められるからということなのです。

この「ゆとり教育」世代は、インターネットの匿名掲示板やワープロの裏技には詳しいかも知れないが、はたして数学や理科の常識がどのレベルにあるかということについて、大学側には想像がつかない事が問題なのです。

そして、彼らが大学を卒業する4年後の2010年3月は、「ゆとり教育」世代が大学卒として初めて社会に出る年となります。

「ゆとり教育」世代が社会に出るのと、団塊世代の技術者が一斉退職していなくなるのが共に2010年と一致していることに何か不安を感じざるを得ない。

オリジナルを是非お読みください。

q.f. 移り気な情報工学

投稿者 messiah : 08:53 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月19日

常任理事国なら相応の負担を! 日本が国連で主張

小沢俊朗・国連3席大使は10/17、国連総会第5委員会で演説して、国連分担金の算定方式について、「安全保障理事会の5常任理事国の4か国(英・仏・中・露)を足しても、その地位を拒否された一加盟国(日本)より財政負担が少ない」

「こうした現状を続けることが許されるのか」と述べ、来年の分担金比率の見直しで改正を求める考えを示しました。

国連の場で、日本が常任理事国入りと分担金問題を結びつけて発言したのは初めてです。

国連予算の分担率は原則、国民総生産をもとに3年ごとに決定されます。2004~2006年の日本の分担率は19.468%(今年は3億4,640万ドル)で、米国の22%に次いで多い。米国以外の4常任理事国の合計は、15.31%。

小沢大使は、分担金の算定方式が公正ではないとの「失望感や不満」が日本で増えていると主張。

「特別な地位を持つ加盟国が、特別の責任を負うことを反映した制度」を求めていくとし、常任理事国が相応の負担をすべきだとの考えを示しました。

誰も批判の余地はないところです。

ごく当たり前の事なのに、それをこれまで主張してこなかった過去には情けない思いですが、4常任理事国というよりも、その他多くの加盟国にその事実を認識させた形になり、日本の存在を少しは示せたのでは。

q.f. YOMIURI ONLINE

投稿者 messiah : 07:36 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月18日

迷惑メールの発信 残念ながらアジアが急増

ソフォス社は、迷惑メールの発信地の最新ブラックリスト(2005年度上半期分:4月~9月)を発表しました。

それによると、ワースト1位は米国で、同社が調べた迷惑メールのうち26.35%(前年同期は41.5%)が同国から送信されていました。

不名誉な第2位は韓国で19.73% (同11.63%)、3位は中国(本土と香港)で15.7%(同8.9%)となり、米国の割合が大幅に減った分が韓国、中国に流れていることがわかりました。

2005年度上半期
迷惑メールの発信地ブラックリスト
順位発信国割合前年同期
1アメリカ26.35%41.50%
2韓国19.73%11.63%
3中国15.70%8.90%
4フランス3.46%1.27%
5ブラジル2.67%3.91%
6カナダ2.53%7.06%
7台湾2.22%0.86%
8スペイン2.21%1.04%
9日本2.02%2.66%
10イギリス1.55%1.07%
11パキスタン1.42%
12ドイツ1.26%1.02%
 それ以外18.88%18.10%

6位のカナダは2.53%(同7.06%)と大きく減少。北米では迷惑メール対策の強化で抑制に成功しているとのことです。

一方、7位の台湾は2.22%(同0.86%)に増加、アジアからの発信が増える傾向にあります。

日本は9位で2.02%(同2.66%)ですが、早くこのブラックリストの圏外に去ってしまうことを(ワタシ)祈っています。

q.f. Hotwired Japan

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2005年10月17日

本家が見失ってしまっている日本伝統の心

グリーンベルト運動などの功績によりノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイ氏が、日本独自の「もったいない」という言葉を”MOTTAINAI”という表記で国際語として世界に広めようとしています。

(※ その経緯については、5/316/36/187/27/8のエントリーをご参照)

ところが、当の日本人が「もったいない」の心をどこかに置き去りにしているという統計が出ています。(厚生労働省の国民健康・栄養調査、農林水産省の食料需給表から:朝日朝刊10/16)

食料自給率は先進国で最も低いにも関わらず、大量の食料を無駄にしているというのです。

家庭や工場に送られた食品量から計算した国民一人当たりの1日の供給カロリーと、実際に摂取しているカロリーとの間に3割もの差があるそうです。

つまり、供給(10)-摂取(7)=無駄(3)ということです。

無駄の(3)は、捨てられているわけです。その格差は、40年前に比べて2倍強にまで広がっています。

お役所は、「外食、弁当などが増えたことが原因ではないか?」と言っていますが、04年度食品ロス統計によると、家庭の食べ残し・廃棄は4.2%で、外食の食べ残しが3.3%。合わせても7.5%にしか過ぎない。

実際にはその4倍(30%)のロスがあるのですから、本当の原因は何?

答え...そんなに難しく考える事はありません。

日本人の誇りである日本伝統のものを大切にする心を忘れてしまったから。(いつの頃からか、世代から世代への伝承が急激に薄まった)

ものを大切にする心には、「命の尊厳」が根底に存在しているので、なおさら危機的状況と言えます。

現代日本人は、また1つ、先人から渡された大切なバトンを落としてしまうのか。

投稿者 messiah : 08:31 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月16日

MI6が007をホームページで募集

007
q.f. James Bond 007

「ジェームズ・ボンドになりたい人はいませんか」

映画「007」シリーズで知られている英・情報局秘密情報部(MI6:エムアイシックス)が10/13、ホームページを開設しました。

組織の存在自体が十数年前まで公となっていなかったのですが、今回その歴史や役割、人員の募集まで掲載している、というから驚きです。

インターネットの力おそるべし。

ホームページでは、MI6の任務として「秘密の情報を収集し、海外で隠密活動を行う」と明示し、1909年の設置以来の活動を紹介しています。(そこまでやるとは!)

採用関連では「変化する国際情勢の中で、英国の国益のために、秘密情報の収集」が重要としたうえで、「プレッシャーがかかる中でも計算された決断を実行できる人材」を求めている。

そして、「重要事項」として、応募事実を夫婦かそれに準ずるパートナー以外に漏らすことを禁じています。

はあ、そりゃそうだ。。。

「007」になりたい方は、The official website of the British Secret Intelligence Serviceにアクセス。(日本語版はありませんのでご注意)

q.f. NIKKEI NET

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2005年10月15日

東南アジアの蚊を撃退する携帯電話アプリ

筆者が、このブログのエントリーを書いている最中に、一匹の蚊が目の前を飛んでいます。

季節はどっぷりと秋なのですが、まだコヤツは人の血を吸うことに余念がないようです。

そう言えば、今年の夏はコヤツに、散々刺されて吸われて痒くなって...頭にきました!

蚊という生き物は手で捕殺するのが難しいのです。両手でパチンと挟み撃ちしてもほとんど成功しません。

体重が軽いから手と手を素早く接近させると風圧で飛ばされて、それで逃がしてしまうんでは?と想像しております。

さりとて、ゆっくりと手を接近させると余裕で飛んで逃げる。憎たらしー(怒)

コヤツ、何とかならないか!と思っていたら。。。

蚊退治
q.f. MYCOM PC WEB
ありましたよ。ありました。

「蚊退治」という名前の携帯電話のアプリ(ソフト)です。

「蚊退治」は、携帯電話キャリアのSK Telecom社が2003年から提供しているアプリケーションで、同社の携帯電話向けコンテンツ提供サービス「NATE」からダウンロードします。

このアプリを起動すると、人間の血を吸うといわれる妊娠したメスの蚊が嫌いな周波数帯の音波を出し、蚊が近寄らないようにするという仕組みです。

それはナイス!.....しかし、そのSK Telecom社というのはどこの...?

「えっ 韓国ですか。」(日本では使えない)

「ふうぅ・・・」

しかし今回、タイ・インドネシア・マレーシアなどの東南アジア地域の蚊に対応した新バージョン「東南アジア 蚊退治」がリリースされます。

新バージョンでは、東南アジアのメスの蚊が嫌いな周波数560~900Hzの音波を出します。

しかも、単に音波を出すだけでなく、さまざまな種類の蚊が嫌う周波数の音波9種類を交代で出力する「多重周波数出力方式」を採用。

音波以外に、妊娠したメスの蚊が嫌うといわれるオスの蚊の羽音も搭載。

タイマー設定やボリューム調節も可能とのこと。利用料は2,000ウォン(約200円)。

東南アジアによく行かれるビジネスマンや旅行者には朗報です。

ところでSK Telecomさん、日本のキャリア向けに「日本 蚊退治」も是非開発してくださーい(祈)

q.f. MYCOM PC WEB

投稿者 messiah : 07:26 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月14日

【番外】名前を間違えて記載していたら...

10/11付エントリー「発表! 2005年イグ・ノーベル賞の全受賞者」の中で誤記がありました。

生物学賞を受賞した中に、オーストラリア・ワイン研究所の早坂洋司氏がおられます。

この方の名前をずうーっと、「ハヤカワ・ヨージ氏」と誤って記載していたのです。

ところが、こんなローカルブログでも、見ている人は見ているもので、間違いを指摘された方がいました。

それが何と、早坂洋司氏のお兄さん!(コメントを参照)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

世間って、けっこう狭い?気もしております。

投稿者 messiah : 16:34 | コメント (0) | トラックバック

「団塊の世代」の春もまた、遠からず

団塊の世代ソフト開発のリアルコム社は、「2007年問題」によって「団塊の世代」の技術やノウハウが流出(というか消失)するのを解決する具体策として「ベテラン技術継承ソリューション」というコンサルティングサービスをパックとして提供すると発表しました。(10/12)

「団塊の世代」が2007年前後に退職時期を迎えることで、ベテラン社員の持つ高度な技術・ノウハウが企業から消失してしまう問題が「2007年問題」と称され、最近はよく知られるようになりました。(筆者も何回か記事として取り上げています)

リアルコム社の「ベテラン技術継承ソリューション」は次の4つから成ります。

  1. 技術継承コンサルティング
    ベテランが保有する技術を洗い出し、継承する方法を立案する。
  2. ベテラン技術体系化サービス
    ベテランが保有する技術を吸い上げ、体系化し、マニュアル・手順書・紙媒体記事・Web・動画などのコンテンツに落とす。
  3. REALCOM KnowledgeMarket
    ベテランと若手の間で技術・ノウハウを共有するナレッジマネジメント基盤を提供する。
  4. ベテランOBネットワークサービス
    退職したベテランのネットワークをつくり、企業に対してインターネットを介した業務支援環境を提供する。

4番目のOBネットワークのような人材活用プランは実現性が高いしマーケットもありそうです。

しかし、こうした試みはいいのですが、技術・ノウハウを標準化しようとすると、形だけにこだわって「仏つくって魂を入れず」になってしまいがち。

それでは意味がないので、人と人の交流を通して”魂”も伝承してほしいものです。

「団塊の世代」の人たちは、高度成長を牽引した革命派の戦士が多い。しかし、最近は、ジュニア世代の台頭もあってか、かつての輝きを失っています。

でも...人生はわからないものです。

リタイアしようかという今時になって、「待て待て、彼らがいないとまずいよ」ってな事で、再びスポットライトが当りつつある。

「団塊の世代」には、まだまだ、一花も二花も咲かすチャンスありです。

彼らが元気を取り戻せば、(昔のように)再び日本を牽引する底力が復活するかも知れないし、そうなれば日本全体が元気になる...ことを期待しましょう!

投稿者 messiah : 03:46 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月13日

貴方はどのタイプ? 意外と気づかない自分のオタク度

野村総合研究所は、国内のマニア消費者層(いわゆるオタク)の実態とビジネス的価値に関する調査研究を、アニメ、コミック、芸能人、ゲーム、組立PC 、AV機器、モバイル機器、自動車 、旅行、ファッション、カメラ 、鉄道の12分野について行いました。

インターネットによるアンケート調査をベースにオタクの市場規模を分析したところ、2004年は12分野全体で延べ172万人、金額にして約4,110億円に達したそうです。

さらに、オタク特有の消費行動・心理特性を5タイプに分類、それらの特性を企業のマーケティングや商品開発活動、産業ライフサイクルへ生かす方法を提案しています。

さて、その5タイプとは?

タイプ1:家庭持ち仮面オタク
オタクの中で最も多数派であり、組立PC、AV機器などのメカ系の分野を中心に幅広く分布。全体にやや高齢であり、既婚率が高い。家庭生活関連の支出に圧迫されているせいか、趣味に対する支出金額、消費時間とも比較的低い点が特徴。「他人との和」を尊重する傾向が他のタイプよりも強い一方、家族や友人に自分の趣味を伝えている割合が平均よりも低く、「隠れオタク」であることが伺える。「家庭内でこっそりと小遣いをやりくりしながら趣味に没頭するお父さん」が典型例。

タイプ2:わが道を行くレガシーオタク
独自の価値観を堅持し、情報収集および批評活動を主にインターネット上でアクティブに行う。5タイプのうち男性比率が最も高く、組立PC、AV機器、ITガジェット、クルマ、カメラなどメカ系の分野および芸能人分野を中心に分布しており、このタイプが以前の「マニア」「コレクター」層を受け継いでいると思われる。「20~30代のメカ&アイドル好き独身男性」が典型像。

タイプ3:情報高感度マルチオタク
複数のこだわり分野を有する傾向が強く、情報に高感度。若年層が中心で、男女に偏りはない。インターネット活用度が高く、趣味活動への消費時間は多い。他人との融和を指向し、カミングアウト率も高いなど、自分のこだわりの深さに対する屈託のなさも特徴。何でも知りたがり、持ちたがりという執着傾向が強く、「趣味がやめられない」と答える割合も高い。その一方、独自の価値観を持つことよりは、世間の流行に敏感であることに価値を見出す傾向がある。「ネットオークション、コミュニティーサイトが大好きで、2ちゃんねるのライトユーザであるネット住人」がその典型例。

タイプ4:社交派強がりオタク
独自の価値観を強く持ち、それをみんなにも知ってほしいと考え、他人を趣味に積極的に巻き込もうとするタイプ。若干価値観が固定されてしまっている面もあり、周囲に認めてもらうすべを、趣味の布教活動にしか見出せないという側面も。男性が6割を占め、年齢層はやや30代~40代が多い。「『ガンダム』などの、かつて体験したブームの世界観、価値観をそのまま引きずり、それにきづかずに大人になって社交性も身についた30代男性」が典型例。

タイプ5:同人女子系オタク
女性比率が圧倒的に高く、20~30代が中心(いわゆる「アキバ系」「萌え系」オタクの男性も含まれる)。「創作欲求」が特に強く、同人誌などの創作活動への参加率が高い。支出金額が最も高く、趣味の期間が長いのも特徴。「コミックやアニメに登場するキャラクターへの固執が強く、友達に隠れて趣味を大人になってもひそかに続けている同人誌フリークの女性」が典型例。

どのタイプにも言えるのは、他人がちょっと引いてしまうような「オーラ」を持っているということ。

オタクと言われるのは全く本意でないが、パソコン自作派で自宅サーバーを立てている筆者も、「こだわり」が低い方ではない...人から見ればちょっと危ない線に立っているかも?(ヤバー)

投稿者 messiah : 07:23 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月12日

ネットスケープの逆襲 ブラウザ群雄割拠の時代へ

HP&Netscape米ヒューレット・パッカード社は今月初め、来年から消費者向けのパソコンに、ブラウザの「ネットスケープ 8.0」を標準搭載すると発表しました。

ブラウザ市場でネットスケープのシェアは2%台に低迷していますが、世界第2位のパソコンメーカーの採用により、シェアの巻き返しに期待がかかります。

ノートPCやコンパック・ブランドの機種も対象で、プリインストールして販売されます。購入後の設定で、標準ブラウザに指定できるようになっています。また、デスクトップ画面にネットスケープのアイコンも配置するとのことです。

ネットスケープは、フィッシングやスパイウェアの防止機能が売り物で、ヒューレット・パッカード社は安全性を評価して採用を決めたようです。Internet Explorer(IE)向けに制作されたWebサイトも正しく表示できるのが長所です。

調査会社によると、IEのシェアは減少が続き、最近は80%台半ばまで下がっています。

ハッカーの標的になりやすく、機能もライバルより見劣りしてきたことが大きな要因です。ライバル各社は、この機会をとらえて攻勢を強めており、9月には「オペラ」が完全無料化となりシェア拡大に意欲を示しています。

ソフトウェア帝国の包囲網はますます強まっていきそうです。

Webサイトを制作する側は、これまでのようにIEだけで動作・表示を確認するだけでなく、Firefox(Netscapeとほぼ同じ)、Safari、Operaでの動作チェックが必要になる日も遠からずか?(そうなると大変です)

そして、”老舗”ネットスケープの逆襲はなるか?

いづれにせよ、ブラウザが群雄割拠して争う「戦国時代」の到来も絵空事ではありません。

q.f. Hotwired Japan

投稿者 messiah : 08:14 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月11日

発表! 2005年イグ・ノーベル賞の全受賞者

一昨日のエントリーに登場したイグ・ノーベル賞(愚かなノーベル賞)の今年の全受賞者が、CNN.co.jpで公開されていました。

大変ユニークなものばかりで、目が(・)になること請け合いです。

今日は余計な説明抜きで、一挙にご紹介しておきます。

2005年イグ・ノーベル賞の全受賞者
分野受賞者内容
農業歴史賞ニュージーランド・マッセイ大学のジェームズ・ワトソン氏「リチャード・バックレー氏のズボンが爆発した意味の研究」。ワトソン氏は、第一次世界大戦終了時から第二次世界大戦が始まるまでの期間で、ニュージーランドの酪農における技術変化の側面について考察した。
物理学賞実験を始めた故トーマス・パーネル教授と、実験を続けている同大学のジョン・メインストーン教授オーストラリア・クイーンズランド大学で1927年から続けられている「粘度が高い石油ピッチの滴が落ちる様子を観察する実験」。実験では、1滴の石油ピッチが落ちるのに平均約9年かかっている。
薬学賞グレッグ・A・ミラー氏去勢犬用の人工睾丸を開発し、約10年前から販売を開始し、これまでに15万個以上を売った。
文学賞ナイジェリアのインターネット起業家たちとその協力者電子メールを利用して「大胆な短編物語(スパム)」を配信し、少ない資本で富豪を引き寄せ、かなりの金額を手にした。
平和賞英ニューカッスル大学のクレアー・リンド氏とピーター・シモンズ氏映画「スター・ウォーズ」の名場面集を見ているバッタの脳細胞の電気的活動の観察を行った。
経済学賞米マサチューセッツ工科大学のガウリ・ナンダ氏何度も何度も逃げて隠れる目覚まし時計を発明。この目覚まし時計を使うことにより、寝ている人は起き上がって、目覚まし音を止めることが必要となる。その結果、労働可能時間が増え生産性が高まった。
化学賞ミネソタ大学のエドワード・カスラー氏とブライアン・ゲットルフィンガー氏長い間、結論が出なかった「人類は水とシロップの中の、どちらでより速く泳げるか?」という科学的な疑問について入念な実験を行った。
生物学賞オーストラリア・アデレード大学のベンジャミン・スミス氏、ジェームズ・クック大学のクレイグ・ウィリアム氏、アデレード大学のマイケル・タイラー氏、オーストラリア・ワイン研究所の早坂洋司氏(※)ら匂いを発するカエルの分泌物の機能と系統発生的意義についての調査。131種類のカエルがストレスを感じた際に発する匂いを、辛抱強く嗅ぎ続けて分類した。
栄養学賞日本が誇る発明家・ドクター中松氏毎回の食事内容を34年前から写真で記録し続け、現在も継続中。
流体力学賞ドイツ・ブレーメン国際大学のビクトル・ベンノ・メイアロコウ氏とハンガリー・エトヴォシュ・ローランド大学のヨゼフ・ガル氏基本的な物理法則を使ってペンギン体内の圧力を計算し、その詳細を「ペンギンが糞を出す時に生じる圧力:鳥類の排便における計算」にまとめた。

ところで、この賞の選考委員ですが、世界中の科学者や博士、ノーベル賞受賞者...

そして、前科者(?)など50人余りで構成されているそうです。

※ 生物学賞受賞者の一人、オーストラリア・ワイン研究所の早坂洋司氏を、ハヤカワ・ヨージ氏と誤記していました。
ところが何と!お兄さんがこのエントリーを見られて、コメントをくださいました。申し訳ありませんでした。訂正してお詫びいたします。

投稿者 messiah : 08:18 | コメント (2) | トラックバック

2005年10月10日

ハングリーであれ、馬鹿であれ(最終話)

スティーブ・ジョブズ10/8の続き、最終話です。

米スタンフォード大学の卒業式で、アップルコンピュータ社CEOのスティーブ・ジョブズ氏が、印象に残る名スピーチを卒業生に贈りました。

これは和訳されて日本でも多く読まれ、「鳥肌が立つほど素晴らしい」という評価もあります。

その最終話(第四話)をお届けします。

スピーチのエンディングは、原文と和訳を掲載しておきます。

When I was young, there was an amazing publication called The Whole Earth Catalog, which was one of the bibles of my generation. It was created by a fellow named Stewart Brand not far from here in Menlo Park, and he brought it to life with his poetic touch. This was in the late 1960's, before personal computers and desktop publishing, so it was all made with typewriters, scissors, and polaroid cameras. It was sort of like Google in paperback form, 35 years before Google came along: it was idealistic, and overflowing with neat tools and great notions.

Stewart and his team put out several issues of The Whole Earth Catalog, and then when it had run its course, they put out a final issue. It was the mid-1970s, and I was your age. On the back cover of their final issue was a photograph of an early morning country road, the kind you might find yourself hitchhiking on if you were so adventurous. Beneath it were the words: "Stay Hungry. Stay Foolish." It was their farewell message as they signed off. Stay Hungry. Stay Foolish. And I have always wished that for myself. And now, as you graduate to begin anew, I wish that for you.

Stay Hungry. Stay Foolish.

Thank you all very much.
全地球カタログ
The Whole Earth Catalogue 最終号
q.f. aki's STOCKTAKING

私が若い頃、"The Whole Earth Catalogue(全地球カタログ)"という、とんでもない出版物があって、同世代の間ではバイブルの一つになっていました。

それはスチュアート・ブランドという男がここからそう遠くないメンローパークで製作したもので、彼の詩的なタッチが誌面を実に生き生きしたものに仕上げていました。

時代は60年代後半。パソコンやデスクトップ印刷がまだ普及する前の話ですから、媒体は全てタイプライターとハサミ、ポラロイドカメラで作っていました。

だけど、それはまるでグーグルが出る35年前の時代に遡って出されたグーグルのペーパーバック版とも言うべきもので、理想に輝き、使えるツールと偉大な概念がそれこそページの端から溢れ返っている、そんな印刷物でした。

スチュアートと彼のチームはこの”The Whole Earth Catalogue”の発行を何度か重ね、コースを一通り走り切ってしまうと最終号を出しました。

それが70年代半ば。私はちょうど今の君たちと同じ年頃でした。

最終号の背表紙には、まだ朝早い田舎道の写真が1枚ありました。君が冒険の好きなタイプならヒッチハイクの途上で一度は出会う、そんな田舎道の写真です。写真の下にはこんな言葉が書かれていました。

Stay Hungry. Stay Foolish.
(ハングリーであれ、馬鹿であれ)

それが断筆する彼らが最後に残したお別れのメッセージでした。

Stay Hungry. Stay Foolish.

それからというもの私は、常に、自分自身そうありたいと願い続けてきました。

そして今、卒業して新たな人生に踏み出す君たちに、それを願って止みません。

Stay Hungry. Stay Foolish.

ご清聴ありがとうございました。



ジョブズ氏の「贈る言葉」が終わると、聴衆は皆立ち上がり、スタンディングオーベイションで彼に感謝の意を伝えました。

ジョブズ氏は、大学入学と中退、起業と成功、挫折と復活、出会いと死...つまり、彼の半生の中で特に心を揺すぶる出来事について語りました。

彼のスピーチに感動した卒業生は多かっただろうと思います。

しかし、..................

このスピーチに最も反応したのは、実は他ならぬ、社会に出て活躍している”大人たち”だったのです。ネット上には、「今まで知らなかったけれど、偉い人だとわかった」、「これでますますアップルが好きになりました」といったコメントで溢れています。

20代、30代、40代、50代...と幅広い世代の”大人たち”を痺れさせたモノは何なのでしょうか?

世界で最も成功した企業家の一人であるスティーブ・ジョブズ氏。しかしその成功の影には、回り道あり、挫折あり、死の恐怖あり...。

また一方で、予期せぬ出会いもあれば奇跡もあった。

”大人たち”もそれぞれに、ジョブズ氏と似たような人生の「明」と「暗」を体験してきた。その自分の過去を振り返って、自分自身の今を見つめ直し、ジョブズ氏に元気をもらったのではないか。

”大人たち”は、最後の「ハングリーであれ、馬鹿であれ」の意味をそれぞれの思いで味わったに違いありません。

q.f. PLANet blog.iBlog of Seiten

投稿者 messiah : 10:05 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月09日

ナイジェリア詐欺師がイグ・ノーベル文学賞を受賞

イグ・ノーベル賞
The Ig Nobel Web Page
「愚かなノーベル賞」を意味するノーベル賞のパロディ版「イグ・ノーベル賞」の2005年受賞者が発表され、日本からは2002年から連続して4年、受賞者が出ました。
こちらを参照)

2005年の日本人受賞者は発明家のドクター中松氏。

自分が食べた食事を34年間欠かさず毎回写真で記録し、食べ物が頭の働きや体調にどのような影響を与えるかを継続的に研究していることで、「栄養学賞」を受賞しました。

この他、「スターウォーズ」鑑賞中のバッタの脳細胞の活動を電気的に監視したニューキャッスル大学のクレア・リンド氏とピーター・シモンズ氏が平和賞を受賞。

マサチューセッツ工科大学のガウリー・ナンダ氏は、何度も逃げ隠れする目覚まし時計を発明して経済賞を受賞しました。

しかし、。。。サプライズはコレ!

ネット詐欺の手口として有名になった「ナイジェリア詐欺」の考案者(何者?)が文学賞を受賞したことです。

「ナイジェリア詐欺」、それは...

ある日、ナイジェリア人と名乗る男からこんなメールが突然あなたに届きます。

この件はくれぐれも内密にお願いします。
私の父は、銀行口座に20億円の預金を残し昨年の暮れに亡くなりました。
身寄りの無い私は、全額相続したのですが、事情があり現在その預金を自分ではどうすることも出来ません。
それどころか私を陥れようとするグループにより、その預金はもうすぐ私の物でなくなってしまいます。
そこで、その預金を確保する為に手助けをしてくれる方をWeb上で懸命に探し、適任と思われるあなたを見つけました。
事態は急を要します。あなたの国籍は問いません。
今は、人を欺く事のない正義感の有るあなたの協力が必要なのです。
あなたが行う作業は簡単です。
まず、20億円の預金をあなたの口座に早急に移してもらいます。その内の10%はビジネスとしてあなたが行ってる事業に投資します。
次に70%を指定する私の口座へ振り込んでください。そして残りの20%はあなたへの謝礼としてあなたが受け取ってください。
私は今、とても困っています。迷惑は掛けません。どうか早急に私に連絡してください。

そして、「送金を処理するための少額の手数料さえ支払ってもらえれば取引は10日で完了する」と言って手数料を振り込ませてドロン、という手口です。

他にも、詐欺師は(ナイジェリアの軍事独裁者)サニ・アバチャ将軍やその妻などを名乗り、「莫大な財産を引き出す手助けをしてくれたら多額の謝礼を支払う」とするメールを送り、受信者から手数料の名目で金をだまし取ろうとするのです。

こんな馬鹿げた取引の話をもちかけられたところで、あんまりばかばかしくて、誰だってすぐに「削除」キーを押すに決まっていると思うところですが...

驚いたことに、この手の「ナイジェリア詐欺」による被害額は、米国だけで毎年数億ドルにのぼるのです。

「ナイジェリア詐欺」が文学賞を受賞した理由は、「一連の大胆な(文学的?)ショートストーリーを作り出し、メールで多数の人に配布した」ことからのようです。

文学賞をとった詐欺師は、世界で初めてではナイジェリア?

Oyaji-gag-de-shitsurei...m(_ _)m

quote ITmedia

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2005年10月08日

ハングリーであれ、馬鹿であれ(第三話)

スティーブ・ジョブズ10/6の続きです。

米スタンフォード大学の卒業式で、アップルコンピュータ社CEOのスティーブ・ジョブズ氏が、卒業生にスピーチを贈りました。

「鳥肌が立つほど感動した」と言う人もいる、その第三話は...意外なものでした。



ジョブズ氏は、17歳の時に読んだ本にこんな事が書かれていたと言います。

「来る日も来る日も今日が人生最後の日と思って生きるとしよう。そうすればいずれ必ず、間違いなくその通りになる日がくるだろう」

それは彼にとって強烈なインパクトを与える言葉でした。

それから現在に至るまでの33年間、彼は毎朝、鏡を見て自分にこう問い掛けるのを日課としてきたそうです。

「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」

それに対する答えが「NO」である日が幾日も続くと、そろそろ何かを変える必要があると自戒したというのです。

さらに彼は、1年ほど前に自分の身に起こった恐怖の体験を語リ出します。

「今から1年ほど前、私は癌と診断されました。 朝の7時半にスキャンを受けたところ、私のすい臓にクッキリと腫瘍が映っていたんです」

医師たちは彼に打ち明けました。「これは治療不能な癌の種別とほぼ断定していい。余命3ヶ月から6ヶ月、それ以上は生きることは望めないだろう」と。

主治医は彼に、家に帰って仕事を片付けるように助言しました。これは医師の世界では「死に支度をしろ」という意味でした。

「子どもたちに今後10年の間に言っておきたいことがあるのなら、思いつく限り全て、なんとか今のうちに伝えておけ、ということです。たった数ヶ月でね。それはつまり自分の家族がなるべく楽な気持ちで対処できるよう万事しっかりケリをつけろ、ということです。それはつまり、さよならを告げる、ということです」

しかし...未だジョブズ氏は生きているはず。先日も日本に来た。あれは影武者か?

彼は続けます。

「私はその診断結果を抱えて、丸1日過ごしました」

「そしてその日の夕方遅く、バイオプシー(生検)受け、喉から内視鏡を突っ込んで中を診てもらったんです。内視鏡は胃を通って腸内に入り、そこから医師たちはすい臓に針で穴を開け腫瘍の細胞を幾つか採取しました」

「私は鎮静剤を服用していたのでよく分からなかったんですが、その場に立ち会った妻から後で聞いた話によると、顕微鏡を覗いた医師が私の細胞を見た途端、急に泣き出したんだそうです。」

<一体何が起こった?>

「何故ならそれは、すい臓癌としては極めて稀な形状の腫瘍で、手術で直せる、そう分かったからなんです」

そして、ジョブズ氏は手術を受け、手術は成功して健康を回復したのです。

正に奇跡ですね。(悪運の...ではなく強運な方です)

彼はこの死と直面した体験を経て実感したことを卒業生に語っていきます。

「こういう経験した今だから多少は確信を持って君たちに言えることなんだが、誰も死にたい人なんていないんだよね。天国に行きたいと願う人ですら、まさかそこに行くために死にたいとは思わない」

「にも関わらず死は我々みんなが共有する終着点なんだ。死はおそらく生が生んだ唯一無比の、最高の発明品だろうと思う」

「それは要するに、古きものを一掃して新しきものに道筋を作っていく働きなんです。今この瞬間、新しきものと言ったらそれは他ならぬ君たちのことだ。しかしいつか遠くない将来、その君たちもだんだん古きものになっていって一掃される日が来る。とてもドラマチックな言い草で済まんけど、でもそれが紛れもない真実なんです。」

「君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を(真似て)生きて無駄にする暇なんかない。それは他の人たちの考え方が生んだ結果とともに生きていくということだからね。その他大勢の意見の雑音に自分の内なる声、心、直感を掻き消されないことです。自分の内なる声、心、直感は、君が本当になりたいことが何なのか、もうとっくの昔に知っているんだから...」

ジョブズ氏は、「大切なことは、あなたの心や直感に従う勇気を持ちなさい」と強調して、「死」を怖れることなく勇気をもって進むことを説きます。

いよいよスピーチは、感動のエンディングへと。。。

第三話おわり(次回、最終話)

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2005年10月07日

日本の未来のために「今日も行ってきまーす!」

ズル休み日本人は基本的には、勤勉で真面目です。

しかし、どんな真面目人間でも、会社をズル休みした経験はあるのではないでしょうか。

ところが、「あなたはどうですか?」と聞かれて、

「私?してます。してます。自慢じゃないが月平均1回は...」なぁんて、公然と言えない話なのです。

従って、その実態は誰も知らないし掴めていません。

ところが、お国が変れば文化も変る...アメリカでは、この掴み難い「ズル休み」の実態を統計にしてしまいました。

求人情報サイトのキャリアビルダー社が、8月に2450人を対象として行った調査では、アメリカの会社員の43%が、ここ1年の間に少なくとも1回は仮病を使って仕事を休んだ経験があると回答したそうです。

そして、2004年の35%という数字を大きく上回ったことが明らかになりました。

ズル休みをした理由

というのがBEST、いやWORST5です。

ズル休みをする人が最も多いのは水曜日でした。

調査では、回答者の27%が、病気を理由に週の中ほどで休みをとったとのことです。

月曜日や金曜日に休んで週末を延長する人もいましたが、こうした休み方をすると、上司に仮病と疑われやすいので水曜日あたりが人気が高い?ようです。(しっかりとソロバンを弾いてますね)

仮病以外に、こんな唖然とする理由で休もうとした人がいました。

アメリカではこういうジョークもありか?日本ではとても考えられません。

しかし彼らとて、こんなジョークがいつまでも上司に通用すると考えるのは間違っているようで、マネージャークラスの23%が、正当な理由なく欠勤した社員を解雇したと回答しています。

では、どうすればズル休みをしたくなった時、それを乗り越えられる自分を作れるか?

いろんな方法があります。それは自分で探して自分のものにするしかないと思います。

筆者の知っている人で、朝起きた時に自分にこんな暗示を毎日かけている人がいます。

「私が今日、会社に行かなければ会社は潰れるかも知れない。会社を救うために私は会社に行く」

「この会社が潰れたら日本の未来はなくなる。日本を救うために私は会社へ行く」

そして、妻が玄関まで見送りにきた時、妻に向かっていつもの一言...

「日本の未来ために、行ってきまーす」

妻が言います。

「あなた忘れ物はありませんか。日本のために頑張って、行ってらっしゃい」...と。

quote CNET Japan

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2005年10月06日

ハングリーであれ、馬鹿であれ(第二話)

スティーブ・ジョブズ
10/4の続きです。お待たせしました。(えっ、待ってない?)

米スタンフォード大学の卒業式で、アップルコンピュータ社CEOのスティーブ・ジョブズ氏が、印象に残る名スピーチを卒業生に贈りましたが、その第二話はこれです。

愛と敗北

人生の早い段階でやりたいことを見つけたジョブズ氏は、スティ-ブ・ウォズニアク氏と共同でアップルコンピュータ社を立ち上げます。

その出発点は、両親の家のガレージでした。2人は懸命に働きます。

そして10年の時が流れ、ガレージで2人からスタートした会社は、従業員4000人、売上20億ドルの大企業に成長していました。

ジョブズ氏は、アップル社が大きくなったので自分の右腕として会社を動かせる優秀な人間を雇います。ジョン・スカリー氏です。

ジョン・スカリー氏は、ペプシコーラ時代に、コカコーラvsペプシコーラ戦争でペプシに勝利を導いた営業手腕が認められ、ジョブズ氏に「一生を砂糖水を売って過ごすのか、それとも世界を変えてみないか?」と口説かれて1983年アップル社に引き抜かれます。

ところが、それがジョブズ氏の挫折への幕開けとなります。

最初の1年こそ順調でしたが、ジョブズ氏とスカリー氏の間に、アップル社の将来ビジョンへの食い違いが起こり、対立に発展していきます。

そして、運命のXデー。

二人が決裂する段階になって、取締役会議がスカリー氏を支持し、ジョブズ氏は会社から追い出されます。

「自分が社会人生命の全てをかけて打ち込んできたものが消えたんですから、私はもうズタズタでした」

「数ヶ月はどうしたらいいのか本当に分からなかった。自分のせいで前の世代から受け継いだ起業家たちの業績が地に落ちた、自分は自分に渡されたバトンを落としてしまったんだ、そう感じました」

この事件は世界中に広く知れ渡り、彼は「最も有名な失敗者」という烙印を押されたのです。そして彼は、シリコンバレーを去ろうとまで考えた...

ジョブズ氏がそのどん底から如何にして這い上がったのかは、このスピーチの中では触れていません。

時間の関係があるし、話をしたらキリがないし、おそらく筆舌に尽くしがたいからなのでしょう。(本当はそのあたりを聞きたいところですが...)

彼は続けます。

「ところが、そうこうしているうちに少しずつ私の中で何かが見え始めてきたんです。私はまだ自分のやってきた仕事が好きでした。アップルでのイザコザはその気持ちをいささかも変えなかった。振られても、まだ好きなんですね。だからもう一度、一から出直してみることに決めたんです」

「その時は分からなかったのですが、やがてアップルをクビになったことは自分の人生最良の出来事だったのだ、ということが分かってきました」

「あらゆる物事に対して以前ほど自信を持てなくなった代わりに、自由になれたことで、私はまた一つ、自分の人生で最もクリエイティブな時代に足を踏み出すことができたんです」

その後の5年間で、彼はNeXTという会社を興し、ピクサーという会社を作り、素晴らしい女性と恋に落ちて結婚します。

ピクサーはやがてコンピュータ・アニメーションによる世界初の映画「トイ・ストーリー」を創り、今では世界で最も成功しているアニメーション・スタジオとなっています。

人生には、Xデーもあれば、ラッキーセブンもある。(運命の女神はいつも気まぐれ...)

思いがけない方向に話が進み、アップル社がNeXTを買収します。そして、ジョブズ氏はアップル社に復帰したのでした。

NeXTで開発された技術は現在、アップル社の改革の心臓となっています。

「愛と敗北」...敗北の話はわかりました。それでは”愛”の方は?

ジョブズ氏は言います。

「アップルをクビになっていなかったらこうした事は何ひとつ起こらなかった、私はそう断言できます」

「人生には時としてレンガで頭をぶん殴られるようなひどいことも起こるものなのです。だけど、信念を放り投げちゃいけない。私が挫けずにやってこれたのはただ一つ、自分のやっている仕事が好きだという、その気持ちがあったからです」

「皆さんも自分がやって好きなことを見つけなきゃいけない。それは仕事も恋愛も根本は同じで、皆さんもこれから仕事が人生の大きなパートを占めていくだろうけど自分が本当に心の底から満足を得たいなら進む道はただ一つ、自分が素晴しいと信じる仕事をやる、それしかない」

「そして素晴らしい仕事をしたいと思うなら進むべき道はただ一つ、好きなことを仕事にすることなんですね。まだ見つかってないなら探し続ければいい。落ち着いてしまっちゃ駄目です」

締めくくりに彼はこう言います。

「素晴らしい恋愛と同じで、そういうのは見つかるとすぐピンとくるものだし、年を重ねるごとにどんどん良くなっていく。だから探し続けること」

人生には敗北を味わう事もあるが、後から振り返ると、それさえ肯定してしまえる次元があるようです。しかし、そんな境地に至るには、何と言っても、愛する仕事と愛する女性が必要だっていうことでしょうか。

スピーチはこの後、意外なクライマックスへと突入して行きます。

第二話おわり(続きをお楽しみに...)

投稿者 messiah : 08:48 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月05日

福袋を潜ませたのには深いわけ?がある

Think different
by nanoblog
アップルコンピュータ社のMac mini(小型パソコン)を今週買った人は、先週販売されていたものより高速なマシンを手にしているかも知れない。

アップル社は、一般のMac miniの中に、処理能力を強化したMac miniを潜ませて出荷し始めたことを認めました。

しかし、新しい高速マシンが入ったパッケージには、そのことを示す記載はありません。

そのため顧客には、自分が買おうとしているものが新モデルかどうかを見分ける方法はない、ということです。

同社は「一部のMac miniには、公開されている仕様よりもわずかに高性能なパーツが搭載されている可能性がある。ただし、公開されている仕様にも部品番号にも一切変更はない」と声明を出しました。

アップルのファンサイトThink Secretによると、一部のモデルには、現行の1.42GHzではなく1.5GHzのプロセッサが搭載されているほか、記録型DVDドライブの高速化や、ビデオメモリの増量、そしてBluetoothワイヤレスインタフェースの強化が行われていると言っています。

専門家が曰く、「なぜ彼ら(アップル)がこんなことをするのか、私にはわけがわからない」

また続けて曰く、「こんなふうに仕様の違う製品を一緒に流通させるべきではないし、またそれを顧客に知らせないというのも良くない」

コンピュータのハードウェア仕様に重要な変更があった場合は、新しい部品(製品)番号が与えられるのが一般的で、PC小売市場の調査担当は、今回の措置は「極めて異例」だとしています。

従来、ある製品をアップグレードして販売する場合、既存製品を割引して流通チャネルにある在庫を一掃させた後でリリースするというのが一般的な方法です。

それを根底から覆す今回の措置について、販売業者間での評判はよくないようです。

では、エンドユーザーから見るとどうでしょうか?

日本で言えば、開けてビックリ!お買い得な「福袋」パソコンといったところです。

しかし、この「福袋」が、実績も経験もあるアップル社の何らかのミスによって偶然生まれたものとは考えにくい。

筆者はそこに、アップル社のしたたかな戦略を感じるのです。

確かに流通、小売業者にとっては顧客への説明が出来ない。その結果、販売チャネルからの反発のリスクはあります。

しかし、「アップルが何をやらかすかは誰もわからない」という独特の社風を、エンドユーザーが理解し納得している可能性は低くないと思います。

否むしろ、アップルユーザーとはそういうThink different(人とは違うことを考える)な人たちの集合とも言える。

エンドユーザーの中には、高性能版に全部置き換わるまで買うのを待とうという人が出てくるかも知れませんし、福袋期待で買う人も出てくるでしょう。

この話がクチコミで広がるとMac Miniの製品かケースかどこかに違いを区別する印はないだろうかと探す人が出てくるかも...

マニアなら、製品を分解して構成パーツの品番やシリアルナンバーで判別しようとする人が出てくるかも知れない。(分解するとサポートが受けられなくなることを承知で)

そして、こうした動きがブログなどで紹介されてネットで広まっていけば、エンドユーザー(マックファン)がMac Miniの広告宣伝部門になります。

最近、ヒット商品に恵まれて勢いづいているアップル社ですから、遊び心と下心を持って、ちょっとした試みとして行っていると見てもおかしくないでしょう。(むしろ妥当な線ではないかと...)

結果的にヒットすれば、販売業者もこの措置を「アップルだから仕方ない」と諦めることでしょう。

アップル社が福袋を潜ませた理由、あなたはどう判断しますか?

by CNET Japan

投稿者 messiah : 08:00 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月04日

ハングリーであれ、馬鹿であれ(第一話)

スティーブ・ジョブズ
by Stanford University
米スタンフォード大学の卒業式(6/12)で、アップルコンピュータ社CEOのスティーブ・ジョブズ氏が、印象に残る名スピーチを卒業生に贈りました。

これは和訳されて日本でも多く読まれ、「鳥肌が立つほど素晴らしい」という評価もあるようです。

ちょっと大げさな!...ですが、そう言えないこともない。

その判断は読者にお任せしますが、筆者はその内容をザックリとご紹介しておきます。

ジョブズ氏のスピーチは、3つの話から成っています。

  1. 点と点
  2. 愛と敗北

まるで、小説のタイトルみたいで、どんな話をするのかワクワクさせるものがあります。

点と点

その昔、大学に入学したジョブズ氏はこんなことを考えます。

「私は、私の人生で何がやりたいか全くわからないし、私がそれを見つける手助けを、大学がどのようにしてくれるのかもわからない」

「なのに、ここで私は、両親が全生涯をかけて貯めたお金を全て使おうとしている」

少し説明すると、ジョブズ氏は生まれてすぐに養子として他家に引き取られたので、ここで言う両親とは産みの親ではありません。その生い立ちを詳しくは語っていませんが、「労働者階級の親の稼ぎはすべて大学の学費に消えていく」と語り、育ての親への感謝の気持ちや幾分、オブリゲーション(義務に近い責任)が感じられます。

ジョブズ氏は半年後に退学届を出します。しかし、その後も18ヶ月間は”もぐりの学生”として大学の講義を受けていたと告白しています。

彼はその間、自分が興味を持てる講義を探していくうちに、カリグラフィー(飾り文字)に出会い、興味を抱き、それに没頭しはじめます。

カリグラフィーカリグラフィーは「西洋書道」とも言われ、専用のペンを使って美しいアルファベットを書く技術のことです。ヨーロッパでは、店の看板や表札など、街のいたるところで目にすることができます。その歴史は古く、6世紀頃ヨーロッパに修道院ができ、写本が作られるようになったのが始まりと言われています。その後の印刷技術の発達により写本はなくなっていきましたが、長い歴史の中で様々な書体が生まれました。

ジョブズ氏は、セリフ(欧文活字のひげ飾り)やサンセリフの書体、活字の組み合わせで字間を変えたりできる印刷活字(フォント)の作り方などを勉強します。

セリフ[serif]やサンセリフ[sans-serif]は現在でもパソコンの書体として使われています。このブログの書体はサンセリフです。日本ではゴシック体と呼ばれることが多いが、本来のゴシック体はサンセリフ体とは異なる。

その時の経験や知識が、後に、アップルコンピュータの名を不動のものとした「マッキントッシュ(マック)」のコンセプトになるとは思ってもいなかったでしょう。

「こうして当時、自分の好奇心と直感の赴くままに身につけたことの多くが、後になって、値段がつけられないぐらい価値のあるものだって分かってきたんですね」

「この時の経験が丸ごと私の中に蘇ってきたんですね。で、僕たちはその全てをマックの設計に組み込んだ。そうして完成したのは、美しいフォント機能を備えた世界初のコンピュータでした」

一見して何の結びつきもないカリグラフィーとマックが1つにつながる不思議...

ジョブズ氏は続けます。

「もし私が大学の”あの”コースに寄り道していなかったならば、マックは複数書体も入っていなかったし、字間調整フォントも無かったでしょう」

「もし私が大学を退学していなかったら、このカリグラフィーの授業を受けていなかったであろうし、パソコンも今あるように素晴らしい活字を搭載していなかったかもしれない」

「私が大学にいた頃は、先を見て点と点を結ぶことは不可能でしたが、10年後に振り返ってみると非常にはっきりとしています」

「あなた達は、先を見て点と点を結びつけることは出来ないけれども、過去を振り返って繋げることは出来るんだ」

「だから、あなた達は将来、点どうしが何らかの形でつながってくることを信じるべきなんだ」...と。

ジョブズ氏は、好奇心と直感の赴くまま、自分の感性に素直に従って生きることの重要さを訴え、「信じること」すなわちそれは「信念をもち続けること」であり、それを忘れないで生きて行けば、最後に点と点はつながる。

点と点をつなぐのは、あなた自身(の心次第)だと言いたかったのでしょう。

第一話おわり(続きは、またの日...)

投稿者 messiah : 08:16 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月03日

民主党の前原代表 ブロガーとなるか?

民主党は、衆院選で自民党に大敗した要因として、「自民党が改革政党で、民主党は抵抗勢力だというレッテルを張られた」と分析しているようです。

特に、若者を中心とするインターネット世代に対するPRで、自民党に水をあけられたことが大きな要因と見ているとのこと。

そのため、前原代表は鳩山幹事長に対して、マスコミ対策や党のホームページ作りなどを担当する広報宣伝部門を一元化するように指示しました。

前原氏自身もインターネット世代に近いだけあって、ネットの持つ底知れぬ力が、将来、確実に政治の世界にも影響を及ぼすだろうと考えているようです。

そして、党内に「メディア戦略室」(仮称)を新設し、HPや機関誌の刷新をはじめ、前原氏自身のブログを開設することを検討しているそうです。

しかし、今頃になってそんなレベルの話が出てくる...選挙で負けるわけです。

自民党は選挙前に、日本の著名なブログ運営業者やブロガーを集めて懇親会を開き、自民党のネットに対する熱心な姿勢をいち早くPRしていましたから。

しかし、過去のことは反省して次に同じ過ちを犯さないこと。

信念を持って行動すること。

それには若さが武器となります。

党内からは「中身が伴わないと、すぐに飽きられてしまう」と冷ややかな声も出ているそうですが、言うばかりで実行しない輩の雑音は無視すべし。

民主党には従来、「次の内閣の〇〇大臣」という肩書きでお互いを呼び合う慣行がありました。

前原氏はこれを「選挙に敗れた今、ママごとに見られてしまう」といって廃止しました。

これは、現実に則さないものを慣行にとらわれず排除した点で、誰からも異論が出ないキレのある判断でした。

しかし、政党の代表がブログを公開し情報発信することは、自分の言動を動かぬ証拠として残すことに他なりません。

自分の言動に対する責任が文字として残るので、ロッキードではないが「記憶にございません」は通じない。

前原氏には、腹を括ってブログを開設してほしいですね。

by YOMIURI ONLINE

投稿者 messiah : 08:30 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月02日

格好良過ぎる?現代っ子の名前

明治安田生命は、大正元年から平成16年までの生まれ年別に男子につけられた名前のランキングを調査してHPに公表しています。

それによると。。。

大正元年に生まれた男子の名前で最も多かったのが、「正一(しょういち)」という名前です。

大正の”正”に、元年を表す”一”を組み合わせたものです。

なんの捻りもないストレートな名前ですが、わかりやすいことは間違いない。

元号が変わった記念すべき年に誕生した息子に最もふさわしい名前だったのでしょうね。

そして、大正2年に最も多かったのが「正二(しょうじ)」!

ちょっと手を抜いた?感じもしますよね。

ところが、まさかと思っていたら大正3年は...「正三(しょうぞう)」でした。

そして、大正4年は予想もつかないでしょうが、清(きよし)がトップ。

ところが、この清という名前はその後、大正9年から昭和12年までの18年間に12回トップとなるポピュラーな名前となります。

さらに、大正元年から昭和30年までの44年間でも、常にベスト10の上位を独占し続けたロングセラーな名前でもあります。

面白いことに、大正9年頃から清のような1文字だけの名前が流行していきます。

清・弘・勇・実・博・進・正・茂・隆・稔・明・昇・武・勉・勝・勲・功・昇・昭といった名前が昭和34年まではほとんど上位を独占しています。

さて、清(きよし)の跡を継いで絶大な人気を誇ったのは、昭和32年から昭和53年の22年間で18回トップをとった誠(まこと)です。

昭和54年からは大輔(だいすけ)の8連覇があります。

さて、平成になると翔(しょう)、翔太(しょうた)が流行し、大輝(だいき)に人気が集まり、その後は分裂気味です。

流行は繰り返すと言いますが、名前の流行には大きなサイクルが見当たりません。最近ではその時代の象徴(人気芸能人やその時々のヒーロー)にあやかった名前をつけているからでは、と思います。

因みに、平成16年のランキングは次のような通りです。

  1. 颯太
  2. 翔太、拓海
  3. 大翔
  4. 翔、優斗、陸

少子化により、親が、子供一人当りの命名にかける時間が昔とは比較にならないくらい多く、かつ個人主義の発達で個性を重視する傾向があるのでしょう。

どれもこれも格好よすぎ!(多少ひがみを含む)

ところで、この調査で男子の名前の雛型も言える「太郎・次郎」がどこにも出てこないのが不思議です。

by 明治安田生命

投稿者 messiah : 09:56 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月01日

普通が楽、普通が一番!

国勢調査が行われています。

昔は調査員の方が、一軒一軒の家を順に訪問して玄関先に「どっこらしょ」と腰を下ろして、聞き取りしながら調査票に書いていたような記憶があります。(ちょっと薄れた記憶なのですが)

昔といってもどのくらいでしょう、三十年以上もしかすると四十年?も前のことかも。

そういった対人コミュニケーションも今では過去のもの。

今回の国勢調査では担当の方が調査票を持ってきて、「これ、来週月曜日に取りに来ますからよろしく」ってなかんじでした。

それはまだいいんですが...

最近は、お隣やお向かいの人と顔を合わせても、見て見ぬ振りをきめこむ人が多い気がします。

東京に単身赴任していた時には、隣の人の顔を一度も見なかった、という不思議な時間空間を経験していますから驚きはしませんが。。。

それでも...やっぱり、どこか変ですよ。

筆者は朝、玄関先を掃除している時に、お向かいやお隣の人がゴミを出しに来るのを見ると必ず「おはようございます」と挨拶するようにしています。

最初の頃は、相手の人がちょっと引いてしまう反応をするので、自分の行動の方がもしかしておかしいのかな?と首をかしげることもありました。

しかし「そんなはずはない」と信じて続けていると、相手の人もいつか呼応してくれるようになりました。

最近では相手の方から先に挨拶をして来られる時もあります。

そう!これがやっぱり「普通」なんだよ、と確信したわけです。(普通が楽、普通が一番!)

「普通」にやればいいことを、無理に「普通」でないように変えてしまっている現代人は間違いなく多いと思います。

「普通」でないことを無理にやってストレスを貯めてばかりいないで「普通」に生きましょうよ。ネッ

<おまえモナー> えっ?

投稿者 messiah : 09:11 | コメント (0) | トラックバック